山本五十六の死について
- 山本五十六の死について「今さら」の愚問ですが、狙い撃ちではなかったのでしょうか。
- 山本五十六はパールハーバー奇襲の立案・推進者・責任者であり、米軍にとっては憎っくき敵でした。
- 現代でも、米軍は中近東で直接攻撃した個人を血祭りにあげる姿勢を持っています。
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山本五十六の死について
「今さら」の愚問ですが、山本五十六の乗った飛行機が米軍に撃たれて墜落したのは、彼を標的にした狙い撃ちだったのではないでしょうか。 今まで、戦争だから敵に撃たれることもある、ぐらいにしか感じていませんでしたが、そうではなくて米軍にとっては彼こそが、執念でまず滅ぼすべき、憎っくき敵、だったのではないでしょうか。 連合艦隊司令官という要職だからではなく、「パールハーバー奇襲の立案・推進者・責任者」でしたから。卑劣で卑怯な憎い敵の最大の者とみたのでは。 現代でも、中近東と米国の殺戮合戦の際には、ウサマ・ラビン(サウジアラビア)、ソレイマニ司令官(イラン)など、直接米国を攻撃した個人を血祭りにあげています。米軍は昔から今までまったく同じ発想ー国というよりは、個人に血の報いをするーなのでは?
- gesui3
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まさに、おっしゃる通りの「狙い撃ち」です。 日本では「海軍甲事件」と呼び、米軍では「ヴェンジェンス(vengeance)=報復、復讐作戦」です。 山本長官への報復そのものです。 米軍は、撃墜することにより、暗号を解読しているということを日本軍に知られるリスクより、山本撃墜の心理効果の方が大と判断しました。 Wiki「海軍甲事件」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E7%94%B2%E4%BA%8B%E4%BB%B6 このwikiの「事件に関する諸説」は面白いです。 山本は、撃墜されて即死したのではなく、墜落後「自決」したとする説があります。 大野芳著『山本五十六自決せり』です。 遺体収容に向かった捜索隊がジャングルで見た真実とは? ホント面白い実録小説です。 https://hon.gakken.jp/book/1390072900 1943年、山本長官撃墜死……戦史に残されたこの記述は、実は軍部の捏造だった! 真珠湾の英雄の名誉を守るため、墜落後も生き延び、そして自殺したという事実は闇に葬られ、目撃者は次々に消された……。綿密な史料調査に裏付けられた、迫真の実録小説!
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- eroero4649
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>山本五十六の乗った飛行機が米軍に撃たれて墜落したのは、彼を標的にした狙い撃ちだったのではないでしょうか。 はい。他の方もいっているように、アメリカ軍はそこに山本提督が来ることを知っていて待ち伏せして撃墜しました。私も何かのテレビ番組でその撃墜したパイロットのインタビューを見た記憶があります。 「これは暗殺のようなものだから卑怯じゃないかと葛藤したが、自分が山本提督を殺害することで多くのアメリカ兵の命が助かると思って任務を行った」と証言していましたね。 アメリカ軍にとっては山本提督は「憎き敵」という感情的なものではなく「日本海軍内の最も優秀な提督のひとり」と考えていたので、敵チームの4番バッターをデッドボールで潰せみたいなものだったと思いますよ。 ただアメリカ軍内でも作戦の実行に反対する声もありました。でもそれは卑怯だからとかそういう理由ではなく、作戦を実行することで日本軍が暗号が解読されていることに気づいてしまうのではないか、という懸念からでした。それでもし日本軍が暗号を変えてしまったら、また暗号解読がやり直しですからね。 また日本軍側の証言としては「山本提督は死に場所を探していた」というのは多くの海軍関係者が口を揃えて証言していることですね。 山本提督はミッドウェー海戦の敗北の責任を大きく感じていたそうです。自分の責任は万死に値する。だから戦死する場所を探していたというのです。 暗殺前も側近などからはあまりに最前線に近いので危険だと押し留られたのですが、山本提督は前線を回るといって聞かなかったそうです。 個人的には、山本五十六提督は狂気のギャンブラーであり勝負師だと思いますが、戦略家ではなかったと思います。もっとも、連合艦隊司令長官というのは戦争の戦略までを考える役職ではありません。アメリカ軍でいうならニミッツ提督の役割ですからね。 アメリカにはルーズベルト大統領(超がつくほどの海軍びいき)やキング提督といった戦略を考える人たちがいましたが、日本側にはそういった「この戦争をどう進めて、どうやって収めるか」を考える人は誰もいませんでした。それが直接の敗因だったと思います。
