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「てつはう」の発音
元寇時に元軍が「てつはう」と言う火薬の飛び道具を使ったと言われています。 ところで、この文字は発音するときにはどう読むのですか? 「te tu ha u」ではないですよね。旧仮名遣いの表記だとすれば、 発音は「te ppo ー」(テッポー)で良いのですか? それとも「te hho ー」(テッホー)ですか?
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#1です。訂正の補足です。 >>どこを訂正されたかよくわかりません。 すみません。うっかり「でつはう」を「てつほう」と書いたので、そこを訂正いたしました。 中国からは phau と入って、日本語には無い音なので「はう」と書いたと思います。実際の音は 鎌倉時代はハオ、室町時代は開音のホオだったのでしょう。 17世紀初頭のお段長音の「開」についでは、下記で分かり、o に逆 v すなわち ô で「合」を、 o の上の小さい v すなわち ǒ で「開」が表記されています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%91%A1%E8%BE%9E%E6%9B%B8 当時標準語だった京都の言葉では、17世紀初めには、お段開合の区別がありますが、その区別がなくなるのは関東地方が早く、江戸時代には無くなっています。 このように「砲」の発音は変わっていますが、書き言葉では、1946年の現代仮名遣いまで「はう」のままです。
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- SPS700
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#1です。訂正です。 >> 半濁点の丸も、促音の「っ」も無い時ですから「テッポー」と話されても「てつほう」としか書けなかったわけです。 とかきましたが 半濁点の丸も、促音の「っ」も無い時ですから「テッポー」と話されても「てつはう」としか書けなかったわけです。 と訂正します。
お礼
どこを訂正されたかよくわかりません。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
#1です。補足です。 >>「テッポー」の半濁音無し表記は「てつほう」であり、古文書の「てつはう」ではないはずです。これはどう考えますか? 董 同龢の『上古音韻表稿』p.136に「包」を音符にした形声文字が、上古音*-og から中古音*-au に変わった、と記され、下記によればその au が今も続いています。 https://ja.wiktionary.org/wiki/%E7%A0%B2 ということは「砲」は「はう」と日本に入ったことになります。これが17世紀初頭には開音の「オー」になっていますがそれは発音で、文字では「はう」です。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8B%E5%90%88 したがってその頃は「てつはう」と書かれていたと思われます。
お礼
なるほど。 「ほう」は、「はう」になるのですね。 国語辞典で見ても、「てっぽう」は「てつぱう」と文語表記がありました。 半濁点が無い時代なら「てつはう」ですね。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
#1です。補足です。 >>火縄銃でないので困惑しています。ツボに油を入れ、導火線に火をつけて振り回して遠心力で投げ、物にぶつけて爆破させるという、しいて言えば手榴弾の先祖のような武器です。 下記にある「火矢」の第二の意味に相当しますね。「投げ火縄」みたいなものですね。 https://kotobank.jp/word/%E7%81%AB%E7%9F%A2-612617 >> 後代に、火縄銃が来た時に、大きい音と攻撃力の類似性から、「てっぽう」と呼び「鉄砲」の字を当てたようです。だから「てっぽう」でよいのかもです。 おっしゃる通りだと思います。 >>古文書には「てつはう」と表記があるのでしょうが、旧仮名遣いに詳しい古典愛好者の方、何と読みますか? 念のために聞きたいのです。 1。語中のハヒフヘホを、ワ行に変える「ハ行転呼音」(下記)は、平安時代の10世紀から行われたとされています。 https://kotobank.jp/word/%E3%83%8F%E8%A1%8C%E8%BB%A2%E5%91%BC%E9%9F%B3-357187 2。小さな「っ」は定着した表記法はありませんでしたが、仏教のお経の読み方などで下記のように12世紀には日本語に入っていました。 https://kotobank.jp/word/%E4%BF%83%E9%9F%B3-89839 3。2回の元寇の1274年、1281年ごろには上の理由で書き言葉と話し言葉が離れていたことがわかります。 半濁点の丸も、促音の「っ」も無い時ですから「テッポー」と話されても「てつほう」としか書けなかったわけです。 まだ昭和の初めの公文書には「何何スへカラス」のように点々の無い書き方が横行していたわけですから、まだ言文一致には。ほど遠い頃の書き物と思われます。
お礼
火矢は日本にもありましたが、火薬を使った爆発物は元寇で初めて遭遇したのだと思います。 その後、日本でも爆発物的武器が出来ていったと思われます。外来文化の刺激で。 「テッポー」の半濁音無し表記は「てつほう」であり、古文書の「てつはう」ではないはずです。これはどう考えますか?
