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TIG溶接で母材にSUS304ナットを溶接しようとすると、なぜ溶接ヤケが出るのか?
- 初心者向けのTIG溶接でSUS304ナットを溶接すると、溶接ヤケが発生してしまう原因について説明します。
- 溶接ヤケの原因を考える上で、ナットの放熱が十分でない可能性があります。放熱をするために螺子などを使用する方法を試してみると良いでしょう。
- 他の人は同じ状況で溶接ヤケが起きていないことから、ナットの放熱不足が問題の可能性が高いです。そのため、放熱対策を行うことが必要です。
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焼けは表面の酸化が原因です。 従って、酸化の原因を取り除いていけばよいでしょう。 私たちは、概ね以下のように対策しています。 1、溶接電流を低くし、手早く作業を完了して、余分な過熱を避ける 2、アルゴンガスの流量を多めにする 3、アルゴンガスのアフタフロータイムを多めにする 溶接電流は低いほうが仕上がりがきれいです。しかし溶接電流を低くすると電極とワークの距離を小さくしなければならないので、ここで上手下手の差がつきます。 回答(1)さんの言われるように、溶接するものの熱容量を考え、熱容量の大きいものの方からアークを飛ばして溶融池を形成するのは基本中の基本です。
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TIG溶接で、酸化の原因は 意外と忘れがちなのが、母材と接合部の洗浄かも? 溶接を始める前に、溶接部分の油脂の洗浄をお勧めします。 溶接面に付着した油脂類が高温で酸化物を形成するのです。 現実、エタノールアルコールなどで洗浄すると火災の原因ともなりかねないので危ない!! JIS技能評価試験練習の時、グラインダーにパフを付けて溶接面を磨き吹き飛ばします。 油脂も吹き飛び、序にステンレスの超強力な酸化膜(ステンレスも表面は錆びてます)も吹き飛んで地金が出て来ます。 タングステンと母材との電極間隔をキープするのは中々難しいと思います。 トーチを持った手首もしくは腕を作業台の角に固定してみると楽に出来ます。 タングステンの電極 先端を鋭角にするとアークが集中する?と思いがちですが先端が尖るほどアークが広がり溶け込みが浅くなる傾向があります。 人それぞれ個々に癖が有りますので一概には何度とは言えません。色々な角度を試してみて下さい。 鋭角に削ったタングステン棒の先端を「チョッ」と垂直に削り落すのも手です。お試しください。 あとは回答(1)さん(2)さんが仰る様に留意して、ひたすら練習です。
お礼
確かに、洗浄というのは忘れがちですね。 タングステンの先端のこともたいへんに参考になりました。 ありがとうございました。 試行錯誤してみます。
私は設計の立場ですが、自らTIG溶接もしたことがありますが・・・ 上手く溶接するするとビード面が光沢になって如何にもやったっという感じに なります。さて、真っ赤にする程まで熱を掛けてはダメです。当然焼けますね 問題はタングステンとワークとの隙間だけのような気もします。狭ければ、 狭いほど良いが、あまりに距離が近いとワークにくっ付いてしまいます。 その距離をキープすることが重要です。慣れてくると手だけでアークを遮断し 面を使わないでもナットを溶接できるようになります(断続で溶接) 溶接のこつは常にタングステンの先は鋭くし、厚板側を溶かすようにすること
お礼
ありがとうございました。 そうそう、くっつくんですよねー。 あの、1~2ミリの感覚は、身体で覚えないとだめですね。 練習します。
お礼
ありがとうございました。 電極とワークの距離を小さくといっても・・・ミリ単位ですね。 練習あるのみ・・・ですね。 ガスの使い方でも、勉強になりました。