- ベストアンサー
溶解度について。
アミノ酸の溶解度について調べたところ、フェニルアラニンは水に対してやや難溶で、チロシンは極めて難溶だそうですが、親水性のあるOH基が1つ多い分チロシンのほうが、水に溶けやすい気がするのですが,なぜ極めて難溶なのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
チロシンがフェニルアラニンより親水性が高いのは確かなようです。 しかし水に対する溶解度は親水性と必ずしも一致するわけではないようです。 溶解度は溶質が溶けている状態での安定性と固体の状態での安定性の差で決まります。 チロシンは固体状態では水酸基とアミノ基の間で分子間の水素結合をするため安定性が高いのです。 固体状態(溶けてない状態)で安定性が高いので相対的に溶けにくくなるというわけです。 水との親和性自体は、フェニルアラニンよりチロシンの方が予想の通り高いです。
お礼
親水性が高い=水に対する溶解度が高いというわけではないのですね。大変わかりやすい説明ありがとうございました。