相当因果関係と過失との関係について

このQ&Aのポイント
  • 相当因果関係とは、イジメと自殺の関係において、イジメが自殺の危険性を予見する程度に危険かどうかを指す概念です。
  • 過失(予見可能性)とは、イジメから自殺が予見できたかどうかを判断するための基準です。
  • 相当因果関係と過失(予見可能性)は、ほぼ同じ判断になる場合がありますが、必ずしも同じではありません。
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相当因果関係と過失との関係

相当因果関係と過失(予見可能性)との関係について質問します。 大津中イジメ訴訟の判決で、新聞の記事を見ました。 https://mainichi.jp/articles/20190219/k00/00m/040/129000c すると、上記URLでは、次の2つが問題とされています。 (1)イジメと自殺との相当因果関係についてイジメが自殺の危険性があるどうか(=自殺が予見される程度に危険かどうか)、 (2)自殺についての過失(予見可能性)についてイジメから自殺が予見できたかどうか、しかし、上記(1)の相当因果関係のイジメが自殺の危険性があるどうか(=自殺が予見される程度に危険かどうか)と、上記(2)の自殺についての過失(予見可能性)のイジメから自殺が予見できたかどうかとは、ほんどと同じ判断になりませんか? 相当因果関係と過失との関係について、分かりやすく教えてもらえませんか?

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noname#235638
noname#235638
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