真円度の記載がない場合の径公差とは?

このQ&Aのポイント
  • NC旋盤のオペレーターがアルミ製品を加工した際に、内径公差の記載はあるが真円度の記載がなかった。測定結果によれば製品は歪んでいて公差外になっており、検査と現場で意見が食い違っている。どちらが正しいのかわからないため、詳しい方の助言を求めている。
  • NC旋盤のオペレーターがアルミ製品を加工した際、製品の内径公差は記載されていたが真円度の記載はなかった。ホールテスト後の測定結果によれば製品は歪んでおり公差外になっている。しかし、課長は真円度の記載がないため三次元測定器での測定が結果になると主張している。検査と現場の意見が食い違っており、どちらが正しいのか迷っている。
  • NC旋盤のオペレーターが加工したアルミ製品の内径公差は記載されているが真円度の記載はなかった。製品の測定結果によれば真円度は0.015であり、歪んだ箇所の大径と小径は公差外になっている。課長は真円度の記載がないため三次元測定器での測定結果が正しいと主張しているが、検査と現場の意見が食い違っており、どちらが正しいのかわからないため助言を求めている。
回答を見る
  • ベストアンサー

真円度の記載がない場合の径公差について

お世話になります。 初投稿のため至らない点等ありますが、ご容赦くださいませ。 私はNC旋盤のオペレーターをしています。 本日鋳物のアルミの製品を加工しました。 その製品は内径±0.006という公差で 円筒度は0.03、真円度の記載はありませんでした。 取り外し後にホールテストで測定し 大丈夫そうだったので 検査で測定してもらったところ 測定者から 「真円度が0.015で、チャックの形に歪んでいる」 「歪んでいる箇所の大径、小径を測ると公差外になっているためNG」 と言われました。 課長に相談したところ 「真円度の記載がないから、三次元測定器での多点測定をした数値が結果になる」 と言われました。 検査と現場で意見が 食い違ってしまっているため どちらを信用していいのか わからなくなってしまっています。 この場合はどちらが正しいのでしょうか。 どなたか詳しい方、お力を貸していただけないでしょうか。 またJIS等で参考があれば 教えていただければと思います。 よろしくおねがいいたします。 ※円筒度は0.016でした。

  • 旋盤
  • 回答数4
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1751/3360)
回答No.4

>>営業を通じて確認するのが一番なんですかね… 一番です。というか客先トラブルが懸念されている状態で確認しない営業に存在意義などありません。ケツを蹴り上げてやるべきです。 ついでに言っておくと、JIS的な話をすれば御社が有利です。 先の回答でもチラりと触れましたが、測定では独立原則というものが存在しており、「直径+-0.006」という寸法公差と、「円筒度0.03」という形状公差は独立して成立する概念です。 これは独立の原則と呼ばれ、 「図面上に個々に指定したサイズ及び幾何特性に対する要求事項は、それらの間に特別の関係が指定されない限り、独立に適用する。 それゆえ何も関係が指定されていない場合には、幾何公差は形体のサイズに無関係に適用し、幾何公差とサイズ公差は関係ないものとして扱う。 したがって、もし、 ーサイズと形状又は ーサイズと姿勢又は ーサイズと位置 との間に特別な関係が要求される場合には、そのことを図面上に指定しなければならない」(JIS B 0024) 参考ページ https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/contents/business-oyakudachi/cad-lecture/2017/201703.html なのでそうした指定がない場合、直径は誤差最小値でOK、円筒度もOK、で一切問題ありません。 ただし、こうした「JISではこうだから」が通じるかどうかは営業と客先の合意が重要な部分であり、加工と検査でグダグダ言ってる暇があるなら、とっとと営業を蹴り飛ばしてが客先と話をつけてさせてくるべき案件です。

その他の回答 (3)

回答No.3

理屈上はOKであるべきだが、実用上は客先NGとなるリスキーな状態といったところです。 寸法測定方法において、特別の取り決めが無くJISなどの概念を基礎とする前提で以下を記載します。 特別の取り決めがあるならそれが優先されます。 幾何公差の公差域の定義に考えるべき案件と言えます。(JIS B 0021) まず、円筒度0.03の指定があるわけですが、これは円筒部分をどこで輪切りにしても断面の真円度0.03と、円筒部分の稜線の真直度0.03を含む公差域となります。 なので、通常は円筒度の指示をすれば真円度の指定は行いません。 http://d-engineer.com/seizu/kikakousa2.html また、JIS B 0001では寸法の指示は二点測定を前提に行われます。(JIS B 0001:2010 4.一般事項(f)項 参照) ですので、2点式内径マイクロメータで測って±0.006以内であれば可と解釈するのが自然です。 https://kikakurui.com/b0/B0001-2010-01.html https://www.natuo.com/sokuteigunotukaikatahure-mu2.11saisilyounizilouhousaidaisaisilyou.htm ただし、客先の受け入れ検査がホールテストのような3点式内径測定器である場合、大径・小径のどちらかが±0.006を超えていれば直径NGとされ、もめる確率が極めてて大きくなります。(基本、うちの流儀はこれなんだって言いう水かけ論争になる。) 検査員の方はこの可能性を危惧し、NGと主張しているものと考えられます。

