• ベストアンサー

貧困はテロの原因か 2

以前、新聞で、ノーベル賞経済学者の、セン博士が、ある会議の席で、「貧困はテロの原因」と言われたそうです。新聞のタイトルですから、おそらく博士はそのようなことは言わないと思いますが、貧困そのものが「テロ」の原因ではなく、その対極にある繁栄との因果関係に対する認識が「テロ」を正当化させる意識につながるのではないでしょうか。 この質問はリクエストに対する質問ですのでルール違反にならないよう以下に問題を絞って見ます。 貧困は争いの原因ではあるが、テロの原因にはならない。 テロの原因は思想や宗教の中にあるのでは。 経済が発展すればすべてが上手くいくと思うのは幻想ではないでしょうか? 質問者の意図とは無関係に自由にお答えください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • zuru
  • ベストアンサー率6% (29/443)
回答No.1

貧困とは繁栄の対極にあるものでしょう。博士の言う「貧困はテロの原因」はあっていると思います。 貧困のみが存在し、繁栄が存在しなかったら、テロは起こりえないか?多分起こらないでしょう。 実際に過去、貧困のみの場合が存在しました。イースター島での出来事です。 島の全ての資源を使いきり、島から逃げられずに島民は貧困のみが残りました。奪うものもなければ失うものも無い状況。残るはカルト宗教のみ。お互いを食べあったそうです。 経済が失われれば、イースター島の二の舞です。かといって経済がある以上、テロを肯定しなくてはいけない・・ 格差をできるだけ少なくすることが、現状で唯一のできることだとは思いますが・・格差は広がる一方ですね。

noname#15238
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 貧困は悲惨ですね、日本でのん気に暮らしていて、貧困の原因を私たちが作っています、普段意識しませんが、よく考えれば当然ですね。だからといって何も出来ませんが。 テロには、誤解や無知、盲信に由来する何かしらの正義感があるはずですが、古きよき時代のテロも時代遅れになってしまった。おっと誤解しないで下さい、今も昔も暴力反対!

その他の回答 (2)

