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希塩酸ではなくて硫化水素が出て行く理由
陽イオンの問題についてです。 実験内容 「Ag+、Cu2+、Zn2+、Fe3+を含んだ溶液から各イオンを別々の沈殿として分離する操作をした。 まず、水溶液に希塩酸を加え、白色沈殿を分離し、ろ液に硫化水素を通じ、黒色沈殿を分離し、ろ液を煮沸してから希硝酸そしてアンモニア水を順に加え、赤褐色の沈殿を分離し、再度ろ液に硫化水素を通すと白色沈殿が得られた。」 煮沸した際、希塩酸ではなくて硫化水素が出て行く理由はなんでしょうか? この問題ってよく出ていると思うのですが、私が持っている問題集に満足な解説が書いてあるのを見たことがありません。おすすめの問題集を教えてください。
- ghfjri
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<結論>塩化水素、硫化水素の両方が出て行きます。 煮沸すると、溶解度が高温になるほど小さくなる気体成分が出て行きます。 この問題では塩化水素(塩酸)と硫化水素です。 <硫化水素を主に書く理由> 塩化水素は少しくらい残っていてもかまわないのです。 アンモニア水を多く入れると中和されます。 しかし、硫化水素が残っていると困るのです。 アンモニア水を加えた時点で塩基性になるので、Fe(OH)3とZnSの 両方が沈殿して分離できなくなります。 ですから、硫化水素のないところで、塩基性にして先にFe(OH)3を沈殿させ、 その塩基性条件の中でH2Sを加えてZnSを沈殿させるのです。 ですから、塩化水素は書いていないだけで溶液からは追い出されているのです。
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回答ありがとうございます。 そういうことだったんですね・・・。