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プーチンのウクライナへの態度の理由
- プーチンはなぜウクライナだけ目の仇にしているのでしょうか?
- ウクライナはNATOに擦り寄ることが、プーチンは気に入らないようです。
- なぜ、ウクライナだけを目の仇にしているのでしょう。
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目のかたきではないようです。 例えますと「いじめっ子ロシアがウクライナを目のかたきにした」というより、「毒親ロシアが自立しているウクライナを実家に連れ戻そうとした」というイメージです。 日本にはウクライナに相当するような地域は見当たらないですが、私の印象としては農業の北海道と、科学技術が集まるつくばがある茨城県と、大きな港がある神奈川県、これらが合体したようなイメージです。そのような地域が、敵対する可能性がある陣営と仲良しになっていったら大多数の人たちは許せなかったり違和感を持ったりすると思います。 実際、ソビエト連邦時代のウクライナの貢献度はとても高かったようです。そのような過去があることで、プーチンが「ウクライナはロシアの一部であるべき」とか「ウクライナはロシアの身内」とずっと考えていたとしても、おかしくはなさそうです。 ウクライナに核を放棄させたり、ウクライナのクリミア半島に侵攻したり、ウクライナの親ロシア派を支援して内戦状態にさせたりといったことは、ウクライナに侵攻する理屈付けに使われたでしょう。とくに、クリミア半島はウクライナ軍の抵抗など無いにひとしいくらい、楽だったようです。 しかし、あまりに楽に侵攻を許したことはウクライナ国民の危機感をあおりました。更には、長く続く内戦によりウクライナ国民の徴兵の許容と、実戦経験を持った兵士の量産へとつながりました。大体6万人が参加し、交代が6回はされたようなので約40万人の実戦経験者がいると言えるようです。 ロシアのおこないがウクライナを強くしたと言えるようです。 毒親は子供を理解しませんし、尊重しませんし、誠実に対応もしません。プーチンロシアがこれと逆のおこないをしていれば、ウクライナがNATOに近づきすぎることも、回避できていたかもしれません。毒親なので無理なのですが。そして毒親の行為は、より子供が離れる結果をまねきます。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
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- eroero4649
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そもそもNATOが「対ソ連軍事同盟」ですからね。もし中国が「対日軍事同盟」というのを作ってそこに韓国を引き入れようとしたら穏やかではいられないでしょう。 東西ドイツが統一(という名の西ドイツによる東ドイツの吸収合併)されるときに当時まだソ連だったロシアとの密約が「NATOを拡大しない」だったのです。ところがソ連が崩壊してロシア連邦となって国内が混乱していると、それに乗じてNATOはしれっと拡大していったのです。ロシアは「そもそももうソ連は存在しないんだから、対ソ軍事同盟のNATOが存在するのはおかしいだろう」と主張しているのですが、NATO加盟諸国は事実上それは無視しています。 ウクライナが独立後は、基本的にずーっと親露政権が続いていたのです。その間は、両国関係の政権同士は良好でした。今のロシアとベラルーシみたいな感じです。 だけどまず2004年にウクライナは親ロシアでいくか親西ヨーロッパでいくかで国を二分する騒動が起きたんですね。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E9%9D%A9%E5%91%BD これを見れば分かるように、この当時の「ロシアか、それとも西か」の世論は綺麗に東西に二分しています。ウクライナの工業地帯っていうのは主に東側なんです。黒海沿岸地域も当時は親ロシアで、要するに経済と工業の中心地は親ロシアだったんですよ。 そして2014年にまたウクライナで親西ヨーロッパ派による政変が起きて、親露政権が倒れたのです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/2014%E5%B9%B4%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E9%A8%92%E4%B9%B1 で、このときにロシアはクリミア併合を行いました。