ＴＰＰ解禁で輸入の遺伝子組換作物等は大丈夫ですか？

質問

ＴＰＰ解禁になると、アメリカの遺伝子組み換え作物が輸入されるかと思います。害虫耐性トウモロコシ、殺虫剤耐性ダイズ、なかなか腐らないトマト等、いろいろあるかと思います。また、アメリカの家畜は利益を上げるため、成長ホルモンを大量に投与していると聞きます。日本の食の基準は世界でも厳しかったと思います。ＴＰＰで基準緩和された輸入食品が、日本人の健康を蝕むということはないのでしょうか？

回答No.3

makocyan · ベストアンサー

ＴＰＰ解禁にならずとも、もうすでに遺伝子組換え食品をあなたはかなり口にされているはずですが。というか、世界の先進国の多くの方も一緒ですけれど。

　ちなみに、遺伝子組換え食品が世に出てすでに四半世紀経過しているんですが、明確に危害が証明された例って一例も確認されていないはずです。

　そもそもこの話の当初から、遺伝子組換え食品のヒトへの実際の危害性ってのは全く実例の報告がありませんでした。「虫が食べると死ぬトウモロコシをヒトが食べて無事なはずはない」なんて無責任で非科学的なデマを流した市民団体もありましたが、まともな市民団体の遺伝子組換え食品反対の根拠の大半は、「人類に経験のないものだから、長期にわたっての使用に不安がある」というものだったんです。
　ところがすでに四半世紀経過しているわけで、やはり危害例は確認できない。どうも主張が崩れてきてしまった。そのため今では、反対する市民団体の主張の多くが「ヒトへの危害性」から「固有の生態系への影響」にコッソリ変わってきてしまっていいます。
　つまり、遺伝子組換え食品＝ヒトに危害、という構図はすでに崩れてしまっているんです。

　家畜の成長ホルモンの関係はちょっと微妙で、確かにアメリカは使用していて（アメリカだって大量に投与しているわけじゃないんですが・・・。タダじゃないし）、日本は使用していないし、そもそも食品への残存が認められていないという事実はあります。これはＴＰＰが綿密に関係してくる可能性はあります。
　とはいえ、現にアメリカでホルモン剤が原因の危害が報告されているわけじゃないので、実際に危険かどうかという話ではないです。

ということで、「ＴＰＰで基準緩和された輸入食品が、日本人の健康を蝕む」というのは、いくらなんでも考えにくいと思います。仮に日本の基準を相手国にあわせたことで危害が出たとしたら、それ以前に相手国は死屍累々なんじゃないかと思うんですが、違いますか。

　ＴＰＰをめぐる論争は、特に農畜産関係者の利害関係が多分に影響しており、ときに科学性を無視したセンセーショナルな「ウワサ」が横行する傾向があります。もちろん逆のパターンもあるわけで、正直どっちも信用できない。このあたりは冷静にみたいところですね。

　ところで「日本の食の基準は世界でも厳しい」ってのはある意味幻想ですよ。確かに無意味に厳しいｔころは個々にはありますが、少なくとも一概に「世界一厳しい」なんて言えるわけではありません。
　食の基準と言うのはその国の文化や産物の特性なども加味したものですし、対象物の定義も異なるので、品目によっては日本より厳しい国はいくらでもありますし、その逆の国もあります。そもそも単純比較ができないんです。
　日本人はどうも国産信仰というか、日本が一番という意識が強いんですが、単純に「外国は緩くて日本は厳しい」と根拠のないことを言う輩が多いので困るところです。

　厳しい言い方で申し訳ないです。

お礼

有難うございます。
アメリカの科学者が殺虫剤耐性作物を食べた虫に、
かなりの異常が出たという研究結果を発表しています。
食べる遺伝子組み換え食品の量が増えれば、
弊害が起こらないかということが心配なのです。

補足

しかし、遺伝子組み換え作物の人体への影響は
未だ不明なんですね。

回答No.14

makocyan

No.３です。たびたびすみません。

ジェフリー・スミス氏なんですが、この方って科学者なんですかね。Youtubeでの発言はいっぱいあるんですが、ネットで経歴を検索すると「マーケティング担当副社長」なんて肩書きしかないんですが…。どうも単なる環境活動家にしか見えないんですけれども。
　ですから、この方の書かれていることが正しいのかどうかは私にはわかりません。
　ちなみに、その環境活動家の有名なお一人が近年立場を翻したことが科学界では結構な話題になってます。
　http://www.foocom.net/column/gmo2/8469

　で、件の話のもとになったのはオーストラリアの英連邦科学産業研究機関（CSIRO）の報告だったんですね。確かにこの報告ではGM エンドウ豆で予期せぬ修飾型α-アミラーゼ阻害因子タンパク質が発現することを報告しています。

