• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:枕詞)

枕詞とは?枕詞の使い方とは?

このQ&Aのポイント
  • 枕詞とは、和歌や古典文学でよく使われる言葉の定型修飾語です。
  • 枕詞は文学作品において、特定の言葉や表現を繰り返すことで、作品の雰囲気やテーマを強調したり、韻律を整えたりする役割を果たします。
  • また、枕詞は外国文学でも使用されることがあり、ホメーロスの『イーリアス』や『オデュッセイア』でも見られます。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

回答がつかないようですし、今日ほかに出たドイツ語の質問は、期末試験の丸投げのようなので(5年前の同月同日、ほかのQ&Aサイトに同じ問題が出ています。笑)、こちらに投稿します。 枕詞をとっかかりに外国語のサイトへ飛んでみると、Epithet(英)、Epitheton(独)という用語が出ます(ἐπίθετον epitheton, neut. of ἐπίθετος epithetos, "attributed, added")。日本語では、形容語句となっていて、もちろん枕詞とは違うのですが、定義としては、必ずしも必要ではない形容詞、修飾される語の意味を広げるのではなく、強調するだけのもの、ということのようです。例えばドイツ語ですと、「grüne Wiese」、「緑の草原」という例が出ています。「緑」が枕詞だと言われても困るのですが、草原は緑に決まっているので、ただ強調しているだけということであれば、まあわからなくはないですね。ちょっと思いついて、「Der runde Vollmond」(丸い満月)という言い方をするのかどうかgoogleにかけてみたらたくさん出ましたので、これも決まった言い方なのかもしれません。 https://www.google.co.jp/webhp?hl=ja&gws_rd=cr,ssl&ei=8f29VL2LOea6mQXUiYGAAQ#q=%22runde+Vollmond%22&hl=ja&start=20 基本的には、plapotaさんがおっしゃるように、ホメロスなどの古典文学に特徴的なレトリックで、その後のヨーロッパ文学で特に発展を見た技巧ではないようですね。それでも、たとえば英語でしたら、シェークスピアの「ロメオとジュリエット」のプロローグに、「star-cross'd lovers」 「death-mark'd love」などがありますが、「star-crossed lovers」は、よく使われるようです。 http://www.poemhunter.com/poem/star-crossed-lovers-8/ http://allpoetry.com/poem/6674575-Star-Crossed-Lovers-by-Blazing-Dreamer また、ジェームズ・ジョイスはホメロスの「ワインの黒い海」からの連想で、「the snot-green sea(鼻水の緑の海)」というのを使いましたが、これも結構使われているようです。ドイツに戻ると、ハイネの「アンジェリック」という詩の中の、「braungestreifte Lüge(茶色い縞模様の嘘‐誤訳かもしれません)」というのが例として挙がっているのですが、ハイネ以外の用例が見当たらないので、一般化したものとは言えないようです。ただ、ドイツ語を読んでいると、しばしば組み合わせで出てくる相性の良い形容詞と名詞というのはあるようで、そういうものの中に、Epithetといえるものが結構あるのかもしれません。これは、ほかの言語にもあるはずです。 Epithetには、「知恵深いオデュッセウス」のように、人名や地名につける形容語句はたくさんあるようです。文学作品ではあまり使わないようなものも含まれているので、枕詞と比較するのは無理でしょうが、Antonomasia(換称)と呼ばれるものですね。 スタジラのアリストテレス 哲人アリストテレス 光の都パリ(日本では「花の都」といいますが、欧米では「The City of Lights(Ville Lumiere)」というようです) 永遠の都ローマ 千の湖の国(フィンランド) などのほか、「イワン雷帝」とか「マケドニアの向こう見ず(狂人?)」(アルクサンドロス3世)、「The Fab Four、とっても素晴らしい4人」(ビートルズ)なども挙がっています。そのほかの例は、Wikipediaの下のページをご覧ください。 http://en.wikipedia.org/wiki/Antonomasia 「鉄の女」というのは、サッチャーだけではなく、女性の為政者によく使ったようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E3%81%AE%E5%A5%B3