2004年のオレンジ革命のときにクリミア半島は親ロシアだったので、当時のクリミアの住民は主にロシアによるクリミア併合を概ね歓迎したのです。なのでこのときはあまり大きな混乱はなかったんですね。 だけどウクライナ東部の地域を巡って、ウクライナとロシアとの間で内戦状態となりました。 そんなこんなで2019年にゼレンスキー政権が生まれたわけですが、ご存知の通りゼレンスキーさんは政治家ではなくて役者というかコメディアンだった人です。日本でいうなら半沢直樹をやっていたから堺雅人さんが首相になったようなもの。イメージは最高ですから当初の支持率は高かったけど、政治家ではないから政権運営は当然だけど上手くいきません。彼の側近も一緒にドラマを作っていた放送作家とかそういう人たちだから政治なんてできるわけがない。れいわ新選組よりひどかったかもしれません。 それで支持率が急降下し、特に日本でいうところのネトウヨの突き上げが厳しかったのです。ちなみにウクライナは「ネオナチのハブ(自転車のハブ&スポークのハブです。ハブ空港と同じ意味)」と呼ばれるほどネオナチが盛んなお国で、今話題のマリウポリにいるといわれるアゾフ大隊はそのネオナチの義勇兵部隊です(BBCじゃ「昔はそういうこともあったけど、今はネオナチは排除されているよ」と報じているけれど、ウクライナの美人兵士の写真を載せたときに彼女がアゾフ大隊の徽章をつけていることが判明して慌てて削除してるんですよね。ネオナチが排除されてるなら削除しなくてもいいのに)。 なので自分の主要な支持層のひとつでもある右派の突き上げが苦しいので、ゼレンスキー大統領はNATO入りしたい、EUに入りたいと西側諸国に呼びかけまくっていました。 当然そんなことをすればプーチン大統領との関係は悪化するのはいうまでもありません。その一方で思うように西側諸国の支持もあまり得られていなかったんですよ。さすがに各国も「いや、ウクライナがNATOに入ったらロシアが黙ってないだろ」と二の足を踏んだのです。だから思うように西側諸国と関係が作れないので、ゼレンスキー大統領の支持率は25%まで落ちていたのです。 「政権発足当初は70%くらいの支持率があって、めちゃくちゃ落ちた」というと菅政権です。辞任する頃には支持率は31%になっていました。つまりゼレンスキー大統領の支持率は辞める直前の菅さんよりひどかったのです。 だからプーチン大統領は「いける」と思ったのだと思います。ゼレンスキー政権はガッタガタで、ドアを蹴破れば腐った建物全体が勝手に崩れ落ちるだろうと思っていたのです。 でも実際は、内部でアメリカによる軍事補強工事が行われていたんですね。それをロシアは把握していなかったのか、甘く見ていたか。あるいは色々報道されているように、側近たちがプーチン大統領の機嫌を損ねて「シベリア送り」にされることを怖れて本当のことをいえなかったのか。そのあたりのことは分かりません。 ただ、側近たちも甘く見ていたことは間違いないと思います。今回の戦争は、全てが間抜けなんですよね。まーロシア(ソ連)軍というのはソフィン戦争みたいに時々とんでもない間抜けな戦争をするときがあるのですけどね。特にモスクワ(スラヴァ級巡洋艦)が沈没されられた件はね。聞くところによるとモスクワは単独行動をしていたそうですが、本当に戦争中なのに大型艦が単独でウロウロしてたなんて信じられないです。ここまで苦戦しているのに、ウクライナ軍を舐め腐っていたんですかね?
お礼
質問にも記載したように、同じ西側(NATO寄り)の国でも、企業はロシア国外に追い出してないですから、最初からの西側の国より裏切ってNATOに擦り寄ることのほうが、憎さ100倍なんでしょう。 それに加えてゼレンスキーは俳優上がりでパフォーマンスは上手いけど、政治的能力が欠けた結果「プッチンプーチン」を作って侵攻された。 そのゼレンスキーをウクライナ国民が大統領に選んだのですから仕方ないですね。 ありがとうございました。
- HAL2(@HALTWO)
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「APH (Axis Power Hetalia)」という漫画から発した Sub Culture を御存知ありませんか? APH は国家を男優及び女優の Comic/Animation Character に見立てて様々な人達が様々な時代の国家間の様相を表現する Sub Culture で、原作者の漫画作品以外にも数え切れないほどの別人が描いた作品があります。 それらの作品では共通の約束事みたいなもの (Icon とか ID とかいったものですね) ものがあり、Ukraine は Russia の「お姉さん」、Russia は Ukraine の「弟」という関係で描かれる事が多いです……Belarus はブラコン (Brother Complex) 気味の末妹と描かれることが多いですね(笑)。 