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反応速度式
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一般に反応式がわかるだけでは速度式はわかりません.あくまで速度式は測定して初めてわかるものなのです.あるいは反応の機構がわかっていないといけません.通常は反応速度を測定して機構を推定していくことが多いのですが. したがって,どちらの例もそういうこともあるかもしれないし,そうでないかもしれない,としか言えません. なお,反応式からは以下のことは言えます.これは単に反応の分子数比だけで決まる話だからです. 最初の例の場合,- dA/dt = 2 dA2/dt.これは増減の向きが逆であることと A が2分子消費されると A2 が1分子できることを表しています. 同様に,二つめの式では - dA/dt = -2 dB2/dt = dAB/dt. これ以上のことは言えません.
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No.1のご回答にありますように、反応式からは反応速度式はわからないのが一般的です。 ただ、下の例のように3次反応になることはほとんど考えられません。通常は1次反応か2次反応です。それ以外には、触媒の濃度が関与するような反応もあります。 しかし、単純な3次反応というのは考えにくいです。なぜなら、3個の分子が同時に衝突したときの反応式が3次反応であり、そのようなことは確率を考えればほとんど起こり得ないことだからです。 それと、もう一点意識しておいて欲しいこととして、反応速度定数の単位があります。反応速度式の左辺が同じであるにもかかわらず、右辺の濃度項(mol/lなど)は反応の次数によって変化しています。この違いは反応速度定数の単位によって補正されることになります。 したがって、反応速度定数の単位を見れば、その反応の次数がわかることになります。
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