• 締切済み

日本で美術で食べていくことはできるの?

親戚に頭もよく、進路には困らない子がいるのですが、 将来は芸術(絵画or彫刻)で食べていきたいらしく、芸術大学への進学を考えているようです。 それはそれで素晴らしいことなのですが、日本で絵画作家として食べていくことはできるのでしょうか。 知り合いに聞いても、芸大を出た後は、全く関係のない仕事をしていたり、趣味程度に留まることが多いらしく、才能豊かな親戚を見ていると芸大に進路を取ることがもったいない気がしてなりません。 それを親戚に伝えると、絵を売れば何とか生計立てれるでしょ、と何とも前向きな返答。本当にそんなんで生計が立てられるのでしょうか。 海外では国や自治体上げて、才能を認められた作家をバックアップする制度などあるようですが、日本ではどうなのでしょうか。絵を売って生計など立てられるのでしょうか。 心配症なこの私にアドバイスをくださいm(__)m

みんなの回答

noname#81599
noname#81599
回答No.9

出来ると断言します。現に私はそうして暮らしています。一切の業界関係者とは交流はなく、私が描き、妻が売るという形ですが、この10年、毎年1200万弱の売上を作り、5人いる子供達のうち3人まで有名私大を卒業させ、残る二人も来年大学受験と私立中学受験を控えています。家も買い、売上でローンを払っています。もちろん申告も法令遵守です。人はしたいと思う事はなかなか出来ませんが、出来ると思う事(感じられる事)は出来る物なんです。私は不器用で、自分の絵しか描けませんが、やっとスタートラインに立ちました。これからです。親戚の方も”その気”になって続ければ必ず出来ます。これから、色々困難な問題にぶつかり大変な面もあるでしょうが、問題の中に答えは必ず隠れているものです。楽しみながら、ほぐして行くように親戚の方にお伝え下さい。

  • taka59
  • ベストアンサー率20% (12/58)
回答No.8

美術で食べる、というのは @絵を描いてそれを売った利益で生活する @画廊、画商など、絵を扱って商売する @学芸員など、自分の美術知識などを商売にする @人に絵を教えて、生活する @知識を本などにまとめて生活する …などなど、とてもたくさんあります。 画材やさんだって、美術館の職員だって、CGクリエイターだって、運搬会社だって「美術で食べて」ますよね。 逆をいえば、結構な作家だって大学の教授をしたりと「副業」をしてる人が多いし、作家だけで食べる事にこだわったらかなり不可能かも知れません。 その方がどういった方面に進むのか詳しく解りませんが、もし今まで頭の良い人で通ってるくらいであれば、きちんと研究対象を絞っているかも知れません。 「食べていく能力を身につけられるか不安」というのであれば、普通の大学でも同じだと思います。 ただ、医大と美大を同じ様な感じに考えられてしまっては厳しいですが、、、。

  • neml
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.7

既載で言及のある東京藝術大学の大学院にいる者です。 「美術で」ではなく、「絵で」食べていきたいなら、商業イラストレーターの方が良いと思います。20代の終わりまでに年収が1千万を超えている人も知人の範囲で幾人かいますし。  それに「現代芸術」の「現代芸術性」を考えた場合、必ずしも芸大出の「美術作家」の方が高度な達成を遂げているとは思いません。他の回答者の方がこの点に触れていなかったので一応。 それから「将来は芸術(絵画or彫刻)」とありますが、要するに「アート系」ではあるものの何がやりたいのかうまく細分化できてない、ということですよね? たとえば東京芸大絵画科の油画専攻の場合、卒業制作で「絵」を択ぶ学生は例年半数いくかどうかです。日本画専攻の場合全員「日本画」を出しますし、学部に入った時点で画家としての将来が“ある程度”は保障されています。彫刻科を出ても写真や映像をメインのメディアに択んでプロのアーティストになる人は少なくありません。 この限りでは何がやりたいのかを明確にしなければ、生き残ることは至難でしょう。万一「芸術大学」に入っても、入学後の周囲の環境にスポイルされること請け合いです。 ともあれ頭脳明晰な十代の子が、どうしても絵で食っていくんだとそれだけを念頭に毎日を過ごすなら、「天性の才能」などとは関係なしに、必ず食べていくことはできます。 けれどそのことと、進学先に「芸術大学」を択ぶことは、カンペキに似て非なるものです。とりあえず芸大に進んどけ、というのが一番いけない。芸大に来たところで、表現行為の根幹は人から教わるものではありません。 また戦略的なノウハウを身に付けさせたいなら、ロンドンやNYへでも留学させた方が良いでしょう。日本より競争がはっきりと目に見える形で展開されてますから、そのための教育法も確立されています。 そこから先はご本人が自身の頭で考え、誰もいない境地まで一度降りて見い出すべき、というのが他人ができる最大のアドバイスだと思いますよ。 いずれにせよご本人が生計を重視して道を諦めることができる程度の意志ならば、諦めた方が無難だと思います。ここはご本人を試すつもりで、反動的に振舞ってみてはいかがでしょうか。

