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nekomomotaの回答

回答No.2

野菜や肉のように大体の価値が決まっている商品と株式の一番違うところかもしれません。結論から言うと、量的に買い占めるから株価が上昇するのではなく、その値段で売るという売り手が出てくるから株式の値段が上下するのです。その銘柄の株価はいくらくらいが適当なのかも、業績についての新しい情報が出てくると変わりますし、それぞれの投資家判断の違いによっても1000円が適当だと考える人も1100円までは買い上がってもよいと思う人もほぼ同時に存在するのです。 食事の材料である肉や野菜の場合には天候などで値段が急騰すると他の安いもので料理を作っておなかを満たします。供給過剰の時には在庫を大幅に処分したり、大量に買い占めて値段を吊り上げることが行われるかもしれません。株式は「値上がりして儲ける」ことそのものが買入れ目的の投資対象です。やがてそれだけの価値でも買ってくれる人が出てこない限り勝手な値段まで買い上がっても後で儲けが出ません。 仮に0.01%の株数での買いでもさらに少ない場合であっても、新しい好材料が出た直後なら売り手は値上がりを待ち、売る人は出て来ないでしょう。10円の値上がりでは売りを出さない。しかし、100円高なら売り手が少し出てくるかもしれません。しかし、100円高でも、発行株式の1%の株数まで買おうとするともっと多くの「売ってもかまわない」という売り手が出てくる必要があります。市場に出ている新しい材料が非常にインパクトのあるものであればなかなか売りでは集まらないかもしれません。そこでさらに高い買い指値をしなければ買うことが出来ない状態です。 良い株価の材料が出ているときには強引にそれを買おうとすれば比較的少ない買いでも株価は上がりやすくなります。一方、市場に悪材料が出ているときには売り手は大勢おり、場合によってはかなりの株数を直前の株価より安い値段で買うことが出来ることさえあります。 つまり、どれだけ多くの買いを入れたかによって株価が上昇するのではなく、それだけの株数で「売っても良い」と考える売り手がどれだけ出てくるかによって株価が決まるのです。 資金が多ければ腕力で簡単に株価が操作できると思われるかもしれませんが、昨年末のジェイコム株の誤発注の例のように理由のない大口買いには多くの売り手があっという間に出て売って来ます。実態と離れた株価は即座に修正されてしまうのが株式市場が効率的に資本を売買するよう機能している証拠でもあります。 経済学の教科書的に言うと、資本主義ではこの仕組みを使って、より有効なところに(将来性のある会社に)優先して資本が流れていくように株式市場が機能しているのです。

west1000
質問者

補足

大口買いには多くの売り手があっという間に出て売って来ます・・・←なるほど。でも、大口買いをした人が、また多くの売り手が売った株を買ったらどうなるんですか???

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