なぜ日本の警察が外国要人の警備をするのか？

質問

• 外国の要人やVIPが来日する際には、なぜ日本の警察が警備をするのでしょうか？アメリカの大統領が来日する際には、なぜアメリカの警察官たちが警備をしないのか疑問です。
• 警備に伴う勤務で過労死・殉職した日本の警察官も存在します。また、警備費用や警察官の人件費も、日本国内の税金から出ていることに疑問を抱いています。
• 外国の要人の警備費用や警察官の人件費は、アメリカ側に支払わせるべきではないのでしょうか？

回答No.7

eroero4649

警察権は、独立国家の基本となるものです。例えばアメリカ大統領に関する警備の責任はすべてアメリカ政府の負担になるとしましょう。その警備の過程で、アメリカの警備関係者がとある日本人を「テロリストの疑いがある」と称して勝手に逮捕してアメリカに連れていったらどうなるでしょうか。
アメリカならまだいいです。もし、金正恩氏が来日したってときに北朝鮮の警備担当者が同じことをして日本人を誰か北朝鮮に連れて行っちゃったらどうなるでしょうか。それって拉致じゃないですか・笑。

だから本来は、その国の警備には外国の警察は口出しする権利はありません。とはいえ国家指導者をその国の警備に任せたらそれこそ暗殺もされかねませんから、国家指導者の周囲の警備に関してはその国の担当者が警備します。訪露中の日本の首相の警備をロシア警察に任せたら怖いですよね。

また相手国への訪問は、形式上「招待」という形をとります。それこそ日本の首相が外国を訪問することだってあるんですから、そのときの警備にかかる費用という名目で請求書が回ってきたらたまったものではありません。

なおアメリカ大統領の警備については日本の警察は本当に何も口出しできないそうですよ。普通はいかにシークレットサービスがいるとはいえ、ある程度は協力関係にあるというか、対立はしないものなのだそうですが、ことアメリカのシークレットサービスは「ここの警備は我々がやる。立ち入るな」と日本の警察関係者も排除されるそうです。だから日本の警察関係者はアメリカのシークレットサービスはあまり好ましく思っていないんだとか。

お礼

ご回答ありがとうございました。