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過去に・一昨日に
日本語指導をしています。難しく考えすぎているせいかもしれませんが、微妙な問題がわからなくなってしまいましたのでお尋ねします。 「一昨日に私は清酒を飲んでいる」という表現は、違和感がありませんか? 普通ならば「一昨日、私は清酒を飲んでいる」ではないかと思います。 では「過去に私は清酒を飲んでいる」という表現はどうでしょうか。私は「過去に」ならば違和感を覚えませんが、「一昨日に」には違和感を覚えます。 両者の差異は、どこにあるのでしょうか。それとも私の考えすぎで、どちらも違和感がない(またはどちらもおかしい)自然な表現なのでしょうか。
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#6です。 >でも外国人には、「一昨日に」の形をあまりお勧めしたくありませんね。これは私の偏見でしょうか。 お気持ちは私もまた同感です。 あくまでも「テイル形」での動作を表す他動詞をめぐる、主文と副文でのアスペクトのあり方やテンスの違いに関わることと、音読みの昨日(さくじつ)の延長としてでも、同じ意味での訓読みの一昨日(おととい)でもなく、こと「一昨日(いっさくじつ)」に限っては「一昨日に」が使えないわけではないと申し上げている次第です。 問題が奈辺にあるのか、もう一度整理してみたいと思います。 1.連用句を形成する連用助詞「に」の適合性 「(清酒を)飲む」という述部を成す動詞を連用修飾する句型について、小池清治「現代日本語文法入門」(ちくま学芸文庫)では次のように仕訳しています。(「」内は引用文) 1)名詞(時数詞) 「「2ヶ月、十年・一週間・昔・今・過去・現在・未来・今後・将来」など、時、時間に関する名詞」 2)名詞+連用助詞 「スキー大会が <3月1日カラ> 始まった。 「た」(テンス)に係る。」 「スキー大会は <来週の日曜日ニ> 終了する。 「終了する」に係る。」 「これらは…補足語と連用修飾語の中間に位置付けられる。渡辺実が「弱展叙(じゃくてんじょ)連用格助詞」と名付けたものを、ここでは「連用助詞」とした。」 3)名詞+副助詞 「典型的な「連用句」である。」 一年ほど待つ。三日しかない。一昨日は清酒を飲んでいた。 バカリ(程度・取り立て)、ホド(程度・取り立て)、キリ(打消しの限定)、ズツ(反復)、カ(不定・疑問)、シカ(打消しの限定)、ハ(取り立て強調) 上記のような観点から、このような数々の広い意味での時に関する概念である、いわゆる「時の名詞」には時数詞として単独で連用修飾句になれる機能を有しているとみなせます。 ただし、次のものには、「弱展叙連用格助詞」である「に」が主に用いられるものと、文脈によっては「に」を付けた方が納まるものが考えられます。 1)循環・反復性のもの 季節…春に、また秋に清酒を飲む。 年月日…昭和45年6月18日に清酒を飲む。 時刻…12時32分に清酒を飲む。 曜日…金曜日に清酒を飲む。 2)連用句(名詞+副助詞)との組み合わせ 一昨日にも清酒を飲んでいた。 一昨日には清酒を飲んでいた。 一昨日にだけ清酒を飲んだ。 ここで、時の名詞としての馴染み度の薄いものとしての「一昨日」「前々日」などについては、単独使用のほかに、むしろ「に」を伴った連用句との組み合わせにおいて、場合によっては「に」だけを付けた形でも用い得るという風に考えてはいかがでしょう。 一昨日、清酒を飲んでいた。 一昨日にも清酒を飲んでいた。 一昨日、飲んでいた清酒はうまかった。 一昨日に飲んでいた清酒はうまかった。 いじょうから、時の名詞は原則として単独使用するが、循環性の日時や曜日に限っては「に」を付けて、またごく一部の使用頻度の少ないものででは、それらの混合も構文によっては間違いとは言い切れないが、相手に不自然に響くものについてはできるだけ避けるのが賢明だ、と。
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- kine-ore
