• 締切済み

抗体検量線について

免疫測定に関してまったくの素人で、このような質問をするのは少々恥ずかしいのですが、抗体濃度に対する応答量により検量線を作成することで、応答量に対して未知の抗体濃度が分かりますが、この検量線の傾きというものはどういった意味を持つものなのでしょうか? 測定はセンサ表面に固相化した抗原を用いて、SPRにて行っています。 検量線を数式化するとy=ax(原点通る場合)という簡単な方程式になりますが、傾きaはどの濃度であっても変わらないことから、抗体濃度xや応答量yに依存しないもの、つまりセンサ固有のもの(センサ表面の状態など)ではないだろうか?と思っているのですが、その固有のものとはいったいどのようなものであるのかが、あいまいなところが多く困っております。 質問の内容が分かりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。

みんなの回答

  • kgu-2
  • ベストアンサー率49% (787/1592)
回答No.1

免疫法で定量した経験は無いのですが、抗体を作った経験から。 >検量線を数式化するとy=ax(原点通る場合)  生体試料を免疫法で定量した場合、横軸に抗体の濃度、縦軸には競合的に結合した抗原の量をとると、逆S字のようになり、y=axのような直線にはならないと想うのですが。原点を通るような検量線を見たことがないのですが。  この場合、センサーということなので、抗原が抗体に結合すると、電気信号が変化したりして、直線の検量線が引けるのですか。  そうであれば、aは、抗体の性質というか、結合力(親和性)ということになるでしょう。    抗体ができるすか否かは運不運。特に、極微量、超微量でも測定できるように、結合力の強い抗体を得るのに、研究者は四苦八苦しています。  したがって、別の抗体を表面に固相化すれば、他にも原因はあるでしょうが、検量線の傾きa変動するでしょう。 >抗体濃度xや応答量yに依存しないもの、 抗体の濃度を100倍、あるいは100分の1にしても、aの値は、同じですか。  生体試料の場合、100分の1にすると、同様の抗原-抗体反応になるとは思えないので。

makomaru
質問者

補足

お礼申し上げるのが遅くなり申し訳ございませんが、ご回答ありがとうございます。 本件の場合の検量線は横軸に抗体濃度、縦軸に固相化抗原に反応して得られた変化量を取ったものであります。競合的に反応させたものではありません。 詳しいことまでは解析できていないですが、濃度に対して出力が直線関係にあることから、抗体の性質によるものかもしれませんね。 実際に抗体・抗原の種類が変わることで、傾きが変わるようなデータも出ていますので… ちなみに、固相化している抗原には生体試料ではなく、低分子量の有機化合物をカップリング処理にて付けたものを使用しています。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 標準物質と検量線について

    標準物質と検量線について また前回続いて検量線ネタですが、ご容赦ください。 タンパク質定量(たとえばLowry法)の際に、「まず濃度既知のBSAを使って検量線を引いて、それから未知試料の測定を行なう」と手元の資料に書いてありますが、この検量線はBSA以外にも使えますか? ちょっと日本語が下手なのでもう少し。たとえば、この未知試料がウサギIgGだとします。ウサギIgGの発色強度は、BSAの約0.37倍しかないため、BSAから得られた検量線から濃度を求めると、見かけの濃度は実際の濃度の3分の1程度になってしまうと思うんです。今の例では、「ウサギIgGの発色強度はBSAの0.37倍」ということがわかっているため、計算後に係数を乗ずることで補正が利きますが、本当に未知のタンパクを測る場合はそうも行かないでしょう。 話は長くなりましたが、BSAから得られた検量線で、未知試料の測定を行なう場合、どのように考えればいいのでしょうか?日本語が下手で申し訳ありませんが、こちらの意図を汲んで答えてくれれば幸いです。よろしくお願いします。

  • 検量線について

    LC/MS/MSの機械で定量の測定を検討してます。 横軸に既存の濃度(自己で調製)を調製して,縦軸に内標準物質との 比率をスポットしてある濃度レンジで検量線を作成の検討を行って います(濃度レンジとしては2000くらい)。 低濃度側では緩やかに起き上がり、中濃度で傾きが大きく、高濃度で また緩やかになります。 S字曲線を描きます。 これはどういうことでしょうか?バイアルへの吸着の場合は、低濃度で 理論値が出ないってことはあると思いますが、ある部分部分で傾きが 微妙に変わるってのが、よく分かりません。 ご教授お願いします。

  • エクセルで3次式の検量線のyからxの求め方

    吸光度測定で検量線を引いて、そこからサンプル濃度を求めたいのですが、 エクセルで作成した近似曲線は3次式が一番フィットしました。 直線回帰の場合はy切片を引いて、傾きで割ればよいですが、 3次式の検量線の場合は、どのようにしてyの値(吸光度)から xの値(濃度)を求めればよいか教えてください。 具体的には、 y = 2.11x3 - 4.81x2 + 2.93x + 0.0277の式で y = 0.150の時に、x値を求めたいです。 xyが逆の検量線を書いて、計算もしてみましたが、 近似曲線では数値が微妙に違ってくる気がしています。 よろしくお願いします。

