• ベストアンサー

配電線の配置

電柱の高圧配電線はなぜ水平配置が基本なのでしょうか? 古い時代ならなおさらのようです。 コスト?あるいは安全性の問題でしょうか? 降雪地域の鉄塔のように1回線ならば安全性と分かりますが、 電柱の方は2回線であっても水平配置ですよね。なぜでしょう。 垂直配置で電柱に直接碍子でくくりつけてはいけないのでしょうか? 気になります。

  • Tallis
  • お礼率76% (194/252)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • EleMech
  • ベストアンサー率52% (393/748)
回答No.2

 >垂直配置で電柱に直接碍子でくくりつけてはいけないのでしょうか? 架空電線に限らず、一度設置したら永遠にそのままという訳ではありません。 点検補修や追加施工をする必要が、随時出てきます。 そうすると、この状態で活線作業ができるでしょうか? 危険すぎて近づく事も困難で、作業どころではありません。 その為、十分に安全な状態で昇降できる離隔距離が必要となります。 勿論、一般家屋との地上高での離隔距離もあります。 この離隔距離は、常に電線が直線になるよう敷設し、荷重バランスが良くないと、電柱に応力が発生します。 その為、離隔距離を保ち、電柱に重量バランスよく、安価に敷設する方法は、横引きという事になります。 ちなみに低圧架空配電線では、電柱近くで縦引き敷設してよい事になっていますが、風雨による電線表面の汚れに、漏洩電流が流れている事もあるので、絶縁電線だからと言って安心はできません。

Tallis
質問者

お礼

いつもありがとうございます!奥が深いです。 活線作業における安全性確保は重要ですね。 荷重バランスですか。そう言われてみると電柱を高圧線の大きな張力で真上からぐっと押しつけるタイプの水平配列が一番荷重バランスに優れているといえそうですね。支線や支柱の設置も最小限に抑えられそうです。F字型、D字型腕金であっても高圧線の水平配列が多いのはそういった理由からきているのですね。 つまり垂直配列で道路側の電柱に直接碍子でくくりつけたとしたら たとえ電柱が永遠と直線敷設であったとしても高圧線の重みでやがて道路側に傾きかねないので 支線や支柱の設置が多く必要になってしまうという事ですね。

その他の回答 (1)

noname#222312
noname#222312
回答No.1

質問文からして東電管内のみの話だと思います。 ずいぶん狭い視野での疑問のようですが、既に東電以外の電力会社管内における市街地部の配電線設備は非常に進化しました。 逆に今では東電管内こそ市街地部においては日本でも遅れた配電線設備である事に気付いて下さい。 地域柄と交通の問題からなかなか配電線工事を思うように行う事ができないのと、特に地域住民の理解や協力を得られないというのが主な理由です。 東電管内では高圧線の垂直配線はめったにありません。 しかしその他の電力会社管内では珍しいものではありません。 道路隅に建てられている電柱に腕金を取り付けての水平配線だと一部が民有地に入ってしまう事もありますし、市街地部では境界目一杯に建てられた建物との離隔距離が取れなくなるなどのこともあり、電柱に直接かD型槍出アームなどでの垂直配線があります。 垂直配線は線間距離を確保しつつ配線する事で、電柱頭部から占める高圧線の範囲が縦に広くなってしまいます。 まして高圧2回線に変圧器や低圧線があったりするとそれだけで電柱のほとんどが占められてしまいます。 今や電柱に乗ってるのは電気の線だけじゃありません。 様々な弱電線が乗ってます。 それでいて架空線の最低地上高が決められているので、その分よっぽど高い電柱を建てなければ不可能です。 しかし市街地部にそのような長い電柱を運び入れるのは更に不可能です。 しかもそのような路上を完全に占領しての長時間に渡る作業の方が更に不可能だからです。 なので東電管内では市街地部ではなかなか垂直配線が可能とはならない理由です。 地域によっては配電線設備の地中化が盛んに行われていたり、架空線は全てケーブルによる配線がなされている電力会社もあります。 変圧器は灯動共用の一体型が使用され、電柱間に低圧線は架線しなくなってきています。 電柱も長尺柱は分割柱が多くなってきています。

Tallis
質問者

お礼

分かりやすい解説ありがとうございます。納得しました。 電柱、民有地、最低地上高と密接な関係があるのですね。 そもそも高圧2回線で垂直配列だったら標準的な8mの電柱では電話線等が今よりも低い位置に なってしまい問題ですね。 と言う事は木柱の時代は今よりも低い電柱だったのでまず垂直配列など無理だったということですね。 視点が狭い点はお手柔らかに(笑)地元では垂直配列がナウいというか珍しいもので。 私は東電管内の中規模市街地在住ですが自宅周辺20km及び東京方面への通勤途中に車窓から配電線を眺めていますが高圧線の垂直配列は1割以下でましてや灯動共用変圧器(2個の容量が違う)等僅か2ヶ所にすぎませんでした。東京都内に入れば本当に都心でもない限り地元と何ら変わりはありません。 むしろ上空は架空線だらけで東南アジアみたいです。