参考URL:
http://nemlog.seesaa.net/
noname#9354
noname#9354
回答No.6

夫が画家です。 しかし、大半の皆様のご指摘どおり、それだけではとても住宅ローンを支払いながら生活を立てていくことなどできません。 夫はサラリーマンとの兼業画家です。 私も働いています。 兼業なので、制作は土日とか、平日の帰宅の早い日に限られます。 そのため、本当は毎年新作で行いたい個展が隔年でしか開催できません。 バブルの頃は、お遣い物や投資対象として絵画をお求めになるお客様も多く、個展を開くと完売のときもありましたが、昨今は、なかなか難しくなってまいりました。 たとえ完売しても、それまでに材料費(キャンバス・絵の具・筆はフランスから取寄せ)がかなりかかっているので、とても生活していくほどのものではありません。 しかし、夫は、バブル期が終わり、本当に絵の好きな人だけが自分のお小遣いをはたいて、またはローンを組んでまで買ってくれる現状に、かえってホッとしているようです。 好きなことを職業にできれば言うことはありませんが、お金のためにウケを狙ったような魂をうっぱらった作品は、制作したくないものでしょう。 まずは副業を持ち、生活の手立てを他にも求められる状況で、専業になれるよう精進するしかないと思います。 残念ながら、石の文化の諸外国に比べて、木と紙の文化のわが国には、手軽に絵画を飾るという習慣が根付きにくいものなのです。

noname#8978
noname#8978
回答No.5

絵を「描くこと」を仕事にしている人よりも、絵を「描くために」仕事をしている人の方が多いんじゃないですか。 今月の「美術手帖」でそういう特集をしていましたよ。興味あったら見てみてください。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000787QJI/qid=1106151034/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/249-7596374-7203523
dreddy
質問者

お礼

なるほど~、言いえて妙かもしれませんね。 書籍のご紹介、誠にありがとうございます。早速拝読させて頂きたいと思いますm(__)m 多くの方からアドバイス頂け、嬉しいです。

  • yakushi
  • ベストアンサー率44% (33/74)
回答No.4

絵を売って生計を立てられるのはごく一部の人だけです。 毎年全国の美大から何千人もの学生が卒業していきます。 しかし、絵を売る事で生計を立てられる人は 1年に1人いるかどうかです。 ほとんどの画家は生活の糧は他の仕事で得ます。 学校の先生だったり自分で教室を開いたりのような、 絵に関わる仕事ができればまだ運が良い方です。 ほとんどは絵と関係のない仕事に就き、 日々の忙しさに負けて夢を捨てるか フリーターを続けて一生貧困に耐える生活です。 日本でも文化庁や民間などで才能を認められた作家を バックアップする制度はあります。 しかし海外の支援制度には到底及びません。 放っておいても作家になれそうな、 特に有望な作家が援助を受けられる程度です。 美術は外国の巨匠ばかり注目されて 国内の今を生きる画家はただの道楽者のような扱いなので、 なかなか国民の理解も得にくいのでしょう。 売り絵を描いても簡単に食べる事などできません。 野菜や米のような値段で絵を売るのは難しいことです。 紙で言えばA4位の大きさだと キャンバスを買うだけでも千円はかかります。 イラストのように量産はできないので、 仕事時間と画材費を考えるとどうしても高価になります。 そのため現在の美術市場自体が既にある程度富裕層を対象にしています。 富裕層の美術愛好家の目は思った以上に厳しいものなので、 簡単に美術で新しいビジネスは成立しないと思います。 その子の両親が賛成しているなら、 あなた位は反対してもいいのではないでしょうか。 周囲の反対にも負けないくらいの意志と根性がないと 絵を続けていくことはもちろん、 まともな美大に入る事すら難しいですから。 続けるだけでも困難な世界で成功するのはさらに難しいものです。