mamekkosama
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 また詳しいURLもありがとうございます。 おっしゃる通り非常にリスキーで 全数不良もあり得る状態だなと私も思います。 ですが、納期とマシニングセンターとの 日程の兼ね合いもあるため 課長が1工程で仕上げたい気持ちもあるのかなと思います。 お客さんとの特別な取り決めはないため JISが優先されるはずです。 恥ずかしながら JISの二点測定のことは知りませんでした… 勉強させていただきました。 測定についてですが、 三点式のホールテスト、 三次元測定器の8点測定では 中央値での結果が出ました。 (二点式のホールテストはありませんでした…) 検査の考えももちろんわかりますが、 円筒度を満たし、 平均値での公差も満たしているので 過剰品質ではないのかなと思うところもあります。

回答No.2

内径±0.006を外したヶ所があるんですよね? 有るならアウトじゃないですか?

  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1751/3360)
回答No.1

実際問題としては製品の使用用途によります、としか言いようがない案件ですね。JIS的にも特に規定はなかったんじゃないかなぁ。 ただし「内径±0.006という公差で、円筒度は0.03」という事からすると、そもそも設計段階で内径の許容量<許容形状公差となっている事は自明です。 なぜなら円筒度は0.03という事は、径の公差で言えば+-0.015に相当しますからね。 つまり、形状公差も加味した上で径公差を満たせ、というのは過剰要求のように見えます。 また両側公差という点からすると、何か軸が入るべき穴でもないようですし、基本的には三次元測定器での多点測定をした際の、最小二乗法で判定していいと思います。 (つまりH7-h7のようなはめあい公差や片側公差であればまた話が変わってくるような、微妙なケースです) 少なくとも盲目的に最大径と最小径でNGだからNG、と判定している検査員は少し過敏すぎますね。 少なくとも私が担当であれば「そちらの主張からすると円筒度0.03が意味をなさなくなる。判断として不適切ではないのか」と確認します。 最大径または最小径を加味して判定すべき製品なら、形状公差もそのように指定されているか、または最大実体公差指定になっているはずだ、という論立てですね。 ただこの辺りは責任論とか数字遊びの範疇でしかなく、最初に書いたように、製品の使用用途により判断されるべき部分です。仮に設計からそのような連絡が検査側に入っている場合は、当然そちらが優先となります。 (まあ、その場合は製造側にもその連絡は入れろよ、という事なりますけど)

mamekkosama
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 製品の使用用途については、 恥ずかしながらまったくわからず 検査員ですら憶測で使用用途を語っています。 円筒度については私も疑問に思うことがあり、 この公差で0.03を付ける意味がないのではないか? と考えていました。 また、質問の際に記載はしていませんでしたが 図面上のデータムターゲットが 複雑な形状の中で唯一 旋盤でチャックできる三ヶ所と なおかつ突き当てにできる場所が 指定されていたため、 それを踏まえて課長は 「チャックで歪むことを踏まえた上の公差と円筒度を設計している」 と判断したようです。 ですが、やっぱりお客さんに 営業を通じて確認するのが一番なんですかね… お客さんに笑われそうで営業も確認するのが 気がひけると言っていました…

関連するQ&A

  • 真円度

    NC旋盤で真円度0.01以内の加工を行いたいと考えています。機械精度に依るところが大きいとも思うのですが実際にこのような精度で加工することは可能なのでしょうか? また最大限、真円度をよくするための加工方法はどのようにすればよいのでしょうか? 製品は次のような形状です。 加工品材質-S45C鍛造品、FCD250 外形寸法-170225mm 内径寸法-150mm 厚さ寸法-1540mm また真円度の測定方法は「真円度測定器」を使用することと思うのですが、その他に測定方法はあるのでしょうか?(例えば3次元測定器) 経験をお持ちの方、ご教授ください。

  • 真円度について

    こんにちは。図面上の幾何公差について教えて下さい。 内外径の切削加工で真円度 0.01を要求されています。NC旋盤にて加工を考えておりますが、実際のところ、この幾何公差を満足する品質保証は旋盤において可能なものなのでしょうか?また、その際の注意点等あれば教えて頂きたい。 宜しくお願いします。

  • 最小二乗法による直径及び、真円度について

    ある画像測定機を使用して、サンプルの「円測定」をします。 取扱説明書によると、この測定機は円測定を「最小二乗法」で処理しているとのことです。(全く何のことかわかりません) 具体的には、画像に映ったサンプルの円周上の座標を数点(大体、8点から30点くらい)クリックします。 すると、「直径:XX.XXX mm」「真円度:XX.XXX mm」と表示されます。 直径は、出てきた数字が「直径」というのは何となくわかるのですが、真円度の方がよくわかりません。 知りたいのは、「直径」に加えて、その円の「最大径」と「最小径」です。 例えば、出力された値が「直径:10.000 mm」、「真円度:0.06mm」であれば、その円の最大径と最小径は、いくらを推定すれば良いのでしょうか? 全く、バカな質問をしているかもしれませんが、よろしくお願いします。

