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would の意味
「全てが不可能に思えた。そこに入る事だけでさえ、難しい。友人の助言は正しかった。」の文の後に、 「He would have to forget about it」と続くのですが、このwould の用法および、文の意味はどうなのでしょうか。 私は、この文は、「彼は、そのことを忘れるべきだったのかもしれない」という風にとらえます。仮定法の片割れのような用法なのでしょうか? どなたか教えてください。
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現在のシチュエーションで、"He will have to forget about it."と言えば、「彼はそのことに関して忘れるしかないだろうね」「忘れざるを得ないと言うことになるだろうね」ということですよね? 問題の文は、場面が過去でその叙述になっているので、時制が一致しているだけです。つまり書き手は、その過去の場面に自分も立って、"He will have to forget about it."と呟いているわけですが、書き物としての現実の遠近法の中で、過去形になっているわけです。もしくは、描出話法で、主人公の内面を描いているとも取れます。その場合は、 He thought, "I will have to forget about it." ということです。いずれにしろ、書き手の「現在」ではなく、場面の中の「現在」として発されている言葉だと言うことです。 「全てが不可能に思えた。そこに入る事だけでさえ、難しい。友人の助言は正しかった。」「このことについては忘れるしかないだろう」(と、その場面の現在形として訳す) かわりに、He had to forget about it. とすれば、これは書き手の「現在」から語っています。「彼はそのことについて忘れるしかなかった」。would が入ることで、その言葉の発し手の立っている場所が、その場面の中に投じられるのです。 …と、思います。
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文法的な説明は専門家におまかせしますが、まずwouldがない過去形だと He had to forget abou it. 彼はそれを忘れるしかなかった(ただしhave toの過去形なので断定的) wouldはwillの過去形で、過去における単純未来の用法で、…だろう…というニュアンスをあらわす場合によく用いられます。つまり断定とは異なります。 He would have to forget about it. 彼はそれを忘れるしかなかった(だろう) 彼はそのことを忘れるしかすべはなかっただろう couldは過去の事実・能力・可能性などを表し He could have to forget about it. 彼はそれを忘れるしかなかった(だろう) 彼はそのことを忘れるしかすべはなかっただろう つまり可能性や実際にはおきなかったが仮定的に表現する場合に、wouldやcouldが使われます。
お礼
ありがとうございました。 would独自の用法にばかり目が行ってましたが、実は、willの意味を良く知る事で、解決する問題だったんですね。 助かりました。
- tooton
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彼には、そのことを忘れるしか方法がないでしょう。 彼は、そのことを忘れざるを得ない。 彼はそのことを忘れた方が良いのでは。 こんな感じの意味になると思います。
補足
No1の方にもお伝えしましたが、 would があるのとないので、どう違うのでしょうか? 微妙なところが良くわかりません。 もしよければ、お答えいただけないでしょうか?
couldとwouldはよく似たような場面で使われますが、couldと似たような、しかし少し弱い意味で使われていないでしょうか。 彼はそのことを忘れるしかなかった 彼はそのことを忘れるしかすべはなかっただろう 彼はそのことを気にしないようにするしかなかった
補足
would があるのとないので、どう違うのでしょうか? 微妙なところが良くわかりません。 もしよければ、お答えいただけないでしょうか?
お礼
wouldを用いる事によって、読者にリアリティのようなものを与えているのだなという事がわかりました。 本当にありがとうございました。 ちなみに、この文章は、S.S氏の、Master of the ○○空の抜粋でした。