dreddy
質問者

お礼

こちらも非常に分かりやすく説いて頂けました。感謝致します。 やはり日本では、芸術活動のみでの生活がいかに難しいか、素人の私でも分かりました。 >国内の今を生きる画家はただの道楽者のような扱いなので‥ なんかすごい悲しいですよね。芸術は人間だけが持ち得る特別な感覚なのに、日本ではまだまだ理解を得ていない。しかもいくら真剣にやっていても道楽者のようにさえ扱われ、評価されたと同時に自分の魂の作品は資産価値としてしか見られない‥。 うーん。 >野菜や米のような値段で絵を売るのは難しいことです 誤解があったらごめんなさい。価格を野菜や米のように手頃にするのではなく、そういう感覚で流通していけばいいのにな、という意です。でもいずれにせよそれで生計立てるなら、自ずと絵画の価格はそれなりに上がりますよね。 うーん。 私は親戚に対し、現実と人生の先輩からの体験談も含めたアドバイスをするつもりでしたが、私自身にもまだまだ考えが甘い部分があることがよく分かりました。 こちらで色々なアドバイスを受けることができ、本当に良かったと思います。ありがとうございます。 ふと思ったのですが、親戚なら、「なら外国へ留学してみて、そこで何も認められなかったら違う道へ進むよ」なんてシレ~っと言いそうな予感がして参りました‥。