- SPS700
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#1です。補足です。 >>古文書には「てつはう」と表記があるのでしょうが、旧仮名遣いに詳しい古典愛好者の方、何と読みますか? 念のために聞きたいのです。 丸をつける半濁音の「ポ」も、発音を表す小さな「っ」も、江戸時代になってから市民権を得、大きく広がるのは昭和の初めですから当時は「てつはう」とか来ていたのだと思います。
お礼
は → ぱ では? ぽ ではなくて。
- oska2
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>元寇時に元軍が「てつはう」と言う火薬の飛び道具を使ったと言われています。 これは、間違った歴史です。 正確には「蒙古軍の先陣として参戦した、高麗軍」ですね。 実際には、蒙古軍は日本を攻撃していません。 全ては、高麗国王が準備した軍隊です。 元皇帝に日本侵略を進言したのは、高麗国王。 「軍船・軍人・食料・弾薬は、わが国が準備する。先陣も、わが軍が行う」 ※朝鮮語で書かれた高麗記に、記載があります。 もちろん、韓国の正しい歴史には一切記載はありませんがね。 >この文字は発音するときにはどう読むのですか? 「てっぽう(te ppo ー)」です。
お礼
元寇の中身は高麗軍ですね。 やはり「てっぽう」ですか。 ありがとうございました。
- eroero4649
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「てつほう」でしょうね。そう読むのが自然だと思います。「てっぽう」は「てつほう」が言いやすいように変化して「てっぽう」になったのでしょう。そもそも火薬を使った音が鳴る武器のことを「てつはう」と呼んでいたようです。質問者さんのいう「てつはう」以降は火縄銃が伝来するまで「てつはう」に該当する武器はなかったわけですが、火縄銃が広まるにつれて「鉄砲」という字があてられたようです。 戦国時代は火縄銃のことを一般的に「種子島」と呼んでいたみたいなので、おそらく当時のインテリが「火薬を使った音が鳴る武器のことを昔はテツハウと呼んでいた」と気づき、テッポウという呼び方が出てきたのではないかなと推測します。 でも今「てつほう」というと「テッポウだろ。ちゃんと読めや」といわれてしまうので「てっぽう」と読むか「てつはう」と読むかになるのでしょうね。 ただ言語というのは変化しますので、鎌倉時代の武士の発音でどうだったのかはまず分からないのではないかなあ。現地の人たちは北九州弁で発音しただろうし。
お礼
いま思ったのですが、古語の文中のハ行はワ行で発音しますよね。 例:あはれ → あワれ この伝でいくと、 てつはう → てつワう かな??? なぜわれわれは、「てつはう」というカナを見て「てつぽう」と思ってしまうのだろうという、そもそもの疑問もわいてきました。
- kaitara1
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手榴弾のようなものだったのではないでしょうか。テッポウかなと思います。
お礼
手榴弾 マイナス 時限性 マイナス 重量 でしょうね。 逆に言えば、大型のぶっつけ本位の爆弾。 やはり、テッポウですかね
- ONE-STEP
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てつぼう?
お礼
はあー、鉄棒、ですか? は=ぼ とは、どういうわけでしょうか?
- SPS700
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当時の人に聞くわけにはいかないので火縄銃のことですから「テッポー」と読めばいいと思います。誰か文句を言ったら「じゃお好きなように」と言えばいい。
お礼
火縄銃でないので困惑しています。 ツボに油を入れ、導火線に火をつけて振り回して遠心力で投げ、物にぶつけて爆破させるという、しいて言えば手榴弾の先祖のような武器です。 後代に、火縄銃が来た時に、大きい音と攻撃力の類似性から、「てっぽう」と呼び「鉄砲」の字を当てたようです。だから「てっぽう」でよいのかもです。 古文書には「てつはう」と表記があるのでしょうが、旧仮名遣いに詳しい古典愛好者の方、何と読みますか? 念のために聞きたいのです。
お礼
わかりました。 ありがとうございます。