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どうして、発行済み株式数の5~10%くらいを買ったりしただけで株価が高くなるのでしょうか?50%くらい誰かが買って株価が上がるのならわかるけど、何故5~10%でも上がるのでしょうか?
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#2で回答した者です。補足します。 「でも、大口買いをした人が、また多くの売り手が売った株を買ったらどうなるんですか???」 というお尋ねですね。 もちろん売り手が売ってきたときにさらに多くの株を買う人がいれば株価は下がらず上がることもあると思います。 しかし、ここで思い出してください。株式投資は将来買い手が出てくるであろう株式を自分のリスクで先に投資して、後に売却することで初めて収益を確定することができます。巨額の資金があれば大量の売り注文を消化して株を連続して買い上げることも不可能ではありません。でもその株式をどうやって処分して利益を確定するのでしょうか。買い手が大量に購入した株を売りに転じるや否や株価は暴落してしまいます。買い手も引っ込みます。 これは最初の回答で書いたように「株式はその株価で買っても割高ではなく後に値上がりして儲かると確信する」ことで初めて投資する人が出てきます。損して売ることを期待して投資する人はいないでしょう。 そうするとそんなに無理して株式を買い上がっても損するだけです。買い上がっていたその投資家が大量の株を売ろうと苦労しているという情報が市場に流れるや否や空売りする人も出てきて株価は事前の地相場よりさらに値下がりすることも大いに考えられます。それでも単に値を上げるだけのために株式の買占めをすることは起こりにくいです。 売り抜けることが出来るのはそれだけ高い株価でもやはり買ってくれる人が大量に出てくるくらいの良い材料が後に出てくることしかありません。よって単に腕力に任せて株式を売買しても株価操作で利益を出すことは容易ではないのです。 ついでながら#3の方が補足してくださったように、株を長期で投資することを決め込んで売買をしない安定投資家と呼ばれる人たちもいます。実際の発行株式数の中でこれらの人たちは除外して考えることが必要です。たとえば親会社や親密取引先、創業者一族など彼らは多少株価が高くなったくらいでは株式を売りに出しません。このため比較的小額の買いで売り手不足から株価が高くなることは重要な要素です。それでも株を買い占めるとすれば、何がしかの理由で後に売り抜ける自信がある場合か、多少株価が高くても一定量の株式を保有して企業に発言力を増したいなどの理由がある場合があります。 いずれの場合も株式をその高い株価で買ってその後どうするかと言うことが重要です。株価を買い上げるだけではまだ何も得たことにはなりません。 さらについでながら、これらの安定投資家という人たちでも株価が異常に高くなった株式を売らないと決め込むことは難しくなってきました。たとえば上場企業に特定の非上場親会社が株式を固定的に保有し影響力を及ぼしていることも西武鉄道とコクドの一件以降問題視されるようになりました。また金融機関も有利な株価で株式を売却しないとそれら金融機関自体が利益を遺失したとして自分の会社の株主代表訴訟を受ける可能性が出てきたからです。
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- garnetscrein
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判りやすく言えばこうなります。 全株式100%ー10000株 特定株主40%-4000株・・・これは売買しない株主。 浮動株60%-6000株・・・売買する株式 とした場合、 10%・・・つまり、1000株を市場で買い占める、 6000株のうち1000株を買うわけです。 しかも、この6000株のうちにも特定株主・・詰まるところの動かない株主が1000株要るものとして5000株の浮動株になります。 5000株の1000株買い占めれば流通量の20%買い占めるのでほかの株主が買えるのが4000株しかないです。 デイトレが常に2000株いじってるとすれば、 総数が低いのを気づかず行うため、株価変動が大きくなっていきます。 総数が絶対的に低くなるので、そこで買い集め買いを行う人が出てくれば需要が大きくなりすぎて自然に騰がっていきます。 #2の方のは、需給関係を取り上げてます。 この基本原理に#2の需給が絡んでその現象は起きます
- nekomomota
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野菜や肉のように大体の価値が決まっている商品と株式の一番違うところかもしれません。結論から言うと、量的に買い占めるから株価が上昇するのではなく、その値段で売るという売り手が出てくるから株式の値段が上下するのです。その銘柄の株価はいくらくらいが適当なのかも、業績についての新しい情報が出てくると変わりますし、それぞれの投資家判断の違いによっても1000円が適当だと考える人も1100円までは買い上がってもよいと思う人もほぼ同時に存在するのです。 食事の材料である肉や野菜の場合には天候などで値段が急騰すると他の安いもので料理を作っておなかを満たします。供給過剰の時には在庫を大幅に処分したり、大量に買い占めて値段を吊り上げることが行われるかもしれません。株式は「値上がりして儲ける」ことそのものが買入れ目的の投資対象です。やがてそれだけの価値でも買ってくれる人が出てこない限り勝手な値段まで買い上がっても後で儲けが出ません。 仮に0.01%の株数での買いでもさらに少ない場合であっても、新しい好材料が出た直後なら売り手は値上がりを待ち、売る人は出て来ないでしょう。10円の値上がりでは売りを出さない。しかし、100円高なら売り手が少し出てくるかもしれません。しかし、100円高でも、発行株式の1%の株数まで買おうとするともっと多くの「売ってもかまわない」という売り手が出てくる必要があります。市場に出ている新しい材料が非常にインパクトのあるものであればなかなか売りでは集まらないかもしれません。そこでさらに高い買い指値をしなければ買うことが出来ない状態です。 良い株価の材料が出ているときには強引にそれを買おうとすれば比較的少ない買いでも株価は上がりやすくなります。一方、市場に悪材料が出ているときには売り手は大勢おり、場合によってはかなりの株数を直前の株価より安い値段で買うことが出来ることさえあります。 つまり、どれだけ多くの買いを入れたかによって株価が上昇するのではなく、それだけの株数で「売っても良い」と考える売り手がどれだけ出てくるかによって株価が決まるのです。 資金が多ければ腕力で簡単に株価が操作できると思われるかもしれませんが、昨年末のジェイコム株の誤発注の例のように理由のない大口買いには多くの売り手があっという間に出て売って来ます。実態と離れた株価は即座に修正されてしまうのが株式市場が効率的に資本を売買するよう機能している証拠でもあります。 経済学の教科書的に言うと、資本主義ではこの仕組みを使って、より有効なところに(将来性のある会社に)優先して資本が流れていくように株式市場が機能しているのです。
補足
大口買いには多くの売り手があっという間に出て売って来ます・・・←なるほど。でも、大口買いをした人が、また多くの売り手が売った株を買ったらどうなるんですか???
- mamachari
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発行済みの株式が常に市場で売買されているわけではなく、株価に関わらず保有し続けている方が多いです。 (てか、売買されてい株式の比率が大きすぎるのはあまり健全ではない) ですから、例えば市場に売買されている株が発行済みの20%とすれば、そこに5~10%分を買いを入れたら市場の25~50%を買うんですから簡単に株価が上がるというわけです。
お礼
とても勉強になりました^^