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ほろほろ

「ほろほろと薄蒼く わが背中を疾り逝くけものあり」 薄蒼いけものという意味をさしているでしょうね。 でも、ほろほろという言葉はどんな意味ですか。 教えてください。

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noname#11434
noname#11434
回答No.3

「ほろほろと薄蒼く わが背に疾り来たるけものあり」でしょうか? 私は、1さんの調べてくださった意味の中では、(3)かな?と思います。薄蒼い亡霊のような獣が、風に運ばれて、背中にはらはらと落ちてきた、というような(訳としてちょっと変なことは認めます)。 でも、ほんとのところはわかりません。けものがほろほろと涙を落としているのかもしれませんし、ほろほろと泣き声をあげているのかもしれませんし、あるいは(1)~(7)のような意味をすべて醸しているのかもしれません。作者さんにお聞きになったら、「ほろほろと」は「ほろほろと」だよっておっしゃるかもしれません。ただ、続く詩句が、「おののきてふり返れば/ただ一輪の秋桜の背に揺れて/風の吹く」とあるので、花びらのイメージは重ねられているのだろうと思います。(あまりまじめに解説してると、自分に嫌気が差してきます。獏様の詩に無礼です。) ご自分の中にある日、「ほろほろと」そのままで意味がストーンと落ちてくる日があると思います。その日までどうぞお待ちになってください。 ポーの「大鴉」を少しだけ意識された詩なのかな、とも思いました。それなら、ますますすばらしい詩だと思いました。

brightKAO
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  • gekkamuka
  • ベストアンサー率44% (138/309)
回答No.4

 #3さんがご指摘されていらっしゃる通り、秋の風の気配を、「薄蒼い亡霊のような獣」が背後に迫ったかのように感じ取る、その繊細な情念が<ほろほろ>というオノマトペに託されているのでしょうね。  夢枕獏32歳の時の短編の最後の方で次のような一節があります。 「天の蒼が、そのまま、ほろほろとほどけ落ちてきそうな空だった」(「天竺風鈴草」)  登山家でありカメラマンでもある夢枕獏にとって、<蒼>とは天空や月星に属するような<マジ>であり魅惑的にして永遠な何かであり、それが<ほどけ落ちる>様をどのように詩人として感じ取っているのか。それが<ほろほろ>なのだと。それもありふれた視覚に頼ったものではなく、なによりその身体の背(せな)で感じ、しかもそれゆえに反応する官能や情念をここでは「疾り来たるけもの」にこそ象徴させているのではないでしょうか。  

brightKAO
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回答No.2

なんだか brightKAO さんは夏休みの宿題追い込みって感じなんでしょうかね がんばってください (違っていたらごめんなさい) 「岩村賢治詩集」の「蒼黒いけもの」の一節のようですが 「薄蒼いけものという意味をさしているでしょうね。」の意味がわからないのですが、それはおいといて…… 「ほろほろ」はこの詩の中では   ほろほろと薄蒼く   ほそほそと蒼白く   しみじみと蒼黒く という同様の表現の中の一つとして用いられています とすれば、「心の深いところまでしみ通った心細く泣きたくなるような思い」の表現でしょうかね。 (読んでいくと宿題には出そうにもない詩ですねー)

brightKAO
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  • silpheed7
  • ベストアンサー率15% (1086/6908)
回答No.1

副) (1)涙が、こぼれ落ちるさま。 「―(と)涙が落ちる」 (2)雉(きじ)や山鳥などの鳴く声を表す語。 「―(と)鳴く」 (3)木の葉や花などの散るさま。はらはら。 「山吹が―(と)散る」「黄なる葉どもの―とこぼれ落つる、いとあはれなり/枕草子 199」 (4)人の分かれ散るさま。ばらばら。 「修法の壇こぼちて―と出づるに/源氏(夕霧)」 (5)物がもろくやぶけるさま。 「とかくひきしろふほどに、ほころび、―と絶えぬ/源氏(紅葉賀)」 (6)ものを食べる音を表す語。ぽりぽり。 「二人して栗やなどやうのものにや、―と食ふも/源氏(宿木)」 (7)日のたけるさま。 「かくて日も―とたけて/父の終焉日記」 さて、どれでしょう。

brightKAO
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