　ただ、この報告内容は他の科学者から、
　1.この結果はマウスが食品中の修飾タンパク質に対してアレルギーになったというものではなく、またヒトでの反応について結論できるものでもない。
　2.今回用いられた動物モデルはヒトでの免疫応答もしくはアレルギー応答を予測できるものではない。またしたがって本報告がヒトのアレルギーにどれだけ関係があるかは明確ではない。
　3.現在アレルギー性評価のために国際的に用いられている方法は「統合的・段階的、ケースバイケースアプローチ」であり、この結果だけでは不十分である。
　4.食物でアレルギーのような「予期せぬ有害影響」が発見されるという現象は、一般的な交配による非GM 植物の開発過程でもありうる。

　という評価を受けています。
　要は、この方法だけじゃヒトに害があるかどうかわからないし、そももそアプローチが単純過ぎる。第一、この現象は普通の品種改良でも起こることで、これがダメなら普通の品種改良もダメだろ、って評価です。
　そのため、当のCSIROも「そりゃそうだよね」とこれ以上の研究をやめています。（別にアメリカの圧力ではないと思います。そもそもＥＵとアメリカは対立していましたし）

　ああ、念のため私自身はＴＰＰ参加には懐疑的です。ただ根拠のない「日本＝安全、外国＝危険」という国産安全信仰が好きではないだけですから。

お礼

有難うございます。大変勉強になりました。
GMの人間への影響は、未だに不明ということですね。
日本経済の低迷、原発事故等で国産も安全神話になっているんでしょうね。

回答No.13

makocyan

No.３です。丁寧なお返事ありがとうございます。追加のご質問にお答えしたいと思います。

　ご提示いただいたエマルコヴァ博士の実験については数年前に話題になり、日本の市民団体などの招きで来日されて講演をされましたね。
　で、ちょうどその最中だったのですが、実験に使用された遺伝子組換え大豆（正確にはアメリカから入手した大豆のペレット）について疑義がだされたんです。「その大豆って、非加熱じゃないの？」と。
　ご存知の通り生の大豆は哺乳類にとっては有害です。ヒトだって生の大豆を食べたら量によっては重篤な危害に至りますが、この実験ではラットの餌の数十％を生の大豆にしたといわれています。ある意味死ぬのは当たり前、よく半分も生き残ったな、というのが実感です。

　エマルコヴァ博士は講演期間中に記者団からこの事実を突きつけられ、実験過程のより詳細な公開を求められました。ところが博士は何も答えず、まだ予定も残っているのに日程を途中で強引に打ち切って帰国してしまいました。帰国後は「私は攻撃されている」といって口を閉ざしたままです。まるでどこぞの怪しい宗教団体の代表のようですが、世間一般ではこれを「逃亡」といいます。
　ということで、この実験は科学の世界ではまあ相手にされていないというのが実情です。

　ところが、ご紹介いただいた記事にはこういう注記があります。
「＊実験の中でのエサの与え方に問題があるのではと指摘されている部分もあります。」

　このケースは、エサの与え方じゃなくて、エサ自体が毒じゃないの？という、科学の世界では珍しい間抜けな事例なんです。市民団体がまんまとだまされた典型例でもあります。

　少なくとも実験結果自体には全く意味がなく、ほぼ「インチキ」とされているものでも、危険を煽りたい方たちはこういう表現をして誤魔化し、タイトルは「怖い話」とする。
　違う意味でとても怖い典型に私には見えますね。

お礼

有難うございます。勉強になります。
それでは、エマルコヴァ博士の研究がインチキだったとして、
ジェフリー・スミス氏の、遺伝子組み換え作物がアレルゲンとなる可能性はどうでしょうか。
オーストラリアにある英連邦科学産業研究機関が行った実験では、エンドウマメに耐虫性を持たせるために、インゲンマメの遺伝子を導入した。この遺伝子がもたらすタンパク質は、消化酵素のαアミラーゼを阻害することでゾウムシを殺す作用がある。実験の結果、このインゲンマメの遺伝子がもたらすタンパク質は、インゲンマメにある間はアレルゲンではなかったのに、エンドウマメに入れるとアレルゲンに変化した。このように遺伝子組み換え技術が予期しない影響を引き起こすことを示す。

