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微分方程式の線形と非線形の分類とは?
- 微分方程式には線形と非線形の2つの分類があります。
- 線形微分方程式は、未知関数やその導関数が1次式で表される形式です。
- 一方、非線形微分方程式は、未知関数やその導関数が2次以上の多項式で表される形式です。
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←A No.3 補足 > 多項式においてxとyを共に変数とすると、 > xyもyyもどちらも2次ですよね? A No.3 を、ほとんど読んでないようですね? xy も yy も { x,y } については 2 次です。 しかし、y についての微分方程式の次数を数えるときは、 { y,y',y'',y''',… } についての次数を見るのです。 x は、{ y,y',y'',y''',… } に含まれていません。 yy' は、y と y' が 1 次づつの積で { y,y',y'',y''',… } については 2 次、 xy' は、{ y,y',y'',y''',… } に含まれるのが y だけで 1 次です。 (u-1)(v^2+v+1)w が、{ u,v } について 3 次であることも解りますか? また、 > yy’とxy’におけるxとyはどちらも微分していないので、 のようなことが気になってしまうなら、 yy’+xy=1 は、AB+xA-1=0 の A,B に { y,y',y'',y''',… } の どれかを代入したもの。AB+xA-1 は { A,B } について何次式か? と考えてみるとよいと思います。 微分方程式を、多変数多項式=0 の多変数に y または y の高次導関数を 代入したものと見たときに、左辺の多項式の次数が微分方程式の次数。 それが 1 次なら、線型。更に定数項が 0 なら、同次 1 次です。
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- alice_44
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微分方程式というより、高校数Iで「多項式の次数」を確認した方がよいかも。 複数の変数に関する次数は、各変数に別のひとつの変数を代入したときの 「別の変数」に関する次数と一致します。 例えば、多項式 (u-1)(v^2+v+1) は、u について 1 次、v について 2 次、 {u,v} については 3 次です。u = v = t を代入すると、t について 3 次 ですからね。 これと同様に (a) yy’+xy=1 (b) xy’+xy=1 が {y,y'} について何次式かを考えると、(a) は 2 次式(項 yy' が 2 次)、 (b) は 1 次式になっています。項 xy' の x は、{y,y'} に入っていないので 微分方程式の次数には関係しません。
線形常微分方程式の一般形をあげておきます。でも書ける記号に制限があるので、3階にとどめておきます・・・(^^;)。 a(x)・y’’’+b(x)・y’’+c(x)・y’+d(x)・y=p(x) (1) ここで、a(x)~d(x)とp(x)は既知関数です。つまりyのn階微分の一次式(足し算)になるのが、線形微分方程式です。その意味で、y’+x-1/y=0は、1/yが入っているので駄目です。もちろん割ったら線形微分方程式になっちゃった、って場合はありますよ。その辺はもう、用語の問題です。一次式の事を、線形式とか線形結合とも言います。線形の名は、ここから来ています(例:線形代数 ⇒ 一次式,一次関数の一般理論とも言える)。 線形微分方程式が重要なのは、ほとんど必ず「解ける」からです。一番素直なのは、やはり定数係数のケースなので、例としては、 a・y’+b・y=p(x) (2) をあげときます。a,bはxによらない定数です。まず定数係数の斉次方程式、 a・y’+b・y=0 (3) に関しては、yの何回微分であろうと、特性方程式による解の公式があります。(3)に対してその解を、C・f(x)としときます。Cは積分定数です。C・f(x)は、(3)の一般解です。 非斉次の方程式(2)の一般解はと言うと、何でも良いから(どんな手段を使っても良いから)、(2)を満たす関数を一個見つければ良いんです。それをg(x)とします。g(x)は(3)の特殊解と言われますが、(3)の一般解は、 y(x)=C・f(x)+g(x) (4) となります。C・f(x)は「=0」を満たし、g(x)は「=p(x)」を満たす関数です。