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「~をしか~」?

質問番号8367575と同じ小説の中に 》 私はこの白粉気のない顔、この喪服に、彼女の 》 よろこびをしか見なかった。 なる一節があります。 この「よろこびをしか見なかった」とはどういう意味でしょうか? 「よろこびを見なかった」とか「よろこびしか見なかった」なら、私にとっては馴染みの表現ですが、「よろこびをしか見なかった」という表現に戸惑っております。

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  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.2

    #1です。ちょっと急いでいて説明不足でした。補足です。     格助詞:  例、の、を、に、へ、と、より、から、で     http://kotobank.jp/word/%E6%A0%BC%E5%8A%A9%E8%A9%9E     副助詞:  例、は、も、だけ、さえ、でも、こそ     http://国語文法.com/%E5%89%AF%E5%8A%A9%E8%A9%9E.html          しか       http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111673836 1。省略の無い場合        (代)名詞 + 格助詞 + 副助詞 の順です。     私のはこれで、あなたのはあれです。(格助詞「の」に副助詞「は」のついた例。)     山田さんには上げましたが、鈴木さんには上げませんでした。(格助詞「に」に副助詞「は」のついた例。)     彼女のよろこびをしか見なかった。(格助詞「を」に副助詞「しか」のついた例。) 2。省略される場合     格助詞「が」、および「を」の一部は、副助詞の前で省略されることがあります。     私(が)は、山田です。(格助詞「が」が、副助詞「は」の前で省略された例。)     『坊ちゃん』(を)は読みました。(格助詞「を」が、副助詞「は」の前で省略された例。)     彼女のよろこび(を)しか見なかった。(格助詞「を」が、副助詞「しか」の前で省略された例。)    

noname#204879
質問者

お礼

作者が三島由紀夫なので「ちょっと古い表現」だろうとは承知しつつも戸惑っておりましたが、懇切丁寧な解説をいただき、お蔭様で十分得心がいきました。 誠にありがとうございました。

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その他の回答 (1)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.1

    「見る」は他動詞で、「を」で示される目的語をとります、それに「しか」という限定がつけば格助詞が名詞の直後につくので「(目的語)+ を(格助詞)+ しか(副助詞)」となります。    この順序は「浅草へは行きます」のように、残っている場合と、「が」や「を」の一部のように省略される場合があって、「あの人は先生です」、「この本だけ読みました」、「よろこびしか見ない」になります。     そこでご質問ですが     この「よろこびをしか見なかった」とはどういう意味でしょうか?     「よろこびしか見なかった」と言う意味で「を」が省略されない形です。ちょっと古い表現には「○○をば(格助詞+副助詞)」のように「を」が省略されない形が残っています。

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