お礼
対立国の要人を暗殺するのは米国のお家芸です。 他にも多くの国の要人を殺してきたのが米国です。 山本五十六もその一例に過ぎなかったのでしょう。 アメリカ全土に山本提督を醜悪に描いた戯画流布され、パールハーバーの怨みを向ける「憎き敵」と感情的に宣伝されていたのは事実です。客観的に最も優秀な提督でもあり、感情的な敵でもあったでしょう。どちらかを否定する必要はないようです。 アメリカ軍内でも作戦の実行に反対する声があったのは暗号読解を悟られるだけではなく、もっと怖い提督が後任に付かないか恐れたとwikiにあります。が居ないので実行したようですね。 > アメリカにはルーズベルト大統領(超がつくほどの海軍びいき)やキング提督といった戦略を考える人たちがいましたが、日本側にはそういった「この戦争をどう進めて、どうやって収めるか」を考える人は誰もいませんでした。それが直接の敗因だったと思います。 もっと言えば、伊藤博文の作った即席憲法の欠陥でしょう。意思決定の責任が不明な「無責任憲法」です。 一見 天皇主権のようでいながら、外交を含む政治は政治家に任せ、下位権限である軍隊だけは天皇を大元帥にしていますが、それさえも天皇は軍事の専門家ではありません。 国際感覚も視野も常識もある天皇の煩悶は、そこから来ていたでしょう。国家体制の宿痾が無理な戦争で露呈した形です。「政府連絡会議」などが実質的な最終決定機関ですが、中身が空洞です。
- oska2
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>彼を標的にした狙い撃ちだったのではないでしょうか。 その通りで、狙い撃ちでした。 日本軍の司令官が、陸上攻撃(爆撃)機で移動する事をアメリカ軍は暗号解読で把握していたのですね。 重くて+速度が遅く+機敏に動けない=ネギカモ状態です。 >「パールハーバー奇襲の立案・推進者・責任者」でしたから。卑劣で卑怯な憎い敵の最大の者とみたのでは。 戦争状態では、そんな事は考えていません。 軍隊は「縦社会」ですよね。 上官の命令がなければ、動かないのが軍隊です。 昭和に、釣り船と自衛隊の潜水艦(なだしお)が衝突。多くの釣り客が溺死した事件があります。 この時、潜水艦は浮上していましたが「乗員は、甲板上から(上官の命令があるまで)沈みゆく釣り客を見学」していたのです。 確か、29名が溺死しています。 多くの国民から非難轟轟でしたが、「命令がないと動かない」のが軍人だという証拠になりました。 話が逸れましたが、戦時中なら「上官の命令で出撃」するだけの事。 「何故?」という疑問は、一切持ちませんよ。 余談ですが・・・。 戦後の東京裁判。 東条英機も「日本軍・日本軍人は、天皇陛下(陸海軍統帥)の命令がないと一切動かない」と法廷で述べています。 この発言は、東京裁判の記録に残っています。 天皇を利用して日本統治を進めようと考えていたGHQとしては、大事件。 この発言後、東条英機とマッカーサーの密約が成立します。
お礼
では、ウサマ・ラビン(サウジアラビア)、ソレイマニ司令官(イラン)などは、どう説明しますか? 東条の発言より、現実の陸軍の独走が、論より証拠です。 盧溝橋事件から満州侵攻、上海事件まで、天皇が止まれと言っても止まらずに進み続けたことをどう見ますか?
- p-p
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いや、狙い撃ちですが 暗号解読されて待ち伏せですよ アメリカ軍内部でも、いきなり敵のトップを撃ち落としてもよいかといった意見もあったそうです。 暗号解読されてなくても、最前線ですから 敵に出くわすおそれがあったのに山本五十六は激励の為、向かったそうです。 戦局が悪化し始めの最初くらいでしたが、山本五十六は負け戦だと感じてたかもしれませんね。 五十六はアメリカと開戦反対論者でしたし アメリカ相手は持って1年と言ってましたからね。 死ぬ気だったのかもしれないです
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> アメリカ軍内部でも、いきなり敵のトップを撃ち落としてもよいかといった意見もあったそうです。 そうですか。 回答をありがとうございました。
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ありがとうございました。やはり、そうだったんですね。 ルーズベルトの裁可まで得たうえ、暗号解読を悟られないように実に周到な配慮をめぐらしてまで、彼個人を狙った事件だったのですね。同日に他の雑魚まで攻撃して煙幕を張っています。 その小説の述べる真偽はどちらであっても、「パールハーバー奇襲立案者・山本」への個人攻撃であったのは動きません。