noname#214841
質問者

お礼

音楽カテゴリのねこさんの比較文化の質問が盛りあがつてゐますので、日本とヨーロッパの枕詞について質問してみました。いつも個人的な問題に回答を寄せていただき、感謝してをります。 エピテトンといふ用語を初めに使つたのがだれなのか不勉強で知らないのですが、アリストテレス『弁論術』第3巻第3章(岩波文庫318ページ)では、「修飾語」と訳されてゐました。ホメロスの場合は、和歌の五七五七七と同様に、4分の2拍子、6小節といふ形式がありますので、決まりきつた表現が好都合なのだと思ひます。 >>ドイツ語ですと、「grune Wiese」、「緑の草原」という例が出ています お示しいただいた「ワインの黒い海」と似た表現ですね。学生時代、『オデュッセイアー』第1巻183行のoinopa ponton(ギリシャ語の葡萄酒oinosは、頭のwの音が消失してゐます。)を読んで、綺麗な表現だと感心した覚えがあります。ジョイスは読みたいと思ひながら、いまだ手付かずです。 >>シェークスピアの「ロメオとジュリエット」のプロローグに、 >>「star-cross'd lovers」 「death-mark'd love」などがあります さすがシェークスピアですね。美しいといふべきか、不気味といふべきか。 >>ハイネの「アンジェリック」という詩の中の、 >>「braungestreifte Luge(茶色い縞模様の嘘‐誤訳かもしれません)」 >>というのが例として挙がっているのですが ハイネの詩は、読んだことがありません。哲学、宗教の著作は少しだけ。哲学カテゴリでだれか取り上げてくれないものかと思つてゐます。 >>光の都パリ(日本では「花の都」といいますが、 >>欧米では「The City of Lights(Ville Lumiere)」というようです) パリは、「光の都」といふのですか。はじめて知りました。 >>「The Fab Four、とっても素晴らしい4人」(ビートルズ)なども挙がっています。 最近ビートルズの投稿をたくさんしてゐます。もはや歴史の一部になつてゐるのでせうか。Tastenkastenさんの好みではないかもしれませんけれど。 >>「鉄の女」というのは、サッチャーだけではなく、 >>女性の為政者によく使ったようです。 マーガレット・サッチャーだけかと思つてゐました。この人も評価が分かれますね。天下の大英帝国ですから、あのくらゐの大胆さは認めていいと思ひます。 お忙しいなか、お時間を割いていただき、たくさんの用例をありがたうございました。かうして読んでみますと、それなりに、枕詞、もしくはそれに近い使用法はたくさんあるといふことですね。

noname#214841
質問者

補足

質問文のローマ字転写をまちがへてゐました。 podas okys Achilleus 足の速いアキレウス オーキュス(速い)はokysではなくて、ocysでした。「k」の音は、「c」で表記します。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (15)

回答No.6

アトリビュートは面白いですけれど、ワーグナーのライトモチーフって、かなりの飛躍ですね。飲んでいるんですか(笑)。いや、でもそんなにおかしくないかな。あ、飲んでいるのはplapotaさんか・・・

noname#214841
質問者

お礼

>>アトリビュートは面白いですけれど、ワーグナーのライトモチーフって、 >>かなりの飛躍ですね。 ねこさんの回答を読んで、なるほど、と感心したのですが、飛躍といはれれば飛躍ですね。ジャンルも違ふので、こんなものでせうか。意味するところが同じでせう。 >>飲んでいるんですか(笑)。 ねこさんは、確実に飲んでゐます。 >>あ、飲んでいるのはplapotaさんか・・・ ボルドーのワインを1杯だけ。すこしづつ。 御回答ありがたうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.5

