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海軍の提督

海軍大臣の島田繁太郎、軍令部総長の永野修身という海軍の提督がいますが、戦犯にはなっていますが、しかし、自決や死刑になっていませんが、これはいかなる理由でしょうか?

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  • eroero4649
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回答No.1

嶋田繁太郎は元々が海戦反対派です。だけど皇族に「お前が(海軍大臣を)引き受けないと他に引き受ける人がいなくて内閣が発足しない(から引き受けてくれ)」とお願いされて、軍人ですから皇族に逆らうことはできませんので引き受けたのです。 自決しなかったのは、昭和天皇から「勝手に死なずに、後処理をちゃんとするように」といわれていたからです。日本には「切腹」という文化があるので「死んで責任をとる」と考えますけれど、偉い人がみんな死んじゃったら、それぞれの部隊の武装解除や連合軍への引き渡し、将兵をどうやってそれぞれの故郷に帰すかというのを誰がやるんだとなりますね。逆にいうと、死んじゃうのは無責任でもあるわけです。だからといって阿南惟幾を無責任とはいわないですけどね。彼は「誰かが死なないと国民感情が収まらないだろう。で、じゃあ誰が死ぬとなったら俺になるだろ」と覚悟の上の自決であり「戦場での将兵の苦しみに比べたら大したことではない」と介錯も拒んだといいますからね。 嶋田が死刑にならなかったのは、元々開戦に反対していたのに海軍大臣を引き受けて戦争をしなけりゃならない立場になってしまったので情状酌量されたということなのではないでしょうか。 永野修身はね、この人は本当に「なんもしなかった人」ですから。パソコンを使えないIT大臣みたいなやつです。ただのお飾り。会議中はいつも居眠りをしていたそうです。

ithi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。内閣流産の方が日米開戦がつぶれるわけですから、日中戦争で亡くなった方には申し訳ありませんが、多くの人々が助かったと思いますから、個人的にはならないほうが良かったのではと思います。

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その他の回答 (2)

回答No.3

島田繁太郎が死刑にならなかったのは、捕虜虐待という戦争犯罪に加担していなかったからです。 永野修身は、公判審理中の1947年1月5日に病死しています。 A級戦犯とは、「平和に対する罪」で訴追された者を指していますが、おかしなことに、「平和に対する罪」で死刑判決を受けた人はいません。 皆、「(通常の)戦争犯罪」で死刑になっています。 通常の戦争犯罪とは、戦争にもルールがあり、それに則っていないことをした場合です。 東京裁判では、捕虜虐待が審理のメインとなりました。 なぜなら、捕虜虐待であれば最高刑の死刑にできるからです。 当時は、戦争を仕掛けることは国際法で認められており「正戦論」と言います。 だから「開戦」を理由に罰することはできません。 「平和に対する罪」は、連合国が日独を裁くために慌てて作った事後法なので、これを理由に死刑にすることは、さすがに法曹界としては、後日の批判に耐えられないと判断したようです。 東条英機の死刑でさえ、バターン死の行進や泰緬鉄道建設の捕虜虐待で有罪です。 戦後、木戸幸一が海軍内で最も対米開戦を強硬に主張した人物として名前を挙げた為、A級戦犯に指定された岡敬純も「開戦」の罪は、当然問われていません。 気の毒なのは広田弘毅外相で、南京虐殺の防止義務の不作為責任で絞首刑です。 参考資料。講演会「東京裁判 国際政治と国際法の立場から」 帝京大学教授日暮吉延 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000371024.pdf   なんとしても死刑にしてやるという連合国判事たちの執念を6,7,8/17ページで読み取れます。 永野修身が自決しなかったのは、wiki「永野修身」によれば、 「敗戦後当然の如く腹を切るつもりでいたがね。あんまりいろいろな人が自決するものだから考えが変わった。自決の流行に乗るのはまずいんじゃないかと思ったよ。戦争が負けた責任はおれにある。みんなおれの責任だ。最後まで生きて部下のために弁明してやろうと決めた」のだそうです。 長野修身 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E9%87%8E%E4%BF%AE%E8%BA%AB

ithi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。はっきり言って、無定見なのか、アメリカとの戦争には必ず海軍が活躍しなければなりませんが、その海軍が好戦的なのかよくわからい。海軍の在り方ですが、とても、理解に苦しむところです。

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  • oska2
  • ベストアンサー率45% (2190/4853)
回答No.2

>戦犯にはなっていますが、しかし、自決や死刑になっていませんが、これはいかなる理由でしょうか? 当時の陸海軍人は、日本の元首であり陸海軍の統帥権持つ「天皇の忠実な臣下」として思想教育が行われていました。 真珠湾攻撃も沖縄特攻も、天皇の命令で出撃していますよね。 ポツダム宣言受諾が遅れたのも「国体維持=天皇制維持の約束はあるのか?」との天皇の一声で受諾時期を逃して多くの非戦闘員が死亡しています。 流石に「長崎の次は、京都・東京だ!」という情報で、「負けを認めた」様です。 ※アメリカの開示済公文書より。 ですから、天皇やそれに準じる権力者から「自決は許さない」と命令を受けると自決はしません。 「軍の命令=天皇の命令」ですから、命令を破れば非国民として国賊となります。^^; 軍人は、上官の命令には100%従う様に思想教育を受けています。 一般国民でも、「天皇の命令は絶対だ!天皇の忠実な臣下として、天皇の為に、死ね!」と国民学校で教育を受けていますよ。 当時は「立憲君主制だった」と、教育をしている右派系学者もいますが日本国内でのみ通用する解釈です。

ithi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。軍人は上官の命令には100%従う様に思想教育を受けています。嘘つきです。少なくとも陸軍の人で、一部の軍人が暴走しているのを何回か聞いたことがあります。 しかしながら、大多数の人はそうだったんでしょうね。

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