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古典翻訳:ホラティウスの書簡集一の一

Nakay702の回答

  • Nakay702
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回答No.2

 楽しい話題をありがとうございます。以下のとおりお答えします。 私試訳: To fly from vice is virtue: to be free 悪徳を去りて美徳に入るは自由のはじめ From foolishness is wisdom's first degree. 愚行を去りて善行に入るは智慧のはじめ。 Think of some ill you feel a real disgrace, 恥ずべき悪徳の業あまたあり、 The loss of money or the loss of place; 財貨の損失、地位の喪失、懺悔せり。 To keep yourself from these, how keen the strain! 脱却を願いて張るは気力! How dire the sweat of body and of brain! 込めるは身力、働かす知力! Through tropic heat, o'er rocks and seas you run酷暑、岩山、海原越えて To furthest India, poverty to shun,貧窮捨てんとインドを目指して、 Yet scorn the sage who offers you release汝、解放の手をさし延ぶる賢者を拒むや From vagrant wishes that disturb your peace.安寧を乱す彷徨の妄執に留まるや。

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 体調を崩していまして、お礼が遅れて申し訳ありません。 >>To fly from vice is virtue: to be free 悪徳を去りて美徳に入るは自由のはじめ From foolishness is wisdom's first degree. 愚行を去りて善行に入るは智慧のはじめ。 むむむ、なんという引き寄せられる冒頭文! そういえば最近、吉田松陰全集をチラッと読んだのですが、なんとなくナカイさんの文章と似ていました。 >>Think of some ill you feel a real disgrace, 恥ずべき悪徳の業あまたあり、 The loss of money or the loss of place; 財貨の損失、地位の喪失、懺悔せり。 ここは、解釈が割れましたね! と言っても、ご存じの通り「私は、古典を愛す、歴史弱者。」なので、本当の所は知りません。しかし、私はホラティウスは、「お金や家もしくは地位のことで思い悩むなど(美徳にを極める事に比べたら)くだらない事、」だと考えているように感じました。(ゆえに賢者はそれから解放させてあげようとしているのに、あくせく金の奴隷になりおって、、みたいな感覚かなと、、。) >>To keep yourself from these, how keen the strain! 脱却を願いて張るは気力! How dire the sweat of body and of brain! 込めるは身力、働かす知力! 英文のリズム感をそのままに和文でも再現できてしまう技術力はあいかわらず流石だと思いました。 私も、ホラティウスのリズム感と見事な芯をついた物言いが好きなんですが、日本語でリズムを再現するのは難しくて、、、。お手本のような、お作品をありがとうございます。 >>Through tropic heat, o'er rocks and seas you run酷暑、岩山、海原越えて To furthest India, poverty to shun,貧窮捨てんとインドを目指して、 ナカイさんもお見事にrocks を訳しましたね!SPSさんのお訳もお見事だと思いました。私は、出てきそうで訳語が出てこず、推敲しつつ、あとでこの行を訳そうと思っていたのですが、忘れて投稿してしまいました。 個人的には、一番難しかった箇所です。(「海、岩、暑さ」をうまい事一行にまとめられなくて、、、。) それをナカイさんは、ここまでリズム感を出しつつ、味わいがある言葉も選び流石だと思いました。 >>Yet scorn the sage who offers you release汝、解放の手をさし延ぶる賢者を拒むや From vagrant wishes that disturb your peace.安寧を乱す彷徨の妄執に留まるや。 私がこの前の行からここに繋ぐのに苦労したこの難関箇所をあえてこう訳しましたか! 「拒むや」でつなげるとは考えましたね! 説明調にならなくてもこうつなげられるとは考えもしませんでした! さすがナカイさんですね! いくつもの奥の手を持っていらっしゃいます! 言葉選びもいつも流石だな、と思っております。 今回も、勉強になりました。 また、よろしくお願い致します。

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  • 古典翻訳:ホラティウスの書簡集のI

    Just where the weather drives me, I invite Myself to take up quarters for the night. Now, all alert, I cope with life's rough main, A loyal follower in true virtue's train; Anon, to Aristippus' camp I flit, And say, the world's for me, not I for it. (HoraceのEpistles Book oneの1より。) 拙訳: 行先は風にきいておくんなせえ 気の向くままフーテン暮らし 飯のためには、粉骨砕身しようとも 心は、美徳の忠実なる従者 時にはアリスティッポスに教えをたしなむも 志は常に、世の為に生きず、吾が為に世を生きよ。 (life's rough mainは、「世間の荒波」的な解釈をしました。the world's for me(世界は私のためにある)は、「滅私奉公よりも、自分の為の人生を歩みたい。」的な事かなと解釈をしましたが、、、例によって、作者の事はあまり調べずに、気の向いたまま古典を読んでいますので、本当の意味は別にあるのかも知れません。) まあ、そこは大目に見てもらって、皆さんの、この詩の翻訳例を教えてください。 宜しくお願い致します。 (BAは、選びません。すいません。)

  • 翻訳お願いします。

    翻訳お願いします。 Hello!!!My name is Reginald Ranna in Botswana.Could you please make me some calculations of the car of the details i have pasted below.This calculations must in include every thing from you country to Botswana-Gaborone passing through SouthAfrica-Durban. Also tell me how i am going to do some payments and how long will the car take to reach Botswana-Gaborone.

  • すいません、翻訳お願いします

    IF it is wrong will you please write how it should be labled! I need your address to send you the package. I can not write Japanese!! Please write your address how it should be written on the package.... thanks you hope to hear from you soon Carl