  • 3点法による真円度の測定

    いつもお世話になります。 3点法による真円度の測定、金属製品の内径の真円度が0.02以下ですが、小さい会社ので、真円度測定機がありません。3点マイクロメータを用いて、被測定物をなん回転測定させた時の最大値と最小値との差を求めました。ても、内径がひずみ円ので、振れの倍率を求めって思います。是非アドバイスを頂きたいと思い質問っせて頂きました。ご指導頂ければと思います、宜しくお願い致します。 3点法による真円度の測定定理公式と計算方法をお説明してくださいお願いします。 3点法による真円度の測定はVフロック、馬乗りゲーイ、三脚ゲージ(内径真円度)を用いて測定できて思います。

  • リング形状の内径真円度を向上させるには

    いつもお世話になっております。 配管用ステンレス鋼管40A(SUS304、φ48.6、厚さ4.0)を使用し 外径φ48、内径φ44(0、+0.05)、長さ15のリング形状のワークを加工すると 内外径とも歪みが出ており真円度が20~30μになってしまい 外径はともかく内径はゲージが入りません。 加工方法ではございますが、 1、バンドソーにて切断 2、内径をチャックし外径加工 3、外形をチャックし内径加工 試したこととしましては 油圧3爪チャック→円形生爪→機械変更し空圧コレットとトライしましたが あまり改善されせんでした。 また取しろ、速度、送りはいろいろ試しましたがこちらも変わらなかったです 薄肉の内径加工は実績があり、空圧のコレットを使えば 大体うまくいくのですが今回はてこずっております。 お忙しいとは思いますが、ご教示お願いいたします。 バンドソーでの切断は肉厚が4mmある為可能と判断しました。 当方ではφ48の棒材が入らない為、切断してチャッキングになります。 皆様、お忙しい中ご連絡ありがとうございます。 こんなにコメントいただいたということは、やはり簡単な加工ではないのだと 改めて思いました。 遅くなりましたが現状のご報告です。 バンドソーで切断した際の真円どの変化ですが、材料を長めに切断し 切断した側、切断していない(棒材端面)側を測定しましたが それぞれ外径が41μ、38μと変わりませんでした。 内径はVブロックに乗せピックで測りましたが振れは0.5mmでした。 現在旋盤が空かないので旋盤でのご報告は後日になりますが トライするならははは様のような長めにとって突っ切りで落とすやり方で 進めてみたいと思います。 ご連絡が遅くなりまして申し訳ございませんでした。 長さ30mmで掴んで内外径加工して突っ切りして真円度もう5μとかなり向上しました。 無垢からやったりしましたが変わらなかったです。 とても勉強になりました。ありがとうございました。

  • 円筒度、真円度を測定できる工具ってあるのでしょうか。

    円筒度、真円度を測定できる工具ってあるのでしょうか。

  • 寸法公差と円筒度

    初歩的な質問で恐縮です。 円筒形状の部品の製作図において、 外径寸法に0~+0.03の寸法公差を入れ、 かつ同じ箇所に 真円度:0.03 円筒度:0.05 の幾何公差指示を入れたところ、 上長から、 寸法公差と円筒度の指示が矛盾している、との指摘がありました。 寸法公差幅よりも円筒度の値が大きいと 矛盾しているのでしょうか? ご存知の方、ご教示願います。

  • 真円度不良で材料が悪いというのはあるのでしょうか。

     毎々お世話になります。  現在、リング状の焼入れ鋼の内径を旋盤で加工しているのですが、 真円度が良くなりません。 このワークは量産で月6千ほど加工しているのですが、いつもの段取りをしても一向に良くなりません。 ですので、チャック圧を変えたりチャックの振れ、キズを見ているのですが、寸法に入るものの、以前より楕円になってしまいます。 機械を替えても変わりません。  そこでタイトルの通りなのですが、材料の良し悪しによって真円度など精度に影響するのでしょうか。例えば通常の材質でなかったり、焼きが甘かったりなどです。  ちなみに、材質はSCM31、浸炭窒化、表面硬さHRC57~63でチップは京セラのKBN10Mを使っております。  あまり材料のせいにしたくないですが、このようなことってあるのかなと思いまして… お忙しいとは思いますが、ご教授お願い致します。   

  • 真円度測定

    真円度測定機についている、ワークをチャックして X、Y方向の芯だし調整および倒れの調整機構のついたユニットを探しています。 それを測定装置の回転テーブルに取り付けて使用しようと考えています。 どこで扱っていますか? 特注ではなくカタログ商品がよいです。

  • 直角度について

    NC旋盤を使っているものです。 機械図面の幾何公差についてですが、穴径に直角度が記された図面がありました。 穴径φ40に対して直角度0.01と… これってつまり、穴径が0.01振っていたらダメということであって、 穴径がφ40とするとφ40.01~φ39.99におさまらないといけないという事でしょうか? 穴の幾何公差は真円度と円筒度しか関係ないと思っていたのですが、直角度も関係あるのですか