  • 検量計と吸光度を用いて、未知検体の濃度を求める実験について。

    タイトルどおり、検量計と吸光度を用いて、未知検体の濃度を求めました。このとき、未知検体の濃度を求めるために検量線を作ったのですが、既知濃度の溶液の吸光度を測定するとき、「濃度の小さいものから測定してください」といわれました。なぜ、低い濃度から測定するのでしょうか?「低濃度域に焦点を絞ると擬似的だが一次式になる」ことに関係してるのでしょうか?? また、この測定を行うとき、用いた溶液に対して最も吸光度の高いフィルターを用いました。これは、溶液の色とほぼ同じ波長のフィルターなんですよね・・・??しかし、なぜこのフィルターを用いたのかがわかりませんでした。 とても初歩的な質問ですが、回答のほどよろしくお願いします。

  • 検量線に使う濃度範囲について

    標準物質を用いて、検量線にて濃度が未知の試料を算出しています。 これまで、検量線作成の為に使用する濃度は、0(ブランク)を含めて6点(500、1000、1500、2000、2500μmol/kg)で求めてきました。 検量線は直線で、相関係数は、R^2=0.99999以上と、特に精度には問題ありません。 しかし、実際に測定する試料はどれも2000μmol/kg前後です。このような場合、もっと濃度の幅を狭めても(例えば、1500,1750,2000,2250,2500μmol/kgの濃度で求める)良いものなのでしょうか? また、ブランクを含む範囲から求める検量線と、どちらの方が信頼性が高いのでしょうか? どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、回答をよろしくお願いします。

  • ガスクロ エタノールの検量線

    ガスクロ エタノールの検量線 ガスクロでエタノールの分析を行いました。 濃度(Y)とエタノールの相対面積(X)のグラフを2つ書きました。 1つは原点を通るように設定したもの。もうひとつは切片ができるようになっているものです。 どちらの検量線の方が理論的に正しい値に近い値が得られるのでしょうか?? 設問の意味が分からなくて困っています。 参考文献・HPなどでもいいので教えてください よろしくお願いします。

  • 検量線の作り方

    HPLCを使ってクロマトグラムからピーク面積を使って検量線を作成しようとしています。検出はELSD(蒸発光散乱検出)を使っています。私が分析している対象は細菌類のある成分ですので、XmMなど濃度を正確に求めることが出来ないのです。そこで抽出したサンプルを一定量の溶媒に溶かして、それを20μ→15μ・・・というようにHPLCに注入して各注入量におけるクロマトを得ました。このクロマトのピーク面積(X軸)と注入量(Y軸)から検量線を求めることが出来るのでしょうか?またこれって精度的には問題ないのでしょうか?

  • 検量線が原点を通るか否か

    有効成分の定量法(HPLCで内標準法)を検討しております。 検量線を作成したのですが、y切片が100%濃度の時の面積比の6%の値になっております。この場合 原点を通ると判断できるのか否か教えてください。 何%までなら原点を通るとして良いのでしょうか? ちなみに定量対象は医薬部外品のです。 宜しくお願いします。

  • 測定値の誤差範囲

    過去の質問等を捜してみたのですが、うまく見つけられなかったため質問させていただきます。 HPLCで絶対検量線法を使って未知成分の分析を行いました。 濃度を横軸、ピーク面積を縦軸としてエクセルを使用して検量線を求めたところ、y=20000x-600, R2(相関係数の2乗)が0.9995となりました。 未知試料はn=3で行い、検量線から求めた未知試料濃度が、1.328、1.319、1.335となり、それらを平均して結果をだしたのですが、測定値の誤差範囲がどのくらいあるのかというのを聞かれ困っています。 測定結果±○○という感じで知りたいみたいなのですが、単純に求めた未知試料の濃度の平均と標準偏差ではいけないような気がします。   ↑ 検量線のばらつきは考慮されていませんよね? 検量線のばらつきを考えて測定値の誤差範囲を決定するというようなことはできるのでしょうか? 理解不足、言葉の使い方等おかしな部分もあるかと思うのですが、よろしくお願いいたします。

  • 蛍光測定とSPR測定の相違について

    たんぱく質同士の相互作用、抗原抗体反応、DNA・RNA等の物質間相互作用等を測定するための手段として、蛍光測定、化学発光測定などがあるのは周知のとおりですが、SPR(表面プラズモン共鳴)を使った方法もあります。 SPRの特長、特に蛍光測定等でできない利点を知りたいと思っています。逆に、不利な点があればそれも知りたいです。ご存知の方、ぜひ回答をお願いいたします。