回答No.12

chicchaiossan

＞ＴＰＰで基準緩和された輸入食品が、日本人の健康を蝕むということはないのでしょうか？

可能性は否定できませんね♪
各国の安全基準は、それぞれの独立国家が自国民の安全を守るために制定され、これに他国が口出しするのは非常におかしいことと気づかねばなりません。
ＴＰＰに関する報道を見る限り、主権を国民から委託された国家が主権者である国民の安全ために定めた基準が蔑にされかねないのではないかと私も危惧しております。
食に関する基準各々の国の基準のハードルの高いものを採用するというのが主権を尊重した本来の姿であるはずなのですが、
この単純明快な基本理念を理解できない人が日本国内に存在するのは嘆かわしいことです。

お礼

有難うございます。
日本の安全基準は、残念ながら絵に描いた餅
になりつつあるようですね。

回答No.11

jyunjapn

政界の者が、誰もが知る高級料亭に行くかよ！！
密談・接待になんね～じゃね～かよ～！

高級料亭は、一度でも不良品を使った事がバレルと、
その料亭の品が落ちる事を何よりも恐れるものである。
良識ある料亭の料理長は、季節の物をより美味しく
より素材本来の良さを確実に調理する事を日々、考えて
いるのではないでしょうか！
料理人としての自信が有れば、有るほど季節に
無いもの旬で無いものは食として提供しないでしょう！
（あくまで良識ある本当の高級料亭では！だけど）

お礼

有難うございます。

＞政界の者が、誰もが知る高級料亭に行くかよ！！
それもそうですね。
安倍首相夫人が居酒屋を経営しているようですが、
こういうところを貸切るのでしょうか。
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13151168/

http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13151168/dtlrvwlst/5229373/

回答No.10

makocyan

No.３です。丁寧なお返事をありがとうございました。

＞アメリカの科学者が殺虫剤耐性作物を食べた虫に、かなりの異常が出たという研究結果を発表しています。食べる遺伝子組み換え食品の量が増えれば、弊害が起こらないかということが心配なのです。

　⇒なるほど、そういうことですね。でもその研究結果の中身は確認されましたか？　私の知る限りでは、その虫に「異常が出る」ためには、
　1.その遺伝子組換え作物特有のたんぱく質を受け入れる「受容体」をもっている
　2.消化器官がアルカリ性である
　という条件がなければならない、という話でしたけれども。
　無責任な煽り系雑誌や市民団体はあえてこのあたりを無視して書いたところが多いようですが。

　ちなみにヒトはそのような受容体を持ち合わせてはいませんし、消化器官は例外なく酸性です。消化器官がアルカリ性であったら、もうそれはヒトではありません。つまり、どれだけ量を重ねようが、ヒトには危害が出ようがないのです。
　量の問題とあわせて、このことは、はからずも四半世紀にわたるいわば人体実験で結果が出ているといっていいんじゃないでしょうか。

　残念ながら大豆の自給率は３％台、トウモロコシは１％と、日本はすでに遺伝子組換え作物を受け入れないと国民を食べさせていけない国になってしまっているのです。悲しいですね。

　ついでになりますが、その季節に国産では手に入らなかったり、そもそも輸入物のほうが品質が高いものの場合など、高級料亭であっても輸入食品をつかうことはありますよ。数年前ですが、誰もが知る銀座の高給料亭で東南アジア産のイカで食中毒を起こした例もありましたし。
　特に畜産品はおしなべて外国産のほうが品質が高いとされるものも多いので、そういう傾向はあるようです。

お礼

有難うございます。
問題は日本の食糧自給率の低さにあったわけですね。
下記の実験はインチキでしょうか。
http://matome.naver.jp/odai/2133587344069611201/2133592953873996703

回答No.9

jyunjapn

追加

・・・
畜産の飼料は・・・１００％遺伝子組み換えと、ちゃうかい？
てことは、日本の畜産のエサの大部分は、輸入に頼ってるだろうから・・・
既に、直接で無いにしろ！間接的にバクバク食ってるよ・・・
国産牛やと喜んで食ってるが笑

怖いね～＞＜
ＴＰＰを採決する時はデモをして阻止しよう！
貧乏人にも生きる尊厳はあるぞ！と！！

でも、実際、ＴＰＰが無くてもかなり自由化が進んでるんだけどね～
大物代議士さん達の地元の農産品目以外の物はね！！＾＾

お礼

有難うございます。
既に遺伝子組み換え食品だらけということですね。
いつの間にか、日本の食の安全は不透明になっていたんですね。

回答No.8

jyunjapn

お礼ありがとうございます。

Ｑ料亭で輸入食品を仕入れることはないのでしょうか。
Ａ十中八九、純国産品だろうね！
その料亭が高級であればあるほど、国産品の上物でしょう！
まず、料亭は最寄りのスーパーでは絶対に仕入れない（良識ある処は）
仕入先は市場に出入りしてる問屋か？
直接、料理長が市場に買い付けにいくでしょう！