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#9です。 >これは「過去に私は清酒を飲んでいる」と同様、「回想」の一種だとする解釈はできないでしょうか。 確かに文脈によっては、回想とも、反復とも、あるいは経験とも、解釈は可能でしょう。 それは、そもそも「テイル形」はロシア語由来の英語Aspectとして、ロシア語での「不完了体」「完了体」と訳される、その時点で行っていた動作を「過ぎた過去」と区分せず、いまだ不完了であるかのように振り返りつつ発話するなどといった、時間の経緯と状態の進行事情の問題が絡んでくるからではないでしょうか。 例えば次のような見方もできるのではないでしょうか。 現在の進行状態 ・今、私は清酒を飲んでいる。 過去の進行状態 ・一昨日、私は清酒を飲んでいた。 過去の経験 ・一昨日に私は清酒を飲んでいる。 過去への回想 ・一昨日に私は清酒を飲んでいた(のだった)。 過去からの反復 ・今も(毎日)、私は清酒を飲んでいる。 こういう言い方のどこがおかしいか、こう言ってはだめなのかではなく、どう言ったら聞き手にとってより分かりやすいか、いかに誤解を予防できるかという表現努力こそが問われるものなのでしょう。
お礼
何度にもわたって詳しいご説明をいただき、ありがとうございました。 言葉はいきているものですから、実用面からも考えなければなりませんね。それを忘れてあまりにも厳格に文法理論にあてはめようとするのも、確かに考え物だと思います。 その外国人に説明するときは、「『過去に私は清酒を飲んでいる』と同様、『回想』の一種だとする解釈もできる」ことを認めてもらわなければ都合が悪い状況になっているので、ぜひ今回のような回答をしていただきたかったのです。 おかげさまで、安心して説明ができるようになりました。最後に重ねてお礼を申し上げます。
- hakobulu
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#7です。 >私としては「前日=ある日を起点とした場合の『昨日』」という認識があります(辞書にもそのような説明が載っています)ので、とにかく「一日前」であることには変わりないというイメージがあります。 : 辞書説明が絶対的に正しいとは言いませんが、 ・前日→その日の前の日。「試合の―」 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%89%8D%E6%97%A5&stype=1&dtype=0 ・昨日→今日の前の日。きのう。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%98%A8%E6%97%A5&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=07232600&pagenum=1 のように、微妙に意味が異なっているように見えます。 #7の拙論に関連して申し上げれば、 「その日」を起点にするのか、「今日(現在)」を起点にするのかの違い、ということになりましょうか。 たとえば、「いやあ、前日は接待で疲れたなあ」とは言わないはずです。 「いやあ、社長が帰国する前日は接待で疲れたなあ」などと、「絶対的に特定できる時日」を指定しないと不自然になるでしょう。 つまり、「前日=特定可能な時日」だからこそ「時点」の対象になり得る、というのがわたしの推測です。 「いやあ、昨日は疲れたなあ」という表現は自然です。 ただ、この場合は、「現在(今)から見た一日前」というニュアンスのはずです。 ですから、「昨日」という際には、常に「現在(今)」が暗黙的な前提となっているでしょう。 大事なのは、「話している時点を現在とすること」が絶対的な条件になる、ということです。 逆に言うと、「昨日」はあくまで相対的な時日でしかないと思うわけです。 「あれは○○の前日であった」とは言えても、 「あれは○○の昨日であった」とは言えません。 「その日の早朝、わたしは会社に向かう途中で飲酒検問に引っかかった。まず、問題ないと思ったが、若干の懸念も頭になかったわけではない。前日に私は清酒を(一升近く)飲んでいる」 のような文は成立すると思います。 言うまでもなく、この「ている」は過去の完了(または[経験])とい用法になると思いますが。 