>音楽カテゴリのねこさんの比較文化の質問が盛りあがつてゐますので、日本とヨーロッパの枕詞について質問してみました。 それは気が付きませんでした。 >ホメロスの場合は、和歌の五七五七七と同様に、4分の2拍子、6小節といふ形式がありますので ドイツ詩の韻律論では、古典語の韻律論を模倣しています。ドイツ語の本質と合わない部分があって、無理もあるようです。ヤンブス、トロヘーウスなど、いくつか転用していますが、ペーオンとかシュポンデーウスなどは、ドイツ詩では考えられないので、用いません。ドイツ詩をたくさん読めば、エピテトンの例がもっとあるかもしれません。他の言語にもあるでしょう。ロルカなどはどうなのでしょうか。一般化したかどうかは別として、特徴的な言い回しをしているかもしれませんね。あと、印象主義よりも、象徴主義の方にありそうな気がします。ドイツなら、トラークルの詩などですね。今回は見る時間がないので、時間ができたら探してみます。まあ、欧米詩の場合は、押韻という重要な技巧がありますので、そちらの方に時間をかけるのではないでしょうか。押韻のための語句の選択にも、上手、下手があるようですよ。押韻辞典というのもあるらしいのですが、ただ踏んでいればいいというものではないですね。 >最近ビートルズの投稿をたくさんしてゐます。 >Tastenkastenさんの好みではないかもしれませんけれど。 翻訳機を使った歌のスレッドは拝見しました。欧米語同志ならうまくいくのですが、日本語への翻訳だけは役に立ちませんね。「ルージュ」の時には、ベトナム語の英訳、独訳もある程度意味が取れたので、使えると思いました。なぜ日本語だけダメなのでしょうか。中国語から日本語もダメですよね。ビートルズの曲は、たくさんは知りませんが、「イエスタデイ」は名曲だと思います。何曲か、人に頼まれて編曲をしたことがあります。

noname#214841
質問者

お礼

丁寧な回答を何度もいただいて恐縮してをります。韻律論のカタカナ表記の部分がチンプンカンプンです。しばらく考へました。 >>ヤンブス、トロヘーウス これは、イアンボス・トリメトロスのことですか。8分の6拍子(もしくは7拍子)3小節。ソポクレス、アリストパネスなどの喜劇、悲劇で使用されます。ちなみに、ホメロスの4分の2拍子6小節は、ダクテュロス・ヘクサメトロス。 >>ペーオンとかシュポンデーウスなどは、ドイツ詩では考えられないので、用いません。 ?????? 「ロルカ」も韻律用語かと思ひました。知らないことだらけです。すみません。 >>欧米詩の場合は、押韻という重要な技巧がありますので、 >>そちらの方に時間をかけるのではないでしょうか。 たしかにさうですね。最近は日本語の歌にも韻をつけるやうになりました。きれいにはまつてゐるものは少ないですけれど。 >>「ルージュ」の時には、ベトナム語の英訳、独訳もある程度意味が取れたので、 >>使えると思いました。 まことにありがたうございました。 自動翻訳のときは、日本語は避けたほうがよささうです。 >>「イエスタデイ」は名曲だと思います。 >>何曲か、人に頼まれて編曲をしたことがあります。 それは意外でした。聴いてみたいのですが。 御回答ありがたうございました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.4

そうそう、音楽ですと、ワーグナーのライトモチーフなんてのもあるじゃないですか♪

noname#214841
質問者

お礼

絵画の次は音楽ですか。いはれてみれば、なるほど、さうですね、とうなづいてしまひます。視野を広げれば、いろいろなものが見えてくるものです。見習ひたく存じます。ワーグナーはほとんど聞かないのですが、伏線的なものでしたら、いろいろな曲にありますね。 Tastenkastenさんの「ウィーナー・シュメー」には期待してをります。締めきりは待つてください。それから、回答番号2の補足に書いたのですが、フランス語の質問にふさはしい言葉がありましたら、ぜひお願ひします。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.3

どうも、こんばんはです。 旧約聖書にも「万軍の主」というわけで、「万軍」というのがあるじゃないですか(ポリポリ)。 「神の子」もあるし…。 Tastenkastenさんがあれこれと答えていらっしゃるので、私は言語ではなく絵画の方で。 絵画には、アトリビュートという手法がありますよね。 ~~~~~~ アトリビュート(英語:attribute)は、西洋美術において伝説上・歴史上の人物または神話上の神と関連付けられた持ち物。その物の持ち主を特定する役割を果たす。持物(じぶつ)ともいう。正義の女神を例にとると、手に持った秤と剣、それに目隠しである。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88 ~~~~~~ ギリシア神話にまつわる絵画ですと、  ゼウスならばワシ、  ヘーラーならばクジャク といった具合に、動物や持ち物などで、その登場人物が誰かを示す。 歴史上の人物の肖像画ですと、 コペルニクスは、何故か、スズランを手に持っている。 (スズランは医師であることを表わす。これで、コペルニクスの職業が医者であることを表現している) ☆私の知るかぎり、ホメーロス『イーリアス』『オデュッセイアー』に見られるくらゐです。 ◇『神統記』にもありませんでしたっけ。  「黒衣の」レートー とかあったような記憶が…。  ───神統記は探せばどこから出てくるのでしょうが、ちょっと見つからないので─── ペルセポネーは「白き腕の」や「乙女」…。 ギリシア神話を記した書物には、結構、出ていると思いますがね。