(4)は結果として、(2)の解は「=0+p(x)(=p(x))」に対応して、C・f(x)とg(x)の足し算だと言っています。これがどういう意味を持つかと言うと、次のようになります。 (2)や(3)の左辺の係数a,bは多くの場合、問題にしている系の性質から決まり、系の挙動を定義します。一方、右辺の0やp(x)は、系に対する入力で、y(x)はその出力です。従って(4)の意味は、(2)や(3)の左辺で表される系の出力は、入力の足し算に従うという事です。すなわち、 a・y’+b・y=p(x) (5) と、 a・y’+b・y=q(x) (6) の一般解J(x)とK(x)が見つかったら、J(x)+K(x)は、 a・y’+b・y=p(x)+q(x) (7) の一般解なんですよ。 出力が入力の足し算に従う事(足し算を線形と呼んだりする事)から、線形微分方程式の名が付きます。そしてそのような事が一般的に可能なのは、微分の性質から、(1)の形に限られます。J(x)+K(x)を(7)に代入して、(5),(6)を考慮すれば明らかですよね?。 その意味で、ラプラス方程式はポアソン方程式に対する斉次方程式であり、どちらも線形偏微分方程式です。ここからグリーン関数の方法が可能になって、常であろうと偏であろうと、線形微分方程式の形式解は、ほぼいつでも見つかります。
補足
ご回答ありがとうございます。 ポアソン方程式は、2階の線形偏微分方程式なのですね。 (a)y・y’+xy=1 (b)x・y’+xy=1 aは非線形なのに、なぜbは線形なのでしょうか? y’+y-1/x=0として、1/xが入っていますが、非線形にならないのは なぜでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。
- ereserve67
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>ポアソン方程式が、2階非線形偏微分方程式である Poisson(ポアソン)方程式は線形ですよ.線形非同次です.同次は斉次ともいいます.同次,非同次の概念は線形方程式を解くにあたって重要です. 常微分方程式の線形,非線形の分類に間違いはありません. >非線形微分方程式 >(1)(y”)^2+y’-2x=0 >(2)x(y”’)^3+y’=3 >(3)y・y’+xy=1 これらはy,y',y'',・・・について1次でない(線形でない)から非線形なのです. >非線形微分方程式の(3)y・y’+xy=1は、なぜ非線形となるのでしょうか? (3)もyy'は2次でしょう.だから非線形です. >y・y’+xy=1⇒y’+x=1/y⇒y’+x-1/y=0は線形ではないでしょうか? 1/yは1次ではありません.これが非線形の項です. >線形微分方程式(2)y’+xy=1も、xy’+xy=1となると非線形になるの >でしょうか? いえy',yの1次なので線形です. なお,線形の(1)(2)は非同次,(3)は同次.
補足
ご回答ありがとうございます。 http://okwave.jp/qa/q7818206.html にて頂いたご回答内容では、ポアソン方程式は非線形と言う ことだったのですが、ポアソン方程式は線形なのでしょうか? 微分方程式の任意の2つの解が線形結合で表さるかどうかで 線形/非線形を説明していて、そうするとポアソン方程式は 非線形となりました。 >y,y',y'',・・・について1次でない(線形でない)から非線形なのです. についてなのですが、1次とはどう言う意味でしょうか? (a)y・y’+xy=1⇒は1次でない。 (b)x・y’+xy=1⇒は1次ですよね。 aとbの違いがわかりません。。。 ご回答よろしくお願い致します。
補足
いつもご回答ありがとうございます。 ポアソン方程式が、2階の線形偏微分方程式であることは理解できた のですが、与えられた微分方程式が線形なのか非線形なのか理解 できません。 >例えば、多項式 (u-1)(v^2+v+1) は、u について 1 次、v について >2 次、{u,v} については 3 次です。u = v = t を代入すると、t について >3 次ですからね。 ご指摘の点に関しては理解できています。 y’について、 yy’とxy’はなぜ、どちらも同じ次数ではないのでしょうか? y’y’ならば2次として理解できます。 多項式においてxとyを共に変数とすると、 xyもyyもどちらも2次ですよね? yy’とxy’におけるxとyはどちらも微分していないので、微分している 変数の次数としては等しいと考えています。 なぜ、xy’は1次なのにyy’は2次として考えるのでしょうか? お手数をお掛けしますが、何卒ご回答よろしくお願い致します。