しかし、これを「昨日に」で置き換えることはできないでしょう。 「昨日、」とする必要があります。 「翌日に羽田から飛行機で出国した」は自然で、 「明日に羽田から飛行機で出獄した」が不自然なのも、同じ理屈が適用できると思います。 このように、「昨日」(「前日」と比較したかったので、あえて例にあげませんでしたが、「一昨日」も同様と思います)は、「特定可能な絶対的な時日」とは言い難いために「時点をあらわす助詞」の対象とはならないのではないか、と考えたわけです。 「昨日」が「前の日」という意味になり得るのは、あくまで【偶然、今、現在、話をしているから】なわけです。 つまり、「に」を用いて「時点」として指定するには適さないのだと思います。 わたしたちは、無意識的にこのような使い分けをしているのではないだろうか、という、あくまで個人的な感覚にすぎませんが。
お礼
詳しい分析とご説明、ありがとうございました。
- hakobulu
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「一昨日に私は清酒を飲んでいる」は誤りだとわたしも思います。 この場合の「に」は、動作・作用の時点を表わしていますよね。 「一昨日」というのは、「現在」を基準にして2日前、という意味になります。 時間の幅がありすぎるため、「時点」を特定するのに適さない、ということじゃないでしょうか。 たとえば、 「前日に私は清酒を飲んでいる」は可だと思います。 しかし、 「昨日に私は清酒を飲んでいる」が不可なのと同じ理屈です。 「昨日」は(話している)現在から見て前の日、というニュアンスで使われているため、時点として特定するのに適さない。 「前日」は現在というしばりを前提にしていませんから、「に」が使用可能になる。 「過去」も同様に「話している時点」という意味での「現在」のしばりは受けないので「に」が使用可能だが、「昔に」は不可。 こんな印象を受けます。
お礼
ご回答、ありがとうございました。 せっかくのご考察ではありますが、私としては「前日=ある日を起点とした場合の『昨日』」という認識があります(辞書にもそのような説明が載っています)ので、とにかく「一日前」であることには変わりないというイメージがあります。 だから「昨日に私は清酒を飲んでいる」が不可ならば「前日に私は清酒を飲んでいる」も不可だと思いますが、それでは私が妙な理屈をこねていることになるのでしょうか。
- kine-ore
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#5です。 >「一昨日に私は清酒を飲んでいた。」が適切な表現だということになります。 「一昨日(いっさくじつ)に」は時に関わる時格「に」による統語的補足語ですから、「一昨日に飲んでいた」あるいは「一昨日に飲んだ」という文章的な構文です。 実際の例としては、「一昨日には」「一昨日にも」「一昨日にでも」など他の助詞とも、あるいは他の助詞での言い方が多いので、いまや「に」だけでは馴染みにくい場合の少なくないでしょう。 「昨日一昨日に送ったとは思えないほど、 麗 かな陽春の空だった。 」(海野十三「赤外線男」) http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1245_7220.html 「料理研究家と称される人々が昨日に今日にテレビで料理講習をやっている。」(北大路魯山人「味覚馬鹿」) http://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50005_37895.html 「曜日」の場合は「に」の方が一番自然です。 http://kiwi.s3.xrea.com/btu/1week.htm 一方、「一昨日(いっさくじつ)、」の方は、副詞的な用法での連用修飾語として、口語的・会話的な構文でもあります。 「一昨日(おととい)」「昨日(きのう)」「今日(きょう)」「明日(あす)」などは慣用的に、このような副詞的な用法に馴染みます。 ですから、あえて統語的には文章語に彩り直して「今日日(きょうび)に飲んでいる」となります。
お礼
