陸域観測衛星 ALOSの概要と特徴

このQ&Aのポイント
  • 陸域観測衛星 ALOS(Advanced Land Observing Satellite)は、PRISM、AVNIR-2、PALSARという3つのセンサーを搭載し、2.5mの分解能を持つ光学センサーで高精細な地図の作成や土地利用分類図などが可能です。
  • さらに、全天候での観測が可能であり、オンタイムでの災害地の観測や地下資源の調査、土地の利用状況の把握に役立ちます。
  • JAXAの説明では、主に人道上の利用について語られていますが、軍事利用については明言されていません。ただし、光学センサーや合成開口レーダーは軍事利用にも適したセンサーであり、日本としては軍事利用も考えている可能性があります。
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陸域観測衛星 ALOSについて、

ALOSにはPRISM、AVNIR-2、PALSARという3つのセンサーが搭載されており、2.5mの分解能を持つ光学センサーでの高精細な地図の作成、土地利用分類図などの作成、全天候での観測が可能になるようです。これらの機能により、オンタイムでの災害地の観測や地下資源の調査、土地の利用状況が分かると説明されていました。 JAXAの説明では、上記のような人道上の利用しか語られておりませんでしたが、これだけの性能の衛星を軍事方面では利用しないのでしょうか?特に光学センサーや合成開口レーダーはスパイ衛星でお約束のセンサーだと思うのですが…。 日本としては軍事利用を考えているけど、公言しないだけなのでしょうか?それとも本当に人道上の利用を主眼に開発したのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • k99
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回答No.1

 分解能2.5メートルなら、商用衛星が既に実現している解像度です。商業衛星イコノスが大体1m。日本の運用している情報偵察衛星がこのレベルか、やや劣るとされています。このレベルでようやく自動車があるかどうかが判別できるかなぁ、という程度。しかも「自動車が置いてある」と判るのではなく、「コレは道路で、そのうえにあるから多分このドットは自動車なのであろう」という判別をするレベルです。  それより倍近く粗い訳ですから、使ったとしても、ないよりマシ程度にしか使えないでしょう(旧共産圏では正確な地図ですら軍事機密ですから、そう言う意味では軍事転用も可能でしょうが)。  それ以前に、日本の官僚制の強固な壁を突破して、自衛隊が衛星の運用権を獲得するのは、この衛星で地上の新聞を見るのと同じ位困難なのでは。

kyata_iosis
質問者

お礼

日本も情報偵察衛星を持っている事は知りませんでした。イコノスからの画像を防衛庁も購入するみたいですが…。できたら、日本の情報偵察衛星の情報が欲しいです。

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