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ドリルサイクル(穴あけ加工)に関する違いと使い分けについて
- ドリルサイクルのG81とG83の違いについて教えてください。G81は時間短縮のため一気に終わらせるための加工方法であり、G83は深穴加工や切子排出、工具冷却を目的とした加工法です。
- G83で加工していたt2のワークをG81で切削することで、数量が多い場合でも加工時間を短縮することができます。G81はEX-SUS-GDRという工具を使用し、回転数は約2000m/min、送り速度は約150mm/min前後です。
- G83は銅の穴あけ加工に使用し、φ3.3からφ5.0までの穴径を貫通させます。G81はG83と比べて切削する領域が広くなるため、貫通穴を一気に作成する際に使用します。また、G83は切子排出や工具冷却を目的とした加工法であるため、深穴加工に適しています。
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質問されている内容ですと、ほとんど理解されているようなので回答の必要もないとは思うのですが……。 硬度や切子の排出が良く、あまり厚くないワークといった加工条件の良い場合はG81で問題ないと思います。言い換えれば、そのような加工条件で加工時間の短縮に用いられる指令ではないでしょうか。 ちなみに私は加工プログラムを作る時に以下のように使い分けています。 G81 トラブルフリーと「思われる」センタードリル G73 加工条件の良い厚くないワーク G83 通常の加工(ただし、かなりの厚モノ以外は、I、J指令を入れる) ※I、Jとは(OSPで)Iは切削量、Jは回数で、例えばI1 J8とすると、G73の動きで1mm切削を8回行い、その後指定点復帰して切削油を穴に入れて、後は同じことの繰り返し。 弊社は金型メーカーなので、分単位秒単位で加工時間を切り詰めることはあまりないので、トラブル回避を最優先にしております。 工具に対する影響は、言われるとおり、 >G83は深穴加工で,切子排出や工具冷却を目的とした加工法と認識しています。 私もそのとおりだと思います。
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こんにちは。 銅の場合、切り子はインチングしないと切れません。薄物の場合でも、加工表面に傷が入るとNGに成ります。その場合、G73で0.3mmから0.5mmで切り子を排出しやすい様に切ります。 それと、切削条件がいささか低い様な気がします。その辺も考慮して良い条件で加工しましょう。
補足
G73のサイクルをインチングというのですか? <<G73で0.3mmから0.5mmで切り子を排出しやすい様に切ります。 0.3mmから0.5mmとはQの値でしょうか.
ドリル径がφ3 で 板圧最大t4 材質銅 まあG81でも大丈夫だが G81を知らないということは センターをあけていないということだと思うので センターは空けましょう
補足
センタはG81で開けています. G81の動作はわかりますが,G81による切削において切子排出・工具冷却などとからめてどれくらいの板厚の切削が可能かわからないということです. G81,G83,その他仕様が分かれているのには,理由としてさまざまな深さの穴に対応するためだと思います. G81で時間短縮したいと考えているのですが上記のように切子排出・工具冷却面で分からない個所があるので質問したのです.
G83=深穴あけサイクル が判っておられて、より簡単な動作の G81=ドリルサイクル が<はっきり理解できていません>とは? 試されたらどうですか? 特に t2 は即断できず使えるかもしれないと思える。 プログラム作成だけのヒトとか作成しないオペレータのヒトなら詳しく知る必要も無いと思うが、そうではなさそう。マニュアルとか易しい本に必ず書いていることを聞くだけに止まってたら進歩が遅れるとお節介します。 尚、加工時間短縮ねらいなら G73=高速深穴あけサイクル の命令もあります。この動作もマニュアルを読んで理解できる範疇です。
補足
<はっきり理解できていません 用途というのでしょうか.一般にどれくらいの板厚で使うかということです. t4で,G81試しました. φ3.3はドリルにきりこがからみ付きます.φ4は大丈夫みたいです. (φ3.3は穴数多いからかも知れない)
お礼
回答ありがとうございます. 参考にさせていただきます.