再三にわたるご回答、ありがとうございました。 > 実際の例としては、「一昨日には」「一昨日にも」「一昨日にでも」など他の助詞とも、あるいは他の助詞での言い方が多いので、いまや「に」だけでは馴染みにくい場合の少なくないでしょう。 > 一方、「一昨日(いっさくじつ)、」の方は、副詞的な用法での連用修飾語として、口語的・会話的な構文でもあります。 まさしくその通りです。私の周囲では「一昨日に」は見かけませんし、文章を書く場合でさえも私自身が使った記憶もありません。だから違和感を感じてしまうのですが、いい勉強になりました。 でも外国人には、「一昨日に」の形をあまりお勧めしたくありませんね。これは私の偏見でしょうか。この方針については、いかがお考えですか? 差支えなければ、コメントいただけると幸いです。
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
>私は単に清酒を飲んだということを述べるだけならば「一昨日に私は清酒を飲んだ」とは言わないと思います。 その通りでした。今回はアスペクト形式の使い分けの問題でして、その肝心なところで不用意でした。 あくまでも「テイル形」においての過去(「飲んだ…「タ形」=「完了形」)としてですから、「飲んだ」は「飲んでいた」です。 改めてお詫びと訂正をいたします。 >・「一昨日に私は清酒を飲んでいる。」の場合は、「一昨日に」という時制が完了後に属するので「飲んだ」でなければなりません。 ↓ 「一昨日に私は清酒を飲んでいる。」の場合は、「一昨日に」という時制が完了後に属するので「飲んでいた」でなければなりません。 この「時制が完了後に属するので」の箇所も、実は「時制が単純完了ではない、過去に属する「進行の状態」に属するので」とでも修正すべきでしょうね。 このような、いわゆる日本語のアスペクト問題については、次をご参考まで。 日本語文法(現代語) 第七回授業「アスペクト」 http://ling.bun.kyoto-u.ac.jp/~mohura/japanese/07.pdf
お礼
追加説明、ありがとうございました。 No.4の内容とあわせて、外国人へ説明させていただくことにしたいと思います。
補足
あらためていま、ご回答を熟読させていただきました。すると新たな疑問が生じましたので、再度のご説明をいただければ幸いです。 ・「一昨日に私は清酒を飲んでいる。」の場合は、「一昨日に」という時制が完了後に属するので「飲んだ」でなければなりません。 ↑の部分にあなたの訂正を反映させると、 > 「一昨日に私は清酒を飲んでいる。」の場合は、「一昨日に」という時制が単純完了ではない、過去に属する「進行の状態」に属するので「飲んでいた」でなければなりません。 となり、「一昨日に私は清酒を飲んでいた。」が適切な表現だということになります。 しかし私は「一昨日、私は清酒を飲んでいた。」が自然な表現に感じますが、これは私の考えすぎなのであって、実は自然な表現なのでしょうか。それとも私はあなたの回答内容を誤解しているのでしょうか。いま、私と相手の外国人にとって「に」の有無が、大問題になっているのです。だからいずれにしても現時点では、このままで外国人に説明することができません。 追加のご説明、お待ちしています。
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
いわゆる動詞の「~ている」文形の扱いについて、ですね。 この「飲む」については、次の段階を経る「継続動詞」です。 飲む…「ル形」=現在・未来形 ↓ 飲んでいる…進行の状態 ↓ 飲んだ…「タ形」=完了形 ここから、 ・「私は清酒を飲んでいる。」は、目下の継続状態を表します。 ・「一昨日に私は清酒を飲んでいる。」の場合は、「一昨日に」という時制が完了後に属するので「飲んだ」でなければなりません。 ・「過去に私は清酒を飲んでいる。」とすると、それは過去を示す言葉「過去に」「中学時代に」「若い頃」などという経験を示す言葉によって継続でも完了でもなく、「経験」や「回想」の文型になります。 ・「一日おきに私は清酒を飲んでいる。」ならば、繰り返しの「習慣」文型になります。 なお、引用文に「。」(終止符)を付けたのは、これらはあくまでも主文であるという意味です。 もし、これが副文でしかない場合は、主文との関係により、意味の通じ方も異なってきます。 「私は清酒を飲んでいる、だから運転ができない。」 「一昨日に私は清酒を飲んでいる、しかし今はもう運転できる。」 「過去に私は清酒を飲んでいる、そこで今も飲みたいので運転はできない。」 「一日おきに私は清酒を飲んでいる、そこで今日は運転できる。」
