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大学数学について
大学数学について 現在大学院で数学科を専攻しているものです。 下の3次方程式をシピオーネ デル フェッロの方法で解いたのですが、解答が合いません そこでみなさんに解いていただきたいのです。 私と同じシピオーネデルフェッロの方法で解いてください。 途中の式も書いていただきたいです(どこで間違ったか知りたいため) よろしくおねがいします。 1、x^3+6x-20=0 2,x^3+6x^2+8x=10000
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- alice_44
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大学院では、数学史を専攻しておられるのだろうか? フェッロの解法については、少し調べてみたが見つからなかった。 私も興味があるので、その解法を補足に書いていただけると ありがたい。逆質問で恐縮だが、できれば宜しく。 確か、フェッロ自身は文献を発表していないはずだが、 遺族がカルダノに見せたというノートか何かが残されているのかも。 フェッロの解法を引き継いだと見られるフィオールが、計算試合で タルターリャに負けた理由を考えると、フェッロの解法では 二次項のある x^3+6x^2+8x=10000 は解けなかったと思われるが… 質問の二題を、一応、カルダノ・フェラーリの解法で解いておく。 x^3+6x-20=0. x=u+v と置くと、(u^3+v^3-20)+3x(uv+2)=0 と変形でき、 u^3+v^3=20, uv=-2 であれば十分なことが判る。 解と係数の関係より z=u^3, v^3 が z^2-20z+(-2)^3=0 の解 であることから、u^3, v^3=10±6√3。 uv=-2 と併せて、(u,v)=(a,b), (aω,bω^2), (aω^2,bω) ただし a=立方根(10+6√3), b=-立方根(-10+6√3), ω=(-1+i√3)/2。 よって、x=2, -1+3i, -1-3i。最終の整理には、a=1+√3 を使った。 原式を因数分解すれば、他に解がないことも判る。 x^3+6x^2+8x=10000. x+(6/3)=y と置くと y^3-4y-10000=0、 更に y=u+v と置くと (u^3+v^3-10000)+y(3uv-4)=0 と変形でき、 u^3+v^3=10000, uv=4/3 であれば十分なことが判る。 解と係数の関係より z=u^3, v^3 が z^2-10000z+(4/3)^3=0 の解 であることから、u^3, v^3=5000±(8/9)√31640622。 uv=4/3 と併せて、(u,v)=(a,b), (Aω,Bω^2), (Aω^2,Bω) ただし A=立方根(5000+(8/9)√31640622), B=立方根(5000-(8/9)√31640622)。 x=-2+A+B, -2+Aω+Bω^2, -2+Aω^2+Bω。 一題目の a=1+√3 のような簡約を思いつかないので、このままとする。 ニュートン法によると、近似値は -2+A+B≒19.60623 程度。