noname#214841
質問者

お礼

もうTastenkastenさんからしか、回答をいただけないかと思つてをりました。ありがたうございます。 >>旧約聖書にも「万軍の主」というわけで、 >>「万軍」というのがあるじゃないですか(ポリポリ)。 たしかに聖書にありますね。コーランの朗誦のときに初めにとなへる「慈悲ふかき......」といふのも。 >>絵画には、アトリビュートという手法がありますよね。 絵画にあてはめれば、さうなるのですね。さういへば、NemurinekoNyaさんの絵の趣味はまだうかがつてゐません。 >>『神統記』にもありませんでしたっけ。 たくさんあります。ヘシオドスもホメロスと同じく、4分の2拍子6小節(ダクテュロス・ヘクサメトロス)なので、同じ表現を使用してゐます。学生時代に授業で読みました。 >>「黒衣の」レートー Leto cyanopeplon は406行 >>ペルセポネーは「白き腕の」 Persephonen leukolenon は913行です。 ホメロスより後代のせいか、修飾語がうしろにきてゐます。「枕」の反対は何といふのでせうか。 >>ギリシア神話を記した書物には、結構、出ていると思いますがね。 おそれいりました。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.2

海外のサイトで枕詞の説明をしているところでは、やはりホメロスを引き合いに出していますね。用語はやはりEpithet、Epithetonです。Q&Aサイトでも同じようです。あるQ&Aサイトでは、枕詞(Kopfkissenwörter)と枕草子(Kopfkissenbuch)という言葉を知った人が、「枕」には何か特別の意味があるのかと思ったらしく、それを尋ねていました。回答者が枕詞を解説するにあたって引き合いに出したのがやはりオデュッセーですが、ほかに、印象主義の詩で使われる「der bleiche Mond(青白い月)」という例を挙げていました。やはり、こういう形容詞の使い方になるのでしょう。 英語のEpithetとしては、少し違う例がありました。 the coloured countries soft and drunken laughter a great sweet mother the scrotum-tightening sea gray-fly blind mouths http://literarydevices.net/epithet/

noname#214841
質問者

お礼

追加回答、ありがたうございます。 >>枕詞(Kopfkissenworter)と枕草子(Kopfkissenbuch) 「枕」は寝具としても、「枕草子」の由来は諸説あるやうです。手持ちの注釈書を何冊か見ても、どれも要点がまとまつてをらず、ごちやごちや書いてあるだけでした。『堤中納言物語』の「堤」なども、いろいろおもしろい説があるやうです。 >>印象主義の詩で使われる「der bleiche Mond(青白い月)」という例を挙げていました。 回答番号1で教へていただいた、「grüne Wiese」(緑の草原)、「Der runde Vollmond」(丸い満月)と同じ系列ですね。 英語の用例はかなり想像力が必要です。リンク先の説明を読んで、少しはさうなのかな、とは感じました。印象に残る発想ではあります。例のミルトンのものは、わかつたやうなわからないやうな。しばらく考へます。 御回答ありがたうございました。

noname#214841
質問者

補足

>>今日ほかに出たドイツ語の質問は、期末試験の丸投げのようなので >>(5年前の同月同日、ほかのQ&Aサイトに同じ問題が出ています。笑) (笑)。あきらめたやうですね。 ひとつ前の質問は、フランス語なら真面目な回答がかなりつくだらうと思つて、ボケ回答したのですが、いまだに他の回答がありません。ちよつと心配してゐます。商売関連なので避けてゐるのでせうか。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 万葉~平安の和歌に詠まれた七夕について

