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国連未加盟でも国連軍の一員になれるのですか
朝鮮戦争で、1951年にはイタリアは軍所有の病院船を派遣しました。イタリアも国連軍の一員として認められているようですが、イタリアが国連に加盟したのは1955年の筈です。国連未加盟でも国連軍に参加できた理由は国連の諸決議のどこかに根拠があるのでしょうか。戦闘部隊ではないからOKだったのでしょうか。また未加盟だったイタリアがなぜ参戦(派遣)したのか根拠をご存じでしたら教えてください。
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>朝鮮戦争で、1951年にはイタリアは軍所有の病院船を派遣しました。 日本は、(当時の)海上保安庁掃海艇部隊(旧海軍の掃海艇部隊)が朝鮮戦争時に海上の機雷を取り除く為に出動しています。 確か、GHQの指令「「日本掃海艇ヲ朝鮮掃海ニ使用スル指令」」で1200名が出動しています。 ※決して、参戦ではありません。参戦だと、南朝鮮(韓国)政府から「抗議」が届きます。^^; 日本からの援助は、表向き拒否するのが歴代韓国政府の方針ですからね。韓国国民も、知らない事実。 >また未加盟だったイタリアがなぜ参戦(派遣)したのか根拠をご存じでしたら教えてください。 日本と同じで、枢軸国として敗戦国ですよね。 日本も、当時は国連に加盟していません。 しかしながら、敗戦日本を統治していたGHQ(アメリカ・イギリス・オーストラリア)の指令によっての派遣です。 イタリヤは? ご存知か否か分かりませんが、1943年に降伏。イタリヤ国民により、ムソリーニは処刑。 同年、イタリヤは「日本・ドイツ・ルーマニア・ハンガリー・ブルガリア・フィンランドに対して宣戦布告し連合国側になりましたよね。 つまり、国連に加入していなくても「連合国の一員」として朝鮮戦争に加わったのです。 国連の要請では、ありません。 また、戦勝国は「占領国の憲法を改正しては駄目よ」という国際法があります。 ※ドイツでも、敗戦から主権回復まではヒトラー憲法が生きていました。別途、基本法が誕生。 ※日本のみ、国際法を無視して大日本憲法から日本憲法が誕生しました。 つまり、イタリヤは「連合国の要請で、自らの判断・責任で出動」したのです。
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- mekuriya
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そういうのは参戦とはいわない。ただの協力行為といったことです。国連に加盟していないからといって国際的協力行為を禁止する条約などありません。イタリアが自主的・主体的に協力しただけの話です。それがイタリアの国益になると判断したのでしょう。
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ありがとうございました。 ただ、韓国は、イタリアを「韓国戦争の韓国側での参戦国」と考えているようです。 イタリア自身は、どう考えているのか、全く知りません。持っている宝(維持費がばかにならない病院船)を実際に運用するいいチャンスと思ったのかもしれませんね。勝手な想像ですが。
- Sasakik
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#1さんの回答にもあるけど、国連憲章43条で規定する「国連軍」というのは、「あらかじめ安保理と特別協定を結んでいる国連加盟国がその要請によって兵力を提供」し、「安保理が指揮」する軍事力であり、そのような特別協定を国連と締結した国は存在しない。 報道などで俗に「国連軍」と呼んでいる組織は、国連の武力制裁決議(言ってみれば「国連の”お願い”」)などに呼応する形で軍を派遣した国が連合し、独自の指揮権下で行動する軍事力であり、”正規の”国連軍ではなく、国連(安保理)に指揮命令権はない。 そもそも論で言うと、朝鮮戦争は国連が直接行った軍事行動ではなく、戦争参加国がイタリアと個別に支援協定を結ぶことに口を挟む権限は何処にもない。
お礼
有難うございました。 (言ってみれば「国連の”お願い”」)はとてもすんなり理解できる表現でした。
- j-mayol
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朝鮮戦争に派遣された「国連軍」は国連軍ではありません。 本来、国連軍とは国際連合憲章第7章に基づき、安全保障理事会が指揮するものをいいます。 この定義に従えば、いまだかつて、国連軍が組織されたことはないことになります。 朝鮮戦争における「国連軍」はアメリカを中心とした多国籍軍に対し、国連旗の使用を認めたものと考えるべきであり、これへの参加は国連軍への参加というべきではないでしょう。
お礼
有難うございました。 どうも「国連軍」という言葉が勝手に使われ過ぎているのですね。 確かに国際連合という日本語は世界では通じないらしいです。正しくは「連合国」なのですね。 東京にある米軍基地の中に「国連」軍の司令部が今もあるのですが。 一つ解決できました。
お礼
ありがとうございました。やっと腑に落ちました。 最終的にイタリアは敗戦国ではなく、戦勝国に鞍替えしていたのですね。日本はそのイタりアに対して宣戦する余裕はなかったのですかね。一つ解決する、別の疑問がわくのは楽しいものです。