更に自宅での買い物に関して、（100％俺の想像）
その奥様達の思考
『あ～ら！お安いはね～と思ったらメキシコ産じゃありませんこと・・・
ふん！家畜（納税者・国民）のエサねｗｗｗ』見たいな＾＾

お礼

度々、有難うございます。
船場吉兆（せんばきっちょう）は、かつて大阪市中央区に
存在した吉兆グループの料亭ですが、
賞味期限切れや産地偽装問題、客の食べ残しを別の客に出し、
とうとう廃業になりました。
他の料亭はやっていないのでしょうか？

回答No.7

jyunjapn

日本の放射能入り（出荷規制なのだが）の農作物より
遺伝子組み換え作物の方が美味しいよ♪♪♪と答える
人がこのサイトに約１名居るよ＾＾

アメリカ人は遺伝子組み換え作物を食い初めて１０年、
害が有ったと聞いた事あらへんから大丈夫やない？

ただ、成長ホルモンは、なんか気色悪いような気がするな～＞＜

＞ＴＰＰで基準緩和された輸入食品が、日本人の健康を
　蝕むということはないのでしょうか？
Aそんなのかんけ～ね～！じゃないかな！
それを決める官僚や政治家は輸入食品を常用的に食わないもん！

お礼

有難うございます。
放射能入りと言われると、目に見えないだけに
何とも言えなくなってしまいます。
料亭で輸入食品を仕入れることはないのでしょうか。

回答No.6

PENPENMAKKY

ＴＰＰの結果、それが自由化されたとして何が怖いのか解りません

きっとあなたの町では佐藤錦は販売されてはおらずアメリカンチェリーしか売ってなく
リンゴもアメリカ産ばかりなんでしょう

サクランボもリンゴも３０年ほど前に輸入自由化されています
でも見かけないのは何故？
答えは不味いから
日本の品質と同じレベルの物は日本より高いんだけど…

自動車なんか関税は０％なのに売れない
何故か？
安全基準が先進国で最も低く、燃費も悪い
大きくて使い勝手が悪い

米国の金持ちや政治家は解ってないんだよ
日本の貧乏人は米国の中流階級の下レベルだって事を

米国の中流以上が得体の知れない物を食べてると思う？
上流階級の贅沢の一つがオール日本の食材で出来た料理なんだよ

ワインが典型だけど、
安くて不味いワインは３ドルで手に入るけど日本人は買わない（不味い物を飲みたがりません）
高くて美味しいワインは１０００ドルして貧乏人は買えない
幾ら自由化されても不味い物は飲まない
フランス・イタリア産のワインの８割は安物ワインで、輸出はほとんどされない
僅か２割のワインが輸出されてるに過ぎない
自由化されてもそれらを輸入される事はほとんどない

日本は政府調達で食材輸入は行っていません
民間企業が日本人のニーズに合わせた物を輸入しているんです
幾ら関税フリーで安い食材が手に入ると分かっても美味しくなければ仕入れません

> 害虫耐性トウモロコシ、殺虫剤耐性ダイズ、なかなか腐らないトマト　成長ホルモンを大量に投与された家畜
美味しそうですか？
俺的には不味そうにしか感じません
トマトは腐る手前が美味しいんで腐らない野菜トマトは敬遠されます
アメリカで喚いている団体の大半が日本人の味覚を知らないんだよ

お礼

有難うございます。
アメリカ人の４人に１人が肥満というのが気になっていましたが、
やはりアメリカ人の味覚は適当な人が多いようですね。
確かにペプシと同じで、売れなければ撤退ですよね。

回答No.5

guess_manager

未だに初期の遺伝子組み換え作物問題の錯誤があるようなので、この点は質問者様のほうが詳しいかと推察します。
立花隆氏が、遺伝子組み換え作物を怖がる一般大衆を嘲った口調で、別の遺伝子を口に入れて人体に影響があるはずがない、と書いていたのを思い出します。
問題は、遺伝子組み換えそのものにあるのではなく、遺伝子組み換えの目的がより強い農薬を散布しても生き残る、ということにあるからです。ですから、今までは作物自身が死んでしまうような毒を負けるようになったことが問題とされているのですよね。
残留農薬の基準については、レモンやオレンジに代表されるように、日本はかなり厳しいです。おそらく、非関税障壁のひとつ、エビデンスのない環境基準などと扱われ、撤廃させられることになるかと思います。BSEに関しても同様でしょう。

まあ、アメリカ人と同じ基準で扱われる、と思えばいいのではないでしょうか。

お礼

有難うございます。
やはり、ＴＰＰに参加すると言うことは、
アメリカ基準になるということなんですね。
日本は薬事法とかやたら厳しいのに、
食品は気にしなくなったんですね。