お礼
なるほど、時制・文型に視点を置いて考えるのですね。 > 「一昨日に私は清酒を飲んでいる。」の場合は、「一昨日に」という時制が完了後に属するので「飲んだ」でなければなりません。 ここが気になりますのでお伺いしますが、No.1さんが言っておられる「一昨日に、と言うなら、その日に特に意味がある場合です」については、どうお考えでしょうか。私は単に清酒を飲んだということを述べるだけならば「一昨日に私は清酒を飲んだ」とは言わないと思います。追加説明いただければ幸いです。
- cxe28284
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一昨日にのには時点を表す助詞にですよね。一昨日は(おととい)と読まれることが多いので、 おとといにとはいいませんね。一昨日でしょうね。 飲んでいるの「で」は「Vている」のての濁音です。動詞のて形は動作の継続や進行を表すのだと思います。 どういう文脈が前後にあるのか分かりませんが、過去形すでにという意味なら、 「一昨日私はこの清酒を飲んでいるので今日はビールを飲む」 どちらにしても一昨日にを使うなら「一昨日にすればよかった」とか 「過去にこの清酒を飲んだことがある」とか経験を表現しなければおかしいです。 一昨日にの助詞には時点を表すにですが、一昨日はおとといとよまれます。 おとといにとはいいませんね。 前後の文脈はどうなっているのでしょうか、飲んで、のでは動詞のて形の濁音ですね。 動作の継続か進行形ですよね。過去の事であれば、 すでにOOしている。「一昨日私はこの酒を飲んでいるので今日は別のを飲む」とか、 過去の出来事なら、「以前にこの清酒を飲んだことがある。」なら違和感がありません。 私も頭がごちゃごちゃしてきましたのでこの辺で失礼します。
お礼
ご回答、ありがとうございました。
誤字がありました。 念のため訂正しておきます。 >一昨日に、と言うなら、その日に特に意味がある場合です。 >例:確かに一昨日に私は清酒を飲みおましたが、それ以降は飲んでいません。 例:確かに一昨日に私は清酒を飲みましたが、それ以降は飲んでいません。
お礼
わざわざ丁寧に訂正のコメントをしていただき、ありがとうございました。
>「一昨日に私は清酒を飲んでいる」という表現は、違和感がありませんか? 過去の出来事を述べているので、過去形で言います。 例:一昨日、私は清酒を飲んだ。 一昨日に、と言うなら、その日に特に意味がある場合です。 例:確かに一昨日に私は清酒を飲みおましたが、それ以降は飲んでいません。 過去に、と言う過去には幅がある感じがします。 例:過去には私も清酒を飲んだことがある。だが、今ではビールばかりを好んで飲んでいる。
お礼
ご回答、ありがとうございました。確かに同感できます。 ただし外国人に対してこのように説明すると「同じ『に』という助詞なのに、どうして意味が違うのですか」とか「直前の言葉が期間的に長い範囲を表す言葉には必ず『に』をつけるのですか」と質問することになるでしょう。その場合の返事はどのようにすればいいのでしょうか。よろしければ、そのレベルまでご回答いただけないでしょうか。
お礼
さらなる詳細説明、ありがとうございました。 その後検討を続けていくうちに、さらに新たな疑問が生じてしまいました。 「一昨日に私は清酒を飲んでいる」についてですが、テレビの刑事もの(ドラマ)などでは、刑事が犯人の足どりを表現するとき「一昨日に(犯人は)酒を飲んでいる」という表現もあるようです(友人から聞いたことですが)。これは「過去に私は清酒を飲んでいる」と同様、「回想」の一種だとする解釈はできないでしょうか。 話がどんどん飛躍・発展していくようで恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。