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国会運営が苦しくなる?

TVで「教育基本法で野党が欠席し、安部総理の国会運営は これから先ますます苦しくなるだろう」って 言ってたんですが、何で苦しくなるんですか? 苦しいって何ですか?

みんなの回答

回答No.4

国会審議の時間的制約に対して「苦しくなる」ということだと思います。 与党がどんなに圧倒的多数であっても、何の審議もなしに法案を可決成立させることはできません。さらに日本の国会の制度的特徴として、 ○比較的短い会期制、会期延長にも一定の制約 ○会期不継続原則(審議未了なら次期国会でやり直し) ○二院制 などがあります。しかも内閣提出法案は教育基本法改正案だけではありません。その意味で議事運営と時間管理がとても重要になります。 一方、法律事項ではないのですが、 ○委員会の定例日(曜日)の慣例 ○議事運営の与野党合意などの慣例 という制約もあります。 このような制度的前提の結果として、野党は、マクラ(例:民主党が対案の法案をいくつか提出して審議を要求)、質問攻め(例:やらせ質問問題、履修問題)、不信任決議案の提出(例:麻生外相)、などによって審議を遅らせ、政府提出の与野党対決法案を廃案へ持ち込む戦略をとることがあります。 今回の野党の審議拒否も、議事運営の与野党間合意という「慣例」を政府・与党に破らせることによって教育基本法改正案の正統性を揺るがす、というものです。審議拒否がほかの法案審議に波及すれば審議未了の内閣提出法案が生じる恐れも出てきます。議席の過半数を占める与党とて、慣例を無視して単独審議を続けるわけにはいきません。 一方、野党も、いつまでも審議拒否を続けていたら有権者から見放されてしまいます。双方とも世論の動向を気にしながら方針を決め、折り合いをつけることになります。 試金石のひとつになるのが明日の沖縄県知事選です。地方選挙であっても、有権者は国政のことも念頭に置いて投票すると考えられます。福島県知事選を含めて2週続けて連勝となれば、野党は「世論の支持を得た」として強気な国会戦略を継続できるでしょう(審議拒否は続けられないとしても)。逆に、教育問題に敏感な沖縄で敗北したとなれば、野党の国会戦略もかなりの軌道修正を迫られると思います。

  • kb-nike
  • ベストアンサー率36% (72/200)
回答No.3

大して苦しくならないと思います。 「教育基本法」に関しては、最大野党である民主党も基本的に賛成していました。 今回の「欠席戦術」は、沖縄県知事選挙で共闘を組んだ「社」党への義理立てです。 常識のある国民は、その当たり見抜いています。 TVは、アメリカで民主党が勝ったこともあり、この際とばかりに、「反権力」の姿勢を示す良いチャンスとみて大げさに騒いでいるだけと思います。 「民主」は先日の衆院補選でも、「大阪」の本来「民主」のモノであった議席を落とすなど失敗しています。 (TV・新聞では「自民」の議席と言っていましたが、元々旧「民社党」の強い地域です。) この「棄権」戦術で「民主」はまた支持を減らしたとおもいます。

  • poponponpo
  • ベストアンサー率29% (965/3218)
回答No.2

世論の反感を買うからです。 わかりやすい例では、株式相場などでは有識者が推薦した株は、翌日値を上げる場合が多く、推薦の根拠が無くても効果があります。 TVで有識者が「苦しくなる」と言えば、あなたのように疑問に思うような人以外の人が安倍総理に反感を感じ、世論の人気を取り戻すために苦労すると言うことです。

  • lookfor
  • ベストアンサー率25% (52/205)
回答No.1

国会の役割は様々ですが、重要なのは、法律を審議し、立法することです。その法律に反対にしろ、賛成にしろ、野党が欠席し、与党のみで可決するということは、本来あるべき姿ではありません。 現実の立法場面では、水面下で、様々なやり取り、譲り合いなどがあるようですが、国の根幹にかかわる同法を数が揃ったからといって採決するということは、今後、野党が平たく言えば対決姿勢を強くするということになります。 そうした意味で総理が国会で様々なことを決めていくのに、困難が生じるということで「苦しく」なるのです。 現実には、野党欠席、与党のみで法案を通すことはよくあるのですが、 この法律は、国家百年の大計という教育の根幹を定めるものなので、個人的には、与党、野党ともに、「いい加減にしろ」と言いたい気持ちです。

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