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地下階のある建築物の地震による水平力の検討
建築士独学中です。 「地下階のある建築物の地震による水平力の検討では、地下外壁を介して地中に伝達される水平力と杭が負担する水平力を別々に行う」 とありました。 意味が取れないので解説お願いします。 地下階や杭に作用した地震力が他方から逃げていくと仮定すると危険側の設計になってしまうので避けるということを言っているのでしょうか?
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恐らく、杭設計用水平力の分担率に関する記述と考えられます。 建物の根入れ部分(地盤面以下で杭頭までの間の部分)は、杭と同様に側面を土によって支えられていると考えることも可能です。 したがって、その部分(根入れ)が負担できるであろう水平力を、建物の高さと根入れ部分の深さの関数によって計算することが許されています。 イメージとしては、全水平力=杭の水平力+根入れ部分の水平力(土の抵抗力)、です。 また、根入れ部分の水平力に対して各部材が抵抗できることを検証する必要があります。 しかし、あくまでも杭の設計用水平力の低減に関する項目ですので、上部構造体はこの低減を使用することは出来ません。 ちなみに、液状化の発生が予想される地盤には適用できません。 当然ですよね、液状化が発生すると土としての抵抗力が失われますから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 別の問題で「杭の設計用水平力は、建物物の地上部分の高さおよび基礎の値入深さに応じて、基礎構造物に対する設計用水平力よりも小さい値とすることができる」というのを逆の言葉で言い換えたものだったんですね。