    新古今和歌集の秋の部を読んでいて気になったことを質問します。 1.旧暦の七夕は、新暦では8月8~25日の間と思います。 2.万葉集・古今・新古今ともに七夕は秋の部に入っています。 今の8月と捉えるにしては随分と秋が深まっている表現が目立ちます。 前後の歌も紅葉や薄、白露などで9月以降の気候を連想させます。 歌については下に列記しました。 これはどのように考えたらよいでしょうか?次のような要因を考えましたが、全く自信はありません。 a.現在の暦の8月の頃は今よりも早く秋らしい気候だった。 b.七夕の時期がもっと遅く行われていた? c.情緒を際立たせる目的で秋の風情を強調した この題目にお詳しい方、このように思うと解釈お持ちの方、どうぞお聞かせ下さい ------------------------------------------------------------------- 新古今和歌集巻第四秋歌上  313 大空をわれもながめて彦星の妻待つ夜さへひとりかも寝む 314 この夕べ降りつる雨は彦星のと渡る舟の櫂のしづくか 315 年をへてすむべき宿の池水は星合の影も面なれやせむ 316 袖ひちてわが手にむすぶ水の面に天つ星合の空を見るかな 317 雲間より星合の空を見わたせばしづ心なき天の川波 318 七夕の天の羽衣うち重ね寝る夜涼しき秋風ぞ吹く 319 七夕の衣のつまは心して吹きな返しそ秋の初風 320 七夕のと渡る舟の梶の葉に幾秋書きつ露の玉章 321 ながむれば衣手涼し久方の天の河原の秋の夕暮れ 322 いかばかり身にしみぬらむ七夕のつま待つ宵の天の川風 323 星合の夕べ涼しき天の川もみぢの橋を渡る秋風 324 七夕の逢ふ瀬絶えせぬ天の川いかなる秋か渡りそめけむ 325 わくらばに天の川波よるながら明くる空には任せずもがな 326 いとどしく思ひけぬべし七夕の別れの袖における白露 327 七夕は今や別るる天の川川霧たちて千鳥鳴くなり 古今和歌集  173 秋風の吹きにし日より久方の天の河原に立たぬ日はなし 174 久方の天の河原の渡し守君渡りなばかぢかくしてよ 175 天の河紅葉を橋にわたせばや七夕つめの秋をしも待つ 176 恋ひ恋ひてあふ夜は今宵天の河霧立ちわたり明けずもあらなむ 177 天の河浅瀬しら浪たどりつつ渡りはてねば明けぞしにける 178 契りけむ心ぞつらき七夕の年にひとたびあふはあふかは 179 年ごとにあふとはすれど七夕の寝る夜の数ぞ少なかりける 180 七夕にかしつる糸のうちはへて年のを長く恋ひや渡らむ 181 今宵こむ人にはあはじ七夕の久しきほどに待ちもこそすれ 182 今はとて別るる時は天の河渡らぬ先に袖ぞひちぬる ※万葉集 大伴家持歌  4306 初秋風涼しき夕べ解かむとそ紐は結びし妹に逢はむため 4307 秋といへば心そ痛きうたてけに花になそへて見まくほりかも 4308 初尾花花に見むとし天の川へなりにけらし年の緒長く 4309 秋風になびくかわびのにこくさのにこよかにしも思ほゆるかも 4310 秋されば霧立ち渡る天の川石なみ置かば継ぎて見むかも 4311 秋風に今か今かと紐解きてうら待ち居るに月傾きぬ 4312 秋草に置く白露の飽かずのみ相見るものを月をし待たむ 4313 青波に袖さへ濡れて漕ぐ舟のかし振るほとにさ夜更けなむか