  • aminouchi
  • ベストアンサー率46% (376/804)
回答No.3

このような質問に答えるのは難しいのです・・ なぜなら、一応、画家(美術家)や彫刻家として認められ、その作品を買う人が居る、すなわち絵を売って食べている人は今の日本には何十人~何千人もいます。そういう意味では「絵を売って生計をたてられます」 また画廊やデパートなどに行って見るとわかりますが、日常的に絵を売っています。つまり、絵を買って飾ろうとする人は予想外に沢山いるわけです。 大きな本屋に行くと売っている「美術家名鑑」という本には作家の名前や経歴とともにその作家の絵がどの程度の値段で取り引きされているかを示す参考書がありますが、そういう本には1万人程度の名前が載っています。 ただ、この中には、生きている人も死んだ人も含まれますし、平山郁夫画伯の様に一号(葉書一枚大の大きさ)あたり100万円(もしかするともうひとけた上かも知れません)以上で売れる人もいれば号あたり数千円の人もいるわけでピンからキリまで居るということです。そして、東京芸術大(日本の美術系学校の最高峰です)を卒業した程度ではこの名鑑に名前は載りません。少なくとも、東京芸大の大学院に行きその卒業制作作品が国庫買い上げになるようなレベルにならないと難しいでしょう。(国庫買い上げというのは、その作品が素晴らしいのでそれを国の予算を使って買い上げて、大学の収蔵品とすることです)つまり、芸大のほとんどの卒業生は自分のやったこととは異なる職につくことになるわけです。 さて、絵で暮らしていけるだけの実力を持っていたとしても道は平坦ではありません。私の周辺にはその芸大院卒で絵を描いて暮らしていこうとする様な人が何人もおりますが、みな「絵を売って暮らす」ことは大変に厳しい状況のようです。彼ら曰く「売り絵を描けば食べていけるけれど・・」 これはどういう意味かと言いますと、画商やデパートの注文に応じて、同じような題材の絵を1ヶ月に何枚も量産して売るならば食べていけるけれど・・それは画家としての良心を捨て、商売として絵を描くことを意味するのです。(もっとも、ちょっと絵がうまい程度では、その注文が来るレベルの絵を描くことすら難しいですけれど)また、そうすることで仲間内の評価は確実に下がります。 本来、芸術家は自分の心に忠実に作品を描こう(作ろう)とするもので、結果としてその作品が売れれば良いけれど、売るために世間に迎合することは嫌だと感じる人たちです。ですから、喰うために絵を売る(売り絵を描く)のは彼らにとっては堕落です。 さて、そうしたメンタリティの持ち主たちにとって「生計を立てる」ということが第一目標になるでしょうか?同時にその芸術性が仲間にも世間にも認められて人気作家となれば、数百万単位のお金が入ってくることも事実です(仲間内で「あいつの絵はすごい」と認められれば世間の評価はあがります)。妥協して売り絵を描いて当面の生計を重視するか、あくまで志を貫くかの難しい選択を迫られることになるわけです。 同業者のうちほんの一握りだけが成功して金持ちになれるけれど、(一般人は及びもつかないほど絵が上手であっても)たいていは無名作家として生涯を終えるのが芸術家です。そういう意味では、とても「生計を立てられる」とは言えないでしょう。 正直に言えば、芸大に入るだけでも大変です。実際に入試を突破しようとすれば本人やその周辺はその厳しさが理解できると思います。結局のところ、「生計がどうのこうの」と行っているようなレベルでは合格は無理で、絵を描くことこそが私の天職と思い、一心不乱に何があっても絵を描き続けるような人でなければ、合格しません。 長くなってしまいましたが、現実の一端だけでも知っていただきたく思い、答えさせていただきました。

dreddy
質問者

お礼

ご丁寧な回答、誠にありがとうございます。色々考えさせられました。テレビや雑誌などで垣間見える華やかな美術の世界と、現実のそれとはやはり差があるのですね。 素人さん方の団体展などを見に行く度に、この絵売ってほしいななんて思うことも多々ある私としては、一般市民の生活層での芸術のやり取りがもっと盛んになればいいななんて勝手なことを思います。 自己表現した美術品や、見た風景よりもその空気が感じられる絵画などが、野菜や米などのように、生活品として常識的な価格で売買されることを想像するだけでワクワクしてしまいます。 もとい‥、aminouchi様に頂いたアドバイスも参考にさせて頂き、もう一度人生の先輩の立場として、親戚にアドバイスしてみたいと思います。 長文でのアドバイス、誠にありがとうございました。

  • c-chan
  • ベストアンサー率9% (28/307)
回答No.2

富裕層を対象にした絵画販売のビジネスを立ち上げれば可能かもしれません。パートナーが必要です。

dreddy
質問者

お礼

そうですね、昔ながらにパトロンを見つける代わりに富裕層をターゲットにする。売り方次第ではいいかも知れませんね。練ってみます。ありがとうございました。

  • shidho
  • ベストアンサー率45% (138/303)
回答No.1

まず無理です。 だって人々が飾るための絵を必要としてないですから。 とはいえ、絵やデザインの能力が必要なところはいっぱいあります。 そういうところでは芸大出というのはやはりそれなりには重宝されます。 そういう部分を含めての「絵を売って生計」ということなら 何とかなるかもしれない、とは思いますが。

dreddy
質問者

お礼

早速ありがとうございます。やはり純粋に「絵を売って生計」は無理なのですか‥。 私もWEBデザインなどをしていることもあり、デザイン能力自体を買ってくれるところはあるとは思うのですが、親戚はどうも「絵を売って生計」にこだわっているようで‥。 逆に海外ではどうなのでしょうか。そのように生活していくことも可能なのでしょうか。。 「飾るための絵を必要としていない」その通りですが、日本では絵画は商売のネタだけにされることも併せ、なんとも悲しいですね。。

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