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「嬉」を「う」と読ませるのは許容範囲ですか

詳しい方にお聞きしたいのですが、「嬉」と書いて「う」と訓するのは許容範囲なのでしょうか。 現代の漢和辞典の多くでは「嬉しい」と書いて「うれ」と読ませていますが、国木田独歩や徳永直などは「嬉れしい」と書いて「う」と読ませています。 試しに当時の漢和辞典を参照したところ、「嬉」と書いて「うれしい」や「うれ」と訓しておりました。 またGoogleやYahooで「嬉れしい」を検索してみたところ、「嬉しい」ほどではないものの一定数検索結果に引っかかり、国会図書館ライブラリで公開している文献にも同様の表記が見られるようです。 お詳しい方いらっしゃいました是非ご教示ください。

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  • g27anato
  • ベストアンサー率29% (1166/3945)
回答No.3

先ず、 「うれしい」は心の状態を表す古語「う+れ」を良い意味で表現した、「うれし」の変化形という解釈が前提になります。 …その「うれし」に同義の漢字「嬉」を充てられのが質問の基本部分です。 古来の日本語に漢字が導入された時代の事なので、様々な充て方が古文書にも残ってる筈です。 …心を示す「う」に良い意味の「嬉」を充てたという解釈であれば「嬉れしい」となります。 …良い意味の「う+れ」に充てたのであれば「嬉しい」となります。 …心の状態を表した「うれし」に充てたのなら「嬉い」です。 (但し、「嬉い」は「うれい」と読めば「憂い」と同じ語感なので汎用されてません。) 現代の辞典は現代人の汎用例を、著者個人が現代の解釈でまとめたものであり、それが全てという事ではありません。 「うれしい」は現代に使われている表現であり、古い文献の中には送り仮名を伴わない「嬉」の漢字一文字で「うれし」と読ませる表記も探せば有るかと思います。 つまり言いたいのは、 「う」「うれ」「うれし」及び変化形「うれし+い」の、 いずれも間違いではないという事です。 質問に挙げた文献いずれも間違いではなく、それぞれが筆者個人の解釈で表記された。 …そう理解するのが良いだろうと思います。 ちなみに、 心を示す古語「う」には「うれ」又は「うら」と続く二通りの表現があります。 …「うれ」に充てられた漢字には「嬉」以外にも「憂」等が有り、 …「うら」には「恨」「羨」等が充てられてます。 以上、参考まで。

TakahiroKikuchi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なぜそう読ませたのかなど、経緯を体系的に理解できたように思います。 ベストアンサーにさせていただきます。

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その他の回答 (2)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

この漢語「嬉」は常用漢字の表外字であって、漢検準1級では訓読みは「嬉(うれ)しい」及び「嬉(たの)しい」があります。 どちらも語幹が「し」で終わる形容詞のなので、この場合のような同字異訓では識別ができないため、あえて「嬉(う)れしい」及び「嬉(た)のしい」と、語形の先端音「う」だけ残すことで誤読を防いているだけの表記上での方便であって、訓読みの語幹が「う」であるというわけではありません。

TakahiroKikuchi
質問者

お礼

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  • heyboy
  • ベストアンサー率21% (1852/8729)
回答No.1

自分が思ったのは 通常の音読み訓読み以外で 「当て字」と言うものが あり、それだと 漢字を独自な読み方を する場合もあります。 よく地名とかでも 「こんな読み方はしないよね」 とか思う読み方がありますが まあ、元々、 当て字だったのかも。

TakahiroKikuchi
質問者

お礼

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