ソ連崩壊の時の北方領土

質問

ソ連崩壊した時がチャンスだったように思うのですが、北方領土返還の積極的な交渉などはしなかったのでしょうか？

回答No.5

eroero4649 · ベストアンサー

最大のチャンスは、エリツィン政権末期でしたでしょうね。このときのロシアは事実上の破たん状態で、何でもかんでも投げ売りしかねない雰囲気でした。
そんな1998年に当時の橋本龍太郎首相とエリツィン大統領との間で「歯舞・色丹」の二島を先に返還する「二島先行返還」に現実味が出てくるようになりました。このときに水面下で暗躍（？）したのがあの鈴木宗男氏と「外務省のラスプーチン」と呼ばれた佐藤優氏でした。しかしね、ロシアの政治と経済が混乱する様子を見て日本国内で「二島返還でウヤムヤにされたらいけない。四島一括返還だ」という意見が大きくなったんですね。んで、2001年にあの森のお爺ちゃん（当時首相）とプーチン閣下との間で二島返還が現実的にはなったものの、結局日本側が欲をかいて四島一括返還にこだわったので話はご破算になってしまったのです。

ただ、ロシア国内では「二島を返還して、残りの二島はウヤムヤにしてしまおう」という意見も少なくなかったので判断は難しい所だったでしょうね。二島返還で合意していたら「二島は返ってきたけれど、二島は返ってこなかった。外向的失敗だ」という人は必ず現れたでしょうね。

お礼

返すと言った二島はあまり価値がないという話も聞きました。もう一度破綻状態になればチャンスかもしれませんね

回答No.6

15261526

外交環境としては、まったく好機とは言えません

　冷静に考えれば分かる話ですが、外交意思決定権がソビエト末期には機能不全でした
漸次的に国家・政府が解体しているその「最中」に、外交が動くことはありません。歴史的に考えてみても、外交紛争で負けている前状況がない限りは、混乱状態での外交はあまり現実味がありません
　ソビエトからロシアへの体制シフトしたエリツィン政権が政治資金に難渋していた時代が、日本にとって一番最適な外交交渉環境にも関わらず、日本は国内事情および外交上のノイズで破断しました

お礼

たしかにチャンスはあったんですよね。政治家・役人の無能っぷりにはうんざりですね

回答No.4

TooManyBugs

>ソ連崩壊した時がチャンスだったように思うのですが
思うのはあなたの自由ですが現実には逆ですね。

旧連邦内の共和国間の国境確定が出来ていない、周辺国との国境紛争が有る状態で日本と交渉を行えば内戦、戦争状態になりかねない。火に油を注ぐことになるのは明らか。
絶対に交渉に応じないし、応じる余裕もない。

お礼

経済制裁でどんどん追い込んだほうがいいですね

回答No.3

SPROCKETER

ソ連は経済が苦しい時期に米国にアラスカを売却していますから、ソ連崩壊が領土返還のチャンスだったのは事実です。失敗に終わったのは、政府や外務省が無能だったと言うしかありません。

　同じような無能ぶりは北方領土に限らず、竹島、尖閣諸島など、多くの領土問題で失敗に終わっている事実からも明らかでしょう。政府や外務省が無能だから領土返還が進まないのです。

　政府や外務省のやり方では、時間ばかりかかって何も解決出来ません。

お礼

責任をとりたくない政治家や役人が多すぎですよね。面倒なことは先送りしておこう、みたいな。

回答No.2

chie65536（@chie65535）

＞ソ連崩壊した時がチャンスだったように思うのですが

当方は「中央政府が崩壊して自暴自棄になった軍部が暴走したかもしれない」ので、崩壊の時は「最も刺激しちゃいけない時期」だと思っていましたが。

下手に刺激して、ヤケになった軍部が北方領土に乗り込んで来て「臨時のソビエト中央政府の樹立宣言」なんかしちゃったら、大変な事になりますよね？

崩壊により、政府の役人や軍の高官が「明日になったら、文字通り『クビ』になり、胴から首がДо свидания（ダスビダーニャ）しちゃうかも」となったら、何をしでかすか判りません。とち狂って、核のボタン押しちゃうバカも居たかも知れませんし。

お礼

たしかに「核の管理は誰がしているんだ？　誰がするんだ？」みたいな不安はありましたね

回答No.1

haro110

そうかもしれませんがソ連の時代も何やら期待をさせるみたいにあれこれ言ってた様ですけど絶対に実効支配を止めませんよ。
大統領がほにゃららとか言っても議会が絶対に認めませんから今後も永久に日本への返還は１００％不可能と思う。
せっかくで２島のみの見返り付きでの返還交渉ならある程度進むかもしれませんが最後はどんでん返しで返還は振り出しに戻るだろう。
交渉の相手国が悪過ぎるから１００％不可能です。

お礼

結局は返す気はなさそうですよね。奪った経緯もそうだし、あまり信用できない国だと思います