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「ので」と「ため」の違いについて

1311tobiの回答

  • 1311tobi
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回答No.3

 No.2で回答した者です。  質問文に関して。  かなり微妙な話ですが、「使い分けておられますか」は避けたほうが無難です。  辞書も認めているので「間違い」ではありませんが、違和感を覚える人も多いようです。 「使い分けていますか」で十分でしょう。敬度を上げたいなら「使い分けていらっしゃいますか」が一般的です。「使い分けておいでですか」という言い方もあります。  詳しくは下記をご参照ください。 おる おられる おられた おられます【まとめ】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2801.html  以下は一部の抜粋(重言)。 『大辞泉』と『大辞林』の記述はほぼ同じだが、どちらの記述にも不満が残る。 『大辞林』には〈(イ)「おります」で丁寧な言い方、「おられる(おられます)」で尊敬の言い方として用いられる。〉と明記されている。この点に関しては『大辞泉』も同様。これに従えば、「そういうかたもおられます」「……という先生がおられます」などの表現は「間違い」ではない。ただし、この書き方では「尊敬の言い方」と「尊敬語」がどう違うのかは不明。  これが一応の結論。  以降はマニアックな部類に入る話。  辞書に逆らうのは気が進まないが、気になることが3点ある。かなりメンドーな話なので、例によってクドい書き方をする。 【1】「おる」はそもそも謙譲語ではないのか?  (略) 【2】「おります」で丁寧な言い方? (略) 【3】「おる」はそもそも方言由来ではないのか?   いままでにもちょこちょこ出てきているが、「おる」は元々(主として関西方面の)方言だったのでは……という説がある。辞書ではそのことにほとんど触れていないのはなぜなんだろう。 『大辞泉』に〈「いる」に比べて方言的な響きを帯びる〉とあるだけ。これはずいぶん持って回った言い方をしている気がする。 (中略)  敬語の問題は、菊地本に従うのがイチバンと考えているが、困ったことにこの「鬼っ子」に関しては、『敬語再入門』の記述も煮え切らない。P.158~159に〈「おられる」──適否の断じにくい敬語(2)〉という項目がある。下記のような文章で始まる。 ================引用開始 「申される」とはまた違った意味で、正誤の断じにくい敬語です。  これも規範的には、「おる」は謙譲語IIなので、それに尊敬語「れる」を付けた「おられる」は誤り、ということになるはずです。しかも歴史的にも(前項の「申される」の場合と違って)、「おられる」を擁護する余地はありません。 ================引用終了  このあと、「おられる」が使われる理由がいろいろ書かれている。詳しいことは原本を読んでほしい。正確には全文を引用するしかないのだが、要点だけを箇条書きにする。 ・地域差/個人差がある 「おる」が謙譲語だと思わない人は、尊敬語として「おられる」を使うことに抵抗がない。 ・「おられる」全体でひとつの尊敬語と考える人もいる  背景には「いる」をレル敬語の「いられる」にしにくいことがある。 ・使う人が多くなれば、「本来」がどうであっても新しい言い方になる  そうなりきらないのは、抵抗を感じる人も多いため。  いろいろ書いて、結びは下記のとおり。 ================引用開始  以上のように「おられる」はすでに誤りともいえないほどではありますが、本来は誤りなのだとか、使わない人は使わないのだということも、知っておいてよいでしょう。 ================引用終了  『敬語再入門』の巻末には「敬語ミニ辞典」がついている。ここでは、「おる・……ておる」は「いる」・「……ている」の謙譲語II、としている。最後に「個人差・方言差」があるとはしているが。 「敬語ミニ辞典」の「おられる」の記述を引用する。 ================引用開始 おられる・……ておられる 「いる」・「……ている」意の尊敬語として使うことがあるが、「おる」は本来謙譲語なので、規範的には問題がある。「いらっしゃる・おいでになる」を使えば問題ない。ただし、場面・文体によっては「いらっしゃる」はなじまない場合があり、「おられる」はそのかわりに使われる面もあるようである。 ================引用終了  やはり煮え切らない観がある。明言はしていないが、著者自身は使わないだろうな。  当方も、自分では使わない。使う理由がないから。「おる」が謙譲語なんだから、「おられる」には強い異和感がある。辞書があれほどはっきりと認めている以上、「誤用」などと言う気はないが。

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