- ベストアンサー
血液の酸素濃度と水道水の酸素濃度
(1)人間の血液が含む酸素の濃度と、水道水が含む酸素の濃度は、どちらが高いのでしょうか? また、その理由は何でしょうか? (2)生きている人間の血液の酸素濃度と、死亡して数時間経過した遺体の血液の酸素濃度は、どちらが高いでしょうか? また、その理由は何でしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
(1) 血液が含む酸素濃度と水道水が含む酸素濃度とでは同じ酸素濃度といっても意味が違います。血液中の酸素はほとんどかヘモグロビンと結合しているのに対して、水道水の酸素は水に溶け込んでいるだけです。その違いを無視すれば、血液中の酸素濃度が圧倒的に高い。 動脈血では、20[mL/100mL]程度なのに、水道水では、0.35[mL/100mL]程度です。もっとも、ヘモグロビンと結合していない血液に溶けているだけの酸素なら、水道水と同程度です。下記URL、比較しやすいように単位は換算した。 http://www.horiba.com/jp/application/material-property-characterization/water-analysis/water-quality-electrochemistry-instrumentation/the-story-of-ph-and-water-quality/the-story-of-do/what-is-do/ http://nurse-senka.jp/contents/press/1686/ (2) 死亡を呼吸が止まり心臓も止まった状態とするなら、それ以降は酸素の供給がないが、すぐに細胞レベルでは死んでいるわけではなく細胞レベルでは酸素を消費するだろうから、血液中の酸素濃度は低下するだろう。したがって、遺体の血液の酸素濃度のほうが生きている人間の血液の酸素濃度より低くなるでしょう。
お礼
詳細で適切なご回答、どうもありがとうございました。