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無機物質の水溶解度を支配している因子
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分子あるいは粒子(コロイド粒子とか)の大きさ、形状によります。 先のお二方が例として挙げられている、ブドウ糖とセルロースの関係は大変良い例だと思います。 ブドウ糖は溶けますが、同じ構成単位からできた高分子であるセルロースは溶けません。 セルロースは長い鎖状の高分子ですが、鎖の間のより合わさる力が強すぎて、ばらばらにしにくいため、水に溶けてくれないのです。 水酸化鉄(III)の場合も、構造は違えど状況は似ています。 Fe(OH)3というユニット同士がくっつきあう力が強すぎて、水に入れてもこれをばらばらのFe(OH)3にしてやることができないのです。 じゃあ、こういうでかい粒子みたいのは全部水に溶けないの?というとそういうわけでもありません。 粒子の表面に突き出ている部分をうまく修飾してやると、ある程度の溶解性を持たせることができるということが知られています。
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- ht1914
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ちょっと荒っぽいかもしれませんが次のように説明してきました。 水に溶けるためには2つのステップが必要です。 (1)水がくっついていくことが出来る。 (2)くっついた水が物質の結びつきを切ってバラバラにしていくことが出来る 極性があるかないかは(1)の性質です。水に溶けるか溶けないかに関係します。でも一つの因子でしかありません。 簡単に言うと水に濡れるか水をはじくかです。石もガラスも水に濡れます。でも溶けません。鉄も銅も濡れます。でも溶けません。(2)の条件をクリアーできないのです。金属やイオン性物質は固いものが多いです。結合が強いと濡れても溶けないということになります。 分子性物質では分子間の結合はあまり強くありません。濡れる物質はたいてい水に溶けます。だから極性が決め手になっています。でも相手が大きすぎると駄目な場合があります。ブドウ糖は水によく溶けます。でもブドウ糖のつながったセルロースは水に溶けません。大きすぎるのです。でもくっついていくことは出来ますから吸湿性のある繊維と言われています。
極性ですね。 Fe-OHの結合ははいい結合であり共有結合的なせ異質が現れます。 したがってFe-OHの結合について「極性」をどうのこうのと議論するのではなく.Fe(OH)n(H2O)mという錯体同士の極性について考える必要があります。 礼としては.単体のブドウ糖は水溶性であり.ブドウ糖の重合たいであるセルロースやでんぷんは不溶性です。 グルコースのohの数はわかりますね。
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