歴史的にも Ukraine は Russia の母胎とか原型とも言える国で、日本で言えば江戸時代の関東と関西みたいなもの……つまり江戸言葉と上方言葉とは違うし、文化風習も違う別の国なのだけれど日本という大きな括りでは同じ民族というわけですね。 Ukraine も Russia も歴史を辿れば Viking に連なる Norman 系の Rus 人であり、Russia が建国されるまでは Kiev 公国でしたから同族とも言える関係なのです。 そんな「両親のいない、姉、弟、妹の三姉弟妹の家」でお姉ちゃんが NATO と結婚すると言って家を出て行こうとするのをシスコン (Sister Complex) の Russia が暴れて抗い、大暴れする Russia 兄ちゃんの後ろにブラコンの Belarus がオッカナビックリで引っ付いている……家の西側は敵対関係にある NATO の家々がひしめいていて、かつては仲が良かった親類達もどんどん NATO 側に入ってしまった……そんな漫画を誰かが描きそうですね(^^;)。 Europe から Russia にかけては現代では民族の融合が活発であることから、我々日本人のように「日本民族」といったような概念が希薄で、生粋の Russia 人とか Ukraine 人が国を構成しているのではなく、Ukraine にも多くの Russia 系の人々が住んでいます。 例えば Orange 革命に有名になった Ukraine の元女性首相の Yulia Tymoshenko 氏は Latvia 系 Russia 人とか Armenia 系とも言われ、人種的には Ukraine 人ではありませんでしたが、Ukraine 国民は彼女を支持して 2 度も首相に選んでいます。 真面目に調べれば日本とは異なる文化背景の歴史が折り重なって気が遠くなるような情報を相手にしなければなりませんが、ちょっと摘まみ食いして漫画化する APH なら解り易いかも(笑)。
お礼
「APH」を検索すると「ヘタリア」が出てきました。「ヘタリア」というタイトルの漫画があることは知ってましたが、詳しく読んだことはありません。 「両親のいない、姉、弟、妹の三姉弟妹の家」を例えに出してくれたのは解りやすいですね。wikiでベラルーシも読みましたが、やはり旧ソ連時代には色々ロシアから酷い干渉を受け、独立後も仲が良くないようですが、なんとか上手くロシアを刺激しないようにやってるようです。 日本も原爆を2発も落とされ、300万人もアメリカに殺されました。現在でも課題はありますが敵対するどころか同盟国として上手く(少なくとも平和に)やってます。 ウクライナも同様に上手くロシアを相手にできなかったのでしょうかね。 ありがとうございました。
- ノーバン(@nobound)
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サンデーモーニングで、今回の戦争は、内戦、近親憎悪に近いと言っていましたが、そうなのかもしれません。 ふと思ったのは、映画「孤狼の血 LEVEL2」で警察に内通していた組の手下が、結局ボスに発覚して殺されましたが、○○組などは、そういう血の濃い絆ですね。 あまりその世界は知りませんが、どうして組を抜けるということが、そんなに大変なのか?会社を辞めるとは違う何かを感じます。 ロシアと日本も火花を散らすかもしれないと言われますが、明らかに、ロシアと日本は別国です。
お礼
>今回の戦争は、内戦、近親憎悪に近いと言っていましたが、そうなのかもしれません。 冷戦時代はソ連の一部であり、また独立後も東部には親ロシア派も多いと言うことなら、ロシアにおける生活も必ずしも悪いことではないと思えますが、なぜ独立したのでしょうかね。wikiを読んだら歴史的にはむしろ独立することが危険な行為に思えたのですが。 まあ内輪揉めなら、日本はウクライナあるいはロシアのどちらに味方してもメリットはないので、ロシアにはあまり影響の無い程度の形だけの制裁にするのが賢い方法ですね。 ありがとうございました。
お礼
wikiでウクライナを読んでも、ずっと戦いの歴史ばかりで複雑すぎ全く理解できませんでした。 回答者様が例えたように元々は家族のような存在と考えれば、プーチンが当初言っていた「隣国に敵意はない」という意味がわかりますし、それなら日本も西側諸国も家族内での内輪揉めにはあまり口出ししないほうが良いですね。 しかし、過去から長い間、戦いの歴史がある国なら、独立後もロシアから干渉を受け侵略される可能性も予想できた筈なのに、ウクライナ歴代大統領はもう少し上手くロシアと付き合うことはできなかったのでしょうかね。 ありがとうございました。