関連するQ&A

  • 電柱における耐張碍子と引通碍子

    高圧配電線における耐張碍子と引通碍子の使用方法がいまいち分かりません。 電柱の末端では必ず耐張碍子になるという事ぐらいは何となく分かりますが 時には配電線の途中でも何故か引き通し碍子ではなく耐張碍子となっている事があります。 何故でしょうか?これは送電線における鉄塔での耐張碍子や懸垂碍子の働きと共通 する事があるのでしょうか? もっとも鉄塔における懸垂碍子は送電線がそこで曲がっている場合は使用できませんが 電柱における引き通し碍子は配電線がそこである程度曲がっていても使用できるようなので なおさら使い分けをしている理由が分かりません。

  • 配電線の立ち上がり電柱

    配電用変電所からの立ち上がり電柱の特徴として高圧自動気中開閉器(街中どこにでもあるあれ)、高圧結合器(大きい碍子)、遠方制御器(ラーメンカップ)が挙げられますね。あと必ず小さな単相変圧器二個がありPASを挟んで地中ケーブル側と架空配電線側の両方から高圧線をそれぞれ2本ずつ引き下げてそれぞれの変圧器に入力しています。街中で良く見かける動力変圧器とちがって3本の引き下げではなく4本の引き下げになっているので両方とも電灯変圧器にみえます。 PASを作動して線路が切り分けられた時どちら側からも電力を取れるようにという意味なのでしょうが実際はどういった理由なのでしょうか? トランスが2個あって4本引き下げられているPAS付き電柱など普通街中では見かけません。

  • 電柱の配電線

    高圧配電線は80年代以前から垂直配列はあったのでしょう? 垂直配列は樹木等障害物がある場合に用いるそうですが単にそれだけなら大昔から使われていたはずです。 60年代までの高圧線は裸線が多く垂直配列なら暴風や夏期のたるみ等で線同士がくっついたら間違いなく短絡事故になってしまいますが現在はポリエチレン絶縁してあるので安全だと思うのです。 それなのになぜ現代式のF字型腕金等でも水平配列なのでしょうか? そもそもなぜF字型腕金やD型腕金等という変わった形式にする必要があるのでしょうか? 高圧線を枝分けする際、スペーサーで引き出す場合は住居の上空を通らないようにするための苦肉の策ですよね?それと同じ事なのでしょうか?

  • 配電用変電所について

    配電用変電所(局配)なのですが66kVや154kVの送電線から取り込む時は空中を伝っているのに なぜか6.6kVの配電線へ出て行く時は一旦地中を伝ってから外の電柱で立ちあがっている光景を よく見かけます。空中を伝っているのを見た事はありません。 これはたまたま小生が住んでいる地域に多いというだけの事でしょうか? あと超高圧変電所や一次変電所でも敷地内の隅っこで局配を行う事ってあるのでしょうか?

  • 高圧電線からの影響

    アメリカでアパート暮らししている者です。 二階のバルコニーに出ると、目の前には高圧電線の鉄塔があります。電線までの距離は、20メートルぐらい、鉄塔までの距離は、30メートル程です。 もう、1年以上住んでいるのですが、最近気になるのが、人体への影響です。 というのは、耳を澄ませると、「ジジジジジ・・・」という音が、鉄塔から聞こえるような気がするのです。24時間、この音は続いており、周りには民家や工場は無いので、おそらく鉄塔からの音だと思っています。 お聞きしたいのは、この音の発生源が、鉄塔(高圧電線)から出ているのか、また、こんな音がしているので、人体に何か有害な電磁波が出ていないかです。 何ボルトの電圧なのかは分かりませんが、電線は、3本がデルタ状で1セットになっており、合計9本の電線が張ってあります。また、日本では見かけない、透明なガラスの碍子で、電線が支持されています。どうも、このガラスの碍子のあたりで、音がしているような気がするのです。碍子はソロバンみたいで、20個ぐらいが1組になっています。鉄塔から斜め下方向に伸びた碍子が、電線をサポートする碍子と繋がっており、その水平に伸びた碍子は少し垂れ下がっているので、おそらく碍子は1個ずつ独立したものではないかと思われます。 電磁波の影響については、過去の記事でNTTの鉄塔等を読んでおります。私の場合は、商用の電波では無いので、少し違っていると思い、質問させていただきました。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

