- ベストアンサー
炭水化物、糖分、糖質、糖類の違いは?
変な質問ですが、 「炭水化物」と「糖分」と「糖質」と「糖類」って どのように違うのでしょうか? 同じという人もいますが、同じならばどのようにこの言葉を使い分けたらよいのでしょうか? 素人にもわかりやすく説明していただけると助かります。 宜しく御願いいたします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
炭水化物というのはその名の通り、炭素と水(実際には水ではなく、酸素と水素)で出来ている化合物のことです。栄養の話では、炭水化物は糖質と食物繊維に分けることができます。 食物繊維は、「ヒトの消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されています。つまり、消化できない炭水化物、ということですね。 糖質は炭水化物から食物繊維を除いた分です。 糖類というのは、糖質の一部です。栄養表示基準によると、「糖質のうち単糖類(ぶどう糖など)と、二糖類(ショ糖、乳糖)に限り、吸収されにくい糖アルコール(マルチトール、エリストールなど)を除いたものをいう」と定義づけられています。良く分かりませんよね。詳しく説明します。糖には主に6個(時には5個、7個の場合もあります)の炭素からなる基本単位になるユニットがありまして、それが一つで構成されているのが「単糖類」、二つつながっているのが「二糖類」です。これらを糖類と呼ぶ、としているということです。普通にご家庭で使っているような砂糖や、果物などに多く含まれる果糖、ブドウ糖、牛乳に含まれる乳糖など、おなじみのいわゆる典型的な「糖類」が含まれます。因みに、糖類以外の糖質の代表的なものには、でんぷんなどがあげられると思います。 つまり、炭水化物>糖質>糖類となっていますので、糖類は炭水化物ということが出来ますが、炭水化物だからと言って、糖類とはいえませんので、本来は使い分けた方がいいと思います。 糖分、というのはちょっと毛色が違って、糖の量を示す言葉になると思います。 実際にはまぜこぜに使っている人が多いと思いますが。
お礼
とってもくわしく分かり易い説明で本当に勉強になりました。 長年疑問に思っていたので、ようやくほっとしました。 ありがとう御座いました!!