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バニシングドリル加工時のキズについて
- 鋳物にバニシングドリルで孔加工する際、孔の内側にひっかき傷のような跡が残ることがあります。
- 製品の試用上は問題ないですが、気分が悪いのでキズを出さない方法が知りたいです。
- 刃先の振れが原因かもしれませんが、切削条件や改善策についてアドバイスをいただけると助かります。
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切削油の面から考えますと 日石三菱のユニソルブルシリーズにも何種類か有りますし 単にエマルション(水に溶かすと白くなる)と言っても 番手によってかなり加工性能に差があります。 加工孔に浸透していても切削油の性能が不足していることは ないでしょうか。潤滑性の高いものに変更してみては如何ですか。 少しは解消するのではないでしょうか。
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お答えします、切削条件としては送りが少々高いのでは無いでしょうか。 カタログでは0.10.05となっていますが、再研磨した刃物では50%から80%しか保証できないと考えたほうが正解です。 またzekiさんがご指摘のとうりリップハイト差も必ず確認すべきです(一般のドリルでも同様です)。 切削剤での対策としては、水溶性の場合濃度をあげるのも有効だと思います。 以上とりとめのない答えになりましたがドリル系の加工は簡単なようで奥の深いものですからこれからも勉強して下さい。
お礼
御回答ありがとうございます。そして、お礼が遅くなりまして、たいへん申し訳有りませんでした。 さて、送りが早いとの指摘を受け、皆様のアドバイスを踏まえた上で、切削油の濃度を上げ、回転を少し上げ、送りを落として加工してみた所、見事にキズが消えました!「ドリル系の加工は簡単なようで奥の深いもの」とおっしゃっていますが、まったく同感です。 アドバイス、本当にありがとうございました。
まず,振れの数値はこんなもんじゃないでしょうか.特に傷の原因になるとは考えにくいですけど.振れを気にされたついでに,ドリルのリップハイト差はどうでしょうか?主軸にくわえて切れ刃の高さの差をインジケータで測定してみてはいかがでしょう.ハイト差が大きいと加工中にドリルが振れたり,切り込み量に差が出ます.傷はおそらく鋳物の粉もしくは小さい切りくずだと思います.マージンとバニシング面の間の隙間に詰まっているような気がしますがいかがでしょう?対策としては,ツールスルーホルダを使用して工具中心から加工点に直接クーラントを供給したらいかがでしょうか?おそらく上記の隙間部分の切りくずを排出してくれますし,バニシング部の潤滑効率も向上します.
お礼
御回答ありがとうございます。そして、お礼が遅くなりまして、たいへん申し訳有りませんでした。 さて、リップハイトの測定のことですが、今まで測定は行っておりませんでした。再研磨に出したら測定してみようと思いますが、いかんせん今まで測定した事がないので、ちと自信がないです。ダイアルに当ててZ軸移動させて計ればいいんですかね?それと、うちのMCは古いタイプのものなので、外部給油しかできないのです。こんど新しい機会買う時は、スピンドルスルーだといいなぁ等と思っている次第です。 アドバイス、本当にありがとうございました。
お礼
御回答ありがとうございます。そして、お礼が遅くなりまして、たいへん申し訳有りませんでした。 さて、使用しているエマルジョンは、潤滑性よりも防錆の重点をおき、一番寿命が長持ちしそうなものを使用しています。減っては足してのくりかえしなので、劣化も大いに考えられます。そこで、全部入れ替えるのはなんかもったいなかったので、エマルジョンを濃くして再度挑戦してみました所、なかなか良い結果を得る事ができました。潤滑性の高いものえの変更をカタログを見て検討したのですが、とりあえずは今まで通りのエマルジョンを多少濃い目にして使用するという事で、話しがまとまりました。アドバイス、本当にありがとうございました。