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ヘモグロビンについて
ヘモグロビンに以下のような処理を行うと酸素親和性はどう変化するのですか? (1)α2β2を解離させ単量体サブユニットにする。 (2)pH7.2からpH7.4にあげる。 参考となるURLがあれば知りたいです。 よろしくお願いします。
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(1)ヘモグロビンはご存じのように、アミノ酸141個からなる対のα鎖と、アミノ酸146個からなる対のβ鎖からなる四量体の代表的なアロステリックタンパク質です。また、酸素結合による変化はα1鎖とβ2鎖の間で起こります。よって、このタンパク質の構造を解くことは酸素親和性を著しく低下させることになると思います。 (2)pHを上昇させると酸素解離曲線(縦軸に酸素飽和度、横軸にPO2;酸素分圧)が左方向に移動することになります。よって、pHが低いときに比べれば、酸素と結合しやすくなると思います。 pH7.2→pH7.4では、CO2濃度が下がったことになり、酸化ヘモグロビン(OxyHb;酸素と結合したヘモグロビン)の方が還元ヘモグロビン(DeoxyHb;酸素を末梢組織に放出したヘモグロビン)よりも多いということになると思います。 以上、もう少し具体的にお知りになりたければ「酸素解離曲線の近似式」というのがありますので、それが理解の手助けになると思います。参考にしてみて下さいね。
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- Freeuser
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(1)酸素と結合することが知られるタンパク質には、ヘモグロビンのほかにもミオグロビンなどがあります。 ヘモグロビンは4量体ですが、ミオグロビンは単量体で働きます。4量体で働くのと単量体で働くのとどう違うか、考えてみてください。キーワードは「アロステリック」です。 次のURLは、ヘモグロビンとミオグロビンの酸素解離曲線です。酸素分圧に対して、酸素を結合している分子の割合を、グラフにしています。ヘモグロビンの曲線はS字型をしていますね。 http://employees.csbsju.edu/hjakubowski/classes/ch331/bind/MbHbbindcurve.gif (2) つまりH+イオン濃度が変わるわけです。「ボーア(Bohr)効果」がキーワードです。調べてください。 次のURLは、PHを変えたときの解離曲線の図です。 http://merckmanual.banyu.co.jp/cgi-bin/disphtml.cgi?url=16/f203_02.html
お礼
URLも書いていただき、本当にありがとうございます! 早速調べてみたいと思います!!
お礼
詳しく説明していただきありがとうございました!! とても参考になりました(^^) HPも参考にしたいと思います!