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nekomomotaの回答

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回答No.4

#2で回答した者です。補足します。 「でも、大口買いをした人が、また多くの売り手が売った株を買ったらどうなるんですか???」 というお尋ねですね。 もちろん売り手が売ってきたときにさらに多くの株を買う人がいれば株価は下がらず上がることもあると思います。 しかし、ここで思い出してください。株式投資は将来買い手が出てくるであろう株式を自分のリスクで先に投資して、後に売却することで初めて収益を確定することができます。巨額の資金があれば大量の売り注文を消化して株を連続して買い上げることも不可能ではありません。でもその株式をどうやって処分して利益を確定するのでしょうか。買い手が大量に購入した株を売りに転じるや否や株価は暴落してしまいます。買い手も引っ込みます。 これは最初の回答で書いたように「株式はその株価で買っても割高ではなく後に値上がりして儲かると確信する」ことで初めて投資する人が出てきます。損して売ることを期待して投資する人はいないでしょう。 そうするとそんなに無理して株式を買い上がっても損するだけです。買い上がっていたその投資家が大量の株を売ろうと苦労しているという情報が市場に流れるや否や空売りする人も出てきて株価は事前の地相場よりさらに値下がりすることも大いに考えられます。それでも単に値を上げるだけのために株式の買占めをすることは起こりにくいです。 売り抜けることが出来るのはそれだけ高い株価でもやはり買ってくれる人が大量に出てくるくらいの良い材料が後に出てくることしかありません。よって単に腕力に任せて株式を売買しても株価操作で利益を出すことは容易ではないのです。 ついでながら#3の方が補足してくださったように、株を長期で投資することを決め込んで売買をしない安定投資家と呼ばれる人たちもいます。実際の発行株式数の中でこれらの人たちは除外して考えることが必要です。たとえば親会社や親密取引先、創業者一族など彼らは多少株価が高くなったくらいでは株式を売りに出しません。このため比較的小額の買いで売り手不足から株価が高くなることは重要な要素です。それでも株を買い占めるとすれば、何がしかの理由で後に売り抜ける自信がある場合か、多少株価が高くても一定量の株式を保有して企業に発言力を増したいなどの理由がある場合があります。 いずれの場合も株式をその高い株価で買ってその後どうするかと言うことが重要です。株価を買い上げるだけではまだ何も得たことにはなりません。 さらについでながら、これらの安定投資家という人たちでも株価が異常に高くなった株式を売らないと決め込むことは難しくなってきました。たとえば上場企業に特定の非上場親会社が株式を固定的に保有し影響力を及ぼしていることも西武鉄道とコクドの一件以降問題視されるようになりました。また金融機関も有利な株価で株式を売却しないとそれら金融機関自体が利益を遺失したとして自分の会社の株主代表訴訟を受ける可能性が出てきたからです。

west1000
質問者

お礼

とても勉強になりました^^

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