  • 最近のトンネル天井落下事故の件

     送電線鉄塔に使用されている懸垂碍子の構造を参考にしたら良いと思いますが、、、、 今日12/8のNHKのニュースでボルトが天井から抜け落ちた原因が、このボルトが天井の穴に接着剤で取り付けられていたとの放送がありました。この方法では抜けるのが当たり前だと思います。  高圧送電線に使用される懸垂碍子も重量を支える原理は基本的には同一です。つまり垂直にかかる重力に耐えて送電線の重量を支えています。  しかも鉄塔につながる上部の金具Aと、電線を支持する下部の金具Bを絶縁するために両者の間には、絶縁物の碍子があります。  金具Aと金具Bをつなぐのに接着剤では強度的に持ちません。このため懸垂碍子では金具Bの上部は楔構造になっていて、電線重力の絶縁物にかかる力を水平分力が大きくなるようにしています。このようにすることにより絶縁物には圧縮力が働きます。この圧縮力は外側にある円形の金具Aで支えます。陶器ベースの絶縁物は引張力には弱いが圧縮力には非常に強いものです。この原理を生かして懸垂碍子は重い送電線を風雨にさらされながらも確実に支持しています。しかも超超高圧になるとこの重量のある懸垂碍子を何連も直列につないでいます。  このような構造は利用できないのでしょうか?  なお懸垂碍子詳細構造はメーカに聞けば教えてくれると思います。

  • 配電線が横切る土地の売買について

    配電線が横切る土地の売買について 現在、重要説明に了承し土地売買契約書を取り交わしましたが、引渡し前の状況です。 住宅はこれから建設です。 今回購入の土地の上空を、3本の配電線(おそらく高圧)が通過しております。 鉄塔ではなく電柱間の道路によくある配電線ですので下見時は特に気にしておらず、 不動産屋からも「確認してみます」程度の話でしたが、 そのまま詳細が明らかにならないまま重要事項説明、契約となりました。 重要事項説明に配電線通過関連の記載はありません。 また、登記原本にも契約書にも地役権の記載はありません。 しかし、後で独自によく調べたところ、 状況によって、配電線との距離を保つため住宅の建築制限があったり、 電力会社に配電線の移設を依頼すると有償になるケースがあるということを知りました。 上記現段階のこれからの交渉のことと考慮いただいた上で 以下2点可能かお尋ねいたします。 (1)建築制限があった場合、重要事項説明違反として売主及び不動産業者に    なんらかのペナルティを訴えることはできるでしょうか。 (2)移設手続きについては売主責任で手配していただくこととし、費用発生時は    売主負担としていただくことは可能でしょうか。 引渡しも迫っているため、若干急いでおります。 どうぞよろしくお願いいたします。

  • 架空配電線でのケーブル式低圧線

    都内でよく見かけますが架空低圧配電線がケーブル式になっている事例がありますがこれはどういった理由によるものなのでしょうか?クリーム色の分配箱という物がある事が多いので低圧線が2回線になっていたりしていてまとめているのでしょうか? そもそも架空高圧配電線がケーブル式で配線されている地域はあるのでしょうか? それに高圧低圧に関わらず電線はポリエチレンやビニールで絶縁してあるのに架空式で 配線する場合はなぜお互い十分に間隔を開けて配線するのでしょう?互いが接触したら短絡したりするのでしょうか?絶縁されていても高圧配電線に止まっている鳥が木の実をついばんだら地絡するのでしょうか? 昔の裸電線ならまだしも理由が分かりません。これには誘導電流というものが関係しているのでしょうか?

  • 高圧線と碍子の数について

    振興住宅地に住宅購入を計画しています。最近高圧送電線の人体への影響が危惧されていますが、その住宅地には住宅地を3等分するかのように、高圧送電線が連なっています。山際から鉄塔が下りてきて、住宅地の中で2方に分かれて行くかのような連なり方です。 その2方に別れる分岐点の位置には、鉄塔が赤白鉄塔とグレーの鉄塔が同じ高さですぐ隣に立っており、赤白の方には碍子が山型にざっと1000個程ついています。グレーの方は垂直に60ー80個ついています。 住宅購入予定地は高圧線がそばにないところを選ぶつもりでいますが、その街はいったい大丈夫なのか?と不安に思っています。 上記の赤白鉄塔はかなり高圧線だと推測しますが、何ボルトぐらいのものでしょうか。 また、高い鉄塔がいくつも連なり分断しているその街には、送電線・高圧線の真下、真横に平気で住宅や学校、幼稚園があるのですが、その街は一体大丈夫なのでしょうか??

  • 送電鉄塔の下の蛍光灯

    昔、送電鉄塔の下の地面に蛍光灯を刺すと光るという話を聞いたことがあるような無いような気がするのですが、光るのは地場か何かの影響ですか? もし、それを実験してみても安全面や法律面でも可能ですか? もし、光るなら・・・ ちなみに近くにいくつか送電鉄塔があるのですが、どれなら光る見込みがありますか?蛍光灯は鉛筆サイズを使うとして、 (1)6600V 電柱(配電線) 高さ15メートル (2)22kV級 鉄柱 高さ25メートル位 (3)66kV級 鉄塔 高さ30-40メートル位 (4)154kV級 鉄塔 高さ30-50メートル位 (5)275kV級 鉄塔 高さ40-70メートル位