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前立腺癌の放射線治療の副作用について

57歳の父ですが初期の前立腺癌で放射線治療をしている途中ですが毎日1時間の照射で6週間外来通院しています。あと1週間で終了なのですが、肛門がひどく痛いらしく出血もありおしっこするときも痛みが出てきているようで、先生は後少しですからがんばってといわれます。父も我慢して通院してますが、だんだん顔色も悪く眼もくぼんで体重も減っているようです。終了間近になるとこれくらいの副作用は仕方ないもでしょうか?放射線による血液の副作用などはないのでしょうか?手術はせず放射線の治療を選んだわけですが、あまりまわりに経験者もなく不安でいっぱいです。よろしくお願いします。

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noname#2787
noname#2787
回答No.1

放射線治療を行う際は、入射角の調整を行うなどして、必要な組織以外にダメージを与えないように配慮がなされます。 外照射法で行った場合、前立腺癌の治療目的であれば、こごの症例での調節があるため一概に言えませんが、スタンダート的な方法では、全骨盤に対しては4000から5000、前立腺本体にはさらに追加して6000から7000radsの線量が照射されます。これは前立腺ガン細胞の放射線感受性に基づいて算出された数字です。 一方、骨盤部照射の場合、膀胱炎と直腸炎が深部臓器障害として起こりやすく下痢は2~3週で、臓器の炎症は3~4週間目ごろからはじまるといわれています。4000radsの照射で発現するといわれているために前立腺の照射であれば仕方がないところです。 放射線療法の合併症に対する方策は全て『対症療法』で、直腸のトラブル肛門のトラブルも低残渣食と鎮痙剤で対応することになります。膀胱のトラブルは抗コリン剤も使います。全身の状態は『radiation_sicknes』といわれ外照射では現れやすいもので、状態が悪化すれば中止もありえますが、対症的に対応できるうちはその対応だけです。 ここまでお読みくださればお判りだと思いますが、放射線療法とは体に対する負担はけして軽くはないんです。『仕方がない』に尽きます。

kamakiri
質問者

お礼

くわしく丁寧な回答感謝します。癌の治療どれも厳しいのですね。後少しがんばります。 照射後PSAが下がってなかったら治療効果はあまりなかったということなんですか? 回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#2787
noname#2787
回答No.3

PSA値の判断は治療直後のものだけでは判断が完了しません。少なくとも数ヶ月(これは全身状態との相談で前後します。あくまでモデルケースとして話すと3ヶ月)は採血検査をしながら様子をみます。<ここまで自信あり> もし、十分な数値の低下が見られない場合、以前の手術回避の姿勢は主治医も十分に承知しているでしょうから、必要に応じて『ホルモン治療剤』の選択を考えることになります。 私でしたら、まず一番に考えるのがLH-RH アナログ剤で、これを勧めると思います(商品名リュープリンやゾラデックス、およそ月1回注射のものが一般的です。)現状ではPSA値などの変化がわからないところなので、あくまでも推測です。

noname#211914
noname#211914
回答No.2

shu_s先生の回答がありますが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「前立腺がん」 この中で「治療の副作用と対策」を参考にして下さい。 さらに、一般的な「放射線療法」に関しては、以下のURLサイトは参考になりますでしょうか? ●http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pub/0sj/010706.html この中で「副作用」の項を参考にして下さい。前立腺に照射した場合の記載はないようですが・・・? ご参考まで。

参考URL:
http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pub/0sj/010230.html#06
kamakiri
質問者

お礼

とても参考になりました。 細かいところもじっくり読んでみます。ありがとうございました。

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