  • aminouchi
  • ベストアンサー率46% (376/804)
回答No.3

前回のご質問に答え損なった私にとって、こうしてもう一度答える機会が与えられたことに感謝いたします。と、書きながらも前回何を書いたのかまるで思い出せないという私にとってまた改めて考え直さねばならないことはしんどいことでもあるのですが・・(笑) 「貧困はテロの原因」というのは一面の真実でしょう。 テロリズムという言葉をgooの辞書に従って「一定の政治目的を実現するために暗殺・暴行などの手段を行使することを認める主義、およびそれに基づく暴力の行使。テロ。」と理解すれば、私は貧者が富者に嫉妬してテロを起こすと同様に、富者が自らの富を手放すことを恐れてテロを起こすことも多いと思うのです。(ただ、この場合も富者が直接手を下すのではなく相対的な貧者を雇ってテロを起こさせる、とするならば「貧困はテロの原因」かも知れません。) つまり、テロを行うのは必ずしも貧者ではなく豊かな者もまたテロを行う可能性を持っています。可能性の一例を示せば、現在の北朝鮮が国家崩壊し大量の難民が発生、10万人単位で日本に押し寄せたとしたら日本政府は波打ち際でのテロリズムを行う可能性がありますし、国民のほとんどはそれを支持するものと思われます。 さらにまたあらためて言えば、テロリズムとは「主義」ですから思想であり、それを容認する宗教があれば、思想・宗教がテロ(という実行行為)を起こさせるという認識に過ちはないでしょう。 さて、私が主に答えたいことは 経済が発展すればすべてが上手くいくと思うのは幻想ではないでしょうか? という問いに答えることであります。 人類が誕生してからメソポタミアで文明が生じ、そして現代に至るまでは経済発展の歴史でもあります。これは何をもたらしたでしょうか。私が確信を持って答えられることは「経済発展は人類の数的増加をもたらした」ということです。言い換えるならば、経済発展は人口増加をもたらしその増加がさらなる経済発展をもたらすということです。そのスパイラルが一気に活発化したのが20世紀後半の50年でありこの間に世界人口は25億人から60億人に増加しています。また、これだけの人口の中で貧者と富者の格差が拡大しているとも言えるでしょう。わが日本人のほとんどは世界の上位5%に入る豊かな生活を享受しておりますが、同時に世界人口の大部分はいまだ貧しい状況(とは言え、20世紀開始当時の貧しさよりはかなり良い生活であると思われます)にあるわけです。歴史的視点から言うならば、私は平安時代の藤原摂関家の生活と今の庶民生活を交換してやろうと言われても今の方が快適ですから拒否したいです(笑)。その限りでは経済成長が問題の解決に繋がっていると思います。 さて、ここで問題となるべきは現在の人口を維持したままで、世界中の人々が現代日本人の享受しているのと同程度の豊かさを得られるかということでしょう。経済発展がそれを可能にするのか、それとも地球規模の自然環境ではもう無理なのか、人口を減らさざるを得ないのか、などいろいろと考えられますが、現在の人口のままで生活向上は難しいのではないかというのが大方の結論であるでしょうし、その結論からすれば先の問い「経済が発展すればうまくいくというのは幻想ではないでしょうか?」には幻想でしょうねと答えるのが妥当だと思います。 しかしながら富者がその富を貧者にみせびらかし、暴力を用いても(富者によるテロリズムの発動)自らの富を貧者に分け与えようとしなければ、または富者がより富もうとして貧者を虐げることを続けるのであれば、その反動として貧者もまたテロリズムに訴えることは止まないでしょう。しかしテロリズムによって問題の解決は出来ない(唯一の例外は貧者を絶滅することで世界人口を20億人程度にすることかもしれません)ことも明らかです。とするならば、何らかの形での経済成長に問題の解決を委ねざるを得ないと言うこともまた真実でしょう。 結論として言えば、もう一つの道の体系的虐殺を人類としては許容しないなら、たとえ幻想であってもそれが解決手段を「示す」のであれば実行していかざるを得ないでしょう。富者は許容できる程度(これが難しい)に生活程度を下げて富の分配を平均化し、貧者は経済発展に力を入れるしかないと思われます。

noname#15238
質問者

お礼

正直な話、ご回答者様の鋭い矛先が、逃げる隙も与えず、私の胸元に突き刺さってくるのではと心配していましたが(笑。 私の考えを、さらに詳しく正確に言い直していただいたようなものですね。特に人口論に解消して解決しようとすることは無謀なことですね。 ご回答者様が問題にされた点について少し触れます。 釈迦に説法だと思いますが、関心を持ってご覧になられる方のために、説明しておきます。 アマルティア・セン博士は「厚生経済学」の中心的学者で経済学的効用・効率の中に、倫理を指数化する研究をしているはずです(筈ですと言うのはあまり自信がないということです)。「厚生経済学」のパレート理論の中には、福祉的経済政策のため所有権の偏りに問題がある定理が出ているはずです(前と同じ)。そのような博士がこのような短絡的表現をするはずはないだろうと言う疑問が動機だったのです。新聞記事の表現の難点ですね。 ところで、「富」配分の平均化と経済発展は矛盾するはずですから仰る通り(難しい)ですね。またお願いします。 ポイントは先着順にしておきます。

  • mauro182
  • ベストアンサー率13% (55/396)
回答No.2

貧困はテロの原因とはならないです。北アイルランド、バスク、チチェン、昔の日本=池田屋事件。2.26事件、オウムのサリンテロ等。明らかに貧困との因果関係をうんぬんする以前の問題ではないですか?

noname#15238
質問者

お礼

少数意見?にご賛同いただき、感謝々。 それにしても、一般の人々に危害を加える正当性は理解不可能ですね。9.11テロの対象は、繁栄のシンボルに対する攻撃で被害者は「おまけ」とでも考えているのでしょうか、同じ人間として悲しい限りです。

関連するQ&A