検察リークによる世論操作(及び 証拠収集)については、基本、マスコミ利用ですよ。
小沢一郎氏の政治資金規正法違反容疑が象徴的かと思います。
検察そのものは、起訴を断念しましたが、検察リーク情報を元に、マスコミがさんざん報道し、国民の関心も高め、検察審査会による強制起訴に至りました。
検察がちょこっとリークしますと、マスコミはその情報を元に、面白おかしく肉付けします。
マスコミは「関係者によると・・」などと前置きすれば、怪情報まで垂れ流しても、無責任でOKですから、効果は絶大です。
また、マスコミも独自取材しますが、このマスコミの取材と、警察・検察の捜査は根本的に違います。
たとえば、警察・検察が任意で事情聴取なんてコトをする場合は、事実上、容疑者と言うよりは犯人扱いで、かなりの高確率で起訴・有罪に持ち込めると言うレベルです。
一方のマスコミは、検察から「アイツが容疑者」と聞けば、取材と称して、マイクを向けますね。
実際、テレビでよく犯人の逮捕前の映像などが流れますが、マスコミが警察・検察からのリーク情報で動いているワケです。
要は「かすかな疑い」でも、マスコミはどんどん動けるワケですが、それによって、容疑者の反応・挙動を、警察・検察が監視しているなんてコトもあります。
上述の小沢氏の例で言いますと、小沢氏でさえ、身の潔白を証明しようとして、捏造した借用書をテレビカメラの前でチラつかせるなどと言う場面もありました。
容疑者にマスコミを向かわせることで、証拠収集のみでは無く、揺さぶりとか、本人にボロを出させるとか、各種効果があります。
更には民間人も、「警察や検察の捜査」となれば身構えますが、マスコミの取材くらいだと、饒舌になる場合も多いです。
検察が裁判で、報道番組の内容を証拠に使うなんて言えば、マスコミは抵抗・反対しますけどね。
しかしそれは表向きの姿勢で、現場レベル,記者レベルでは、警察・検察が記者にリークするのと同様で、記者も見返りとして警察・検察に、そこそこの情報は提供し、「持ちつ持たれつ」でやってるんですよ。
警察・検察も、記者を捜査員的に利用すれば、陣容が何倍にもなったり、マスコミ特有の厚かましさで、警察・検察には出来ない方法での情報を取ってきたりするワケです。
お礼
ありがとうございます とても参考になりました マスコミって表では正義面するのに、結局は自分の保身というか自分に都合の悪いことは記事にしないとか、権力にすり寄ったり、全く信用できないと思いました