  • QA125

    QA125 He set himself to finish the tale of Troy, which, so far as events were concerned, had been left half-told by Homer, by tracing the course of events after the close of the "Iliad". 彼はトロイの物語を完成させた。これは、いろいろな出来ごとに関して、『イーリアス』の完成後、それら(events)の後を辿りながら、ホメーロスによって語られた(the tale of Troyの)残り半分である。 *halfとtoldの間に意味不明な記号と数字がある時は、ハイフォンに訂正してください。うまく変換されないために生じたエラーです。 質問 (1)half-told by Homerのhalfについて (1)-1 「ホメーロスによって語られた話(のうち)の半分」でしょうか (1)-2 「the tale of Troyのうち、ホメーロスによって語られた残りの半分」     でしょうか。とすれば、「Hによって語られなかった残り半分」となる。  (2)He set himself to finishについて     Heとはミレトスのアルクティノスで間違いないと思いますが、     「完成させた」、「完成させる決意をした」のどちらでしょうか。 QA126 The "Aethiopis" thus included the coming of the Amazon Penthesilea to help the Trojans after the fall of Hector and her death, the similar arrival and fall of the Aethiopian Memnon, the death of Achilles under the arrow of Paris, and the dispute between Odysseus and Aias for the arms of Achilles. こうして、『エティオピス』はヘクトールの死と彼女の死の後に、トロイ軍を支援するためのアマゾンの女王アマゾン・ペンテシレイアの到来、同じようなエティオピア人メムノンの到来と死、アレクサンドロス(Paris)の矢を受けたアキレウスの死、そして、アキレウスの両腕をめぐるオデュッセウスとエイジャックス(Aias)との言い争いを含めた。 質問 (1)Similarについて the Amazon Penthesileaと同じような(arrival and fall)であるという意味でしょうか。 (2)includeについて 「追加して完成させた」が考えられる。やはり「含めた」でしょうか。 *Penthesilea; Penthesileia was an Amazonian queen, daughter of Ares and Otrera, *Memnon; In Greek mythology, a king of the Ethiopians. The son of Tithonus (of the Trojan royal house) and Eos (Dawn), he fought bravely for his uncle Priam against the Greeks, and was slain by Achilles. *Aris In Greek myth, son of Telamon, king of Salamis, and Eriboea or Periboea called Telamonian Ajax After Achilles' death there was a dispute between Ajax and Odysseus over who should receive his armour as a mark of personal prowess, and by the votes of the Greek leaders the armour was adjudged to Odysseus; Ajax went mad with resentment and killed himself. In fact various stories of his death were told in antiquity.

  • 枕詞

    枕詞はすべて5音でしょうか?

  • 枕詞について

    枕詞の「淀川」の文学的意味がわからず困っています。だれかおしえてください!! お願いします!

  • 枕詞について

    枕詞は万葉集に多く出てきますが、初めは意味のある言葉だったといいます。では、平安時代と違って万葉集の現代語訳では常に枕詞の意味も訳出する必要があるでしょうか。  それとも、万葉集に収められた歌は広い時代にわたっているので、前期と後期では、枕詞の実態性も変化しているでしょうか。家持の歌などは殆んど平安貴族というよりは現代詩人の繊細さなので、そんな変化を予感させます。

  • 枕詞

    枕詞はどうやって見分ければよいのでしょうか?必ず初句にある五音節なのでしょうか?

  • 枕詞って・・・

    万葉集とかにでてくる枕詞って今でも使われますか??

  • 「信濃」の枕詞

    妹が昨日、長野県庁で保健婦養成学校の受験をしてきました。 そのときに、「『信濃』の枕詞を答えなさい」という試験問題に出くわして、面食らったそうです。 私としても、手元の資料で探すことができず、皆様のお知恵を拝借したい次第です。 「信濃」の枕詞は何でしょうか。5文字でお願いします(解説もつけてくださると嬉しいです)。

  • 枕詞:現人の

    枕詞に「現人の」というのがあります。 辞書によると、身・命・世・人・妹に係るとあります。 生く(生きる)などには掛かりませんか? 枕詞の係り受けは、これだけって限定するものですか、 それらに近いイメージのものなら良し、とはなりませんか? どうなんでしょうか。

  • 現代の新しい枕詞を、作ってみたい・・・

    昔の枕詞、無駄なように見えて、なかなか趣があるし、正に日本の文化ですね~ せっかくこんないいものがあるんですから、現代にも使わない手はないのでは? そこで、新しい枕詞を作ってみたいと思い立ちました。 例えば、 「やめなゐの~」・・・日銀総裁 「うたかたの~」・・・村〇ファンド 「たらしり(垂尻)の~」・・・ヒップハング 「へさきたつ~」・・・映画「タイタニック」 う~ん、いまいち・・・(汗) やはり、皆さんのご協力が必要のようです。 宜しくお願いします。