熱電対のRとKについて

このQ&Aのポイント
  • 熱電対を使用した温度1150~1250℃の熱処理において、RとKの測定結果に最大で25℃程度の誤差があることが判明しました。
  • Kは一般的に1200℃未満での使用が推奨されており、SUS310Sのシースを使用するため、700℃以上でも使用できないとされています。
  • 炉の熱応答性が良く、均熱帯の問題はなさそうですが、RとKの誤差が大きいため、精度の問題だけでなく別の要因も考えられます。Kを1200℃以上または700℃以上で使用する場合、どのような問題が発生するか教えてください。
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  • 締切済み

熱電対のRとKについて

こんにちは.早速ですが,熱電対の質問です. 温度1150~1250℃で熱処理を行うのに,熱電対をRとKの両方で測定したところ,RとKでは最大で25℃程度の誤差がありました.ちなみにKを2本セットしても,K同士はほぼ同等の温度で,Rとは同じように誤差がありました. 接触させている位置は若干違いますが,炉の熱応答性が良く,ペンレコでカーブを描いているので,均熱帯などの問題はあまりないかと考えます.(1~3時間保持している) 誤差が小さければRとKの精度の問題かと考えられますが,あまりにも誤差が大きいので困ってます. 追記 Kは一般に1200℃未満となっているので,1200℃以上で適用させることに無理があるのは承知しております.また,Kはシース(SUS310S)なので,700℃程度から使用できないともいわれてます.これらの要因から使用してはいけないのはわかりますが,経済的な問題から何とか適用できないかと考えております.上記の質問と合わせて,Kを1200℃また700℃以上で使用した場合にどのような問題があるか教えてください.

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

Kタイプはシース自体の耐熱温度が低いです Rタイプであっても更に高温用と低温用があります http://www.fa.omron.co.jp/product/detail/1740/index_t.html http://www.rkcinst.co.jp/yougo/tc_seido.htm http://www.chino.co.jp/products/sensors/sc.html 補償導線自体にも温度誤差が発生します http://www.fukuden.co.jp/ecw.html# http://www.ninomiya-densen.co.jp/ http://www.m-system.co.jp/mstoday/plan/mame/2006-2007/0602/index.html 売り物ではなくて自社プラントでの温度制御に使うなら自己責任で 何を使っても可でしょうけれど 安価なK熱電対を短寿命を承知の上で消耗品として使うとか? でも、その炉で作った製品にトレーサビリティは保証出来ないと思う

noname#230358
質問者

お礼

適切なアドバイスありがとうございました.確かに経済的な理由だけで,K熱電対を使用すべきではないと考える方が妥当ですね. Rの購入を検討します.

noname#230359
noname#230359
回答No.1

素人で申し訳ございませんが,アドバイスさせていただきます。 Kは~1200℃の範囲を考えて作られているため,高温側(低温側も)の 特性上,誤差が生じて当然だと思われます。 私が知る限り1200℃までのKでの温度測定は問題が無いのですが, 回数を重ねる毎に劣化はしていくみたいです。 やはり適正温度より早く劣化します。 老婆心ながら,Kでの1200℃以上の温度測定が可能でも,やはり測定範囲 がJIS等で規定されているので,品質面,特に製品を購入される顧客に とって適正でない管理をされていると見られた場合,説明がつかないと 考えられます。経済的理由はわかるのですがRの使用が賢明と思われます。 シャントエラーかなぁ?

noname#230358
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます.とても参考になりました.Rの購入の必要性を理解しました. ちなみに,1200℃未満でも質問で示したような現象が起こっております.この理由について,何かわかれば教えてください.

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