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understand≠分る
understandは基本的な単語で、「分る」という意味だと教わります。 でも次の文です。 「私が何歳かわかりますか?」 この文を英訳すると “Do you know how old I am?” であって、“Do you understand how old I am?” ではありません。 実は中学生の姪から “Do you understand how old I am?”はどうして間違いなの と聞かれてうまく答えられませんでした。 私の場合は 感覚的に understandでは違和感を感じるけれど、具体的にどうして間違いなのか私も分りません。 どなたか、中学生にも分かるように上手に説明できますか?
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- snorioo
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tellには「言う」「告げる」という意味の他に、「見分ける」「分かる」という意味が別にあります。自分の知識だけで判断せずにちゃんと辞書で調べてください。 Can you tell how old I am? でちゃんとした英文なのです。 たとえば 本物か偽物かを見分ける tell the real from the false のように使います。 figure out がクイズっぽいということはありません。現実の重要な問題を考えるときによく使う言葉です。そういう場面ではguessは使いません。guessは根拠のない当てずっぽうな推測という意味を含んでいるからです。理由や根拠のある場合はguessは使いません。it's just a guess 「ただの推測だよ」などと言うでしょう。 knowを見分ける、分かるというふうに訳すのはたとえばつぎのような場合です。 He knows good from bad. 彼は善と悪の違いが分かる。 しかしこれはひとの年が分かる、というのとは全然意味が違います。彼は善とは何か、悪とは何かを知っているということです。これは英語の問題ではなく、日本語の問題です。日本語で「知る」と言うべき時に「分かる」と言うこともできる、ということに過ぎません。英語ではknowとtellやfigure outを同じ場所に使うことは出来ません。それはお互いに矛盾した言葉だからです。knowしていることをtellしたりfigure out したりすることはありえないのです。
- snorioo
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私が何歳かわかりますか?に対応する英語は "Do you know how old I am?"ではないですよ。 私が何歳か知ってますか?に対応するのが上の英語です。 「わかりますか?」というのは、私の外見から、つまり服装や顔つきなどから私の年をあてられますか? ということです。知っていればあてる必要は無いですから。正しい英語は Can you tell how old I am? Can you figure out how old I am? などです。
お礼
tanuki4uさんが国語のカテで適切な回答をされています。 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7561059.html
補足
ありがとうございます。 なるほど、しかし 今度は日本語の「わかる」の解釈にバイアスをかけられているようです。knowを英和辞典で引くと、「わかる」という訳語もあります。どうやら、日本語の解釈が英語の知識の影響を受けているようです。 >Can you tell how old I am? この場合 tellの後にmeを置かないと間抜けた英語になります。そして、意味も少し変わってきます。ニュアンス的には「私が何歳か言えないの?」みたいになります。 >Can you figure out how old I am? これだと、いかにもクイズっぽいですね。 なお、snoriooさんがバイアスをかけられた意味に基づくと、 “Can