借入金の節税効果ってあるの?

このQ&Aのポイント
  • 借入金を増やすことで企業価値を増大できる理由について疑問を抱いています。
  • 借入金が多いほど税金が少なくなる理由やキャッシュフローにかかる税率について理解できません。
  • 借入金の有無が税金の額にどのように影響を与えるのか詳しく教えていただければと思います。
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負債の節税効果について

企業価値計算の勉強をしている中で、以下の理屈が理解できません。 「資本よりも借入金を増やしたほうが、企業価値=キャッシュフローを増大させることができる」 「なぜなら、企業の得たキャッシュフローは、1.債権者 2.税金 3.株主の順に払われるので、借入金が多いほうが税金が少なくなる」ため http://www.nsspirit-cashf.com/manage/setsuzei_kouka.html ですが、ここで借入金の有無がなぜ税金の額に影響するのでしょうか。借入金を返済しようがすまいが会計上の利益には関係なく、税額は変わらないような気がするのですが。。。 添付の説明の中では、「キャッシュフローにかかる税率」なる言葉も出てきますが、言葉自体理解できません。 どなたかご教示いただければ幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.2

質問者さんが参照したサイトは、書き方が適切でないように思います。 このページでは、 「資産からのキャッシュフロー」は「営業利益」を意味し、 「債権者へのキャッシュフロー」は「債権者へ支払う利息」、 「株主へのキャッシュフロー」は「株主への配当金」、 「キャッシュフローにかかる税率」は「利益にかかる税率」 という意味で使われているようです。 つまり、事業資金がすべて株主からの資本金で賄われていると、資金の使用料である配当金は、現在の税法では、利益から税金を引いた残りから支払われることになっているので、税金がたくさん引かれてしまい、株主へ支払う配当金が少なくなる。 しかし、負債があると債権者へ払う利子は営業外費用になるので、税引前利益が少なくなり、税金が減少する。このため株主への配当金として支払う金額が上昇し、企業価値が増加する。 という論法です。 すべてをキャッシュフローという用語でまとめようとする意図はわからなくはないのですが、私個人の考えとしては、あまり好ましいやり方ではないように思います。

TAKAKOTA
質問者

補足

それで理解できました。 少なくともこうした専門的な解説において、利益のことを「キャッシュフロー」と表現するのは適切ではないと思います。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • answer119
  • ベストアンサー率64% (31/48)
回答No.1

まず、負債がなくすべて自己資本(株式)だけの場合を考えてみます。 株主から80円を提供してもらうとします。 総資産80円とします。 その80円である品物を仕入れ、それを100円で売ったとします。 税引き前利益は20円ですね。 税が40%だとすると、8円だけ税で持っていかれますので、税引き後利益12円となります。 資本提供者である株主は12円受け取れます。 次に負債もある場合を考えます。 銀行から40円借りるとします。 借入利率は年10%とします。 そして、株主からも40円提供してもらいます。 こちらも総資産80円です。 その80円である品物を仕入れ、それを100円で売ったとします。 利益は20円ですね。 ただし銀行に利息として4円支払いますので、税引き前利益は16円です。 税が40%だとすると、6.4円だけ税で持っていかれますので、税引き後利益9.6円だけ残ります。 このケースの場合、資本提供者は銀行と株主です。 銀行は利息として4円受け取れ、株主は9.6円の税引き後利益が受け取れますので、結局、資本提供者は計13.6円受け取れるわけです。 税額は、税引き前利益から利息を引いたものに税率をかけて計算するので、利益が同額であれば利息が多いほど、税額は少なくなるのです。 負債があれば、利息4円のうちの税率分(40%)1.6だけ資本提供者が多く受け取れます。 この分だけ税として支払うことが逃れた、すなわち節税できたわけで、タックスシールドなどと呼ばれます。 図を書いて説明できれば、もう少し分りやすくなるかと思うのですが、これでも多少はご理解いただけたでしょうか。

TAKAKOTA
質問者

お礼

単にPLに入る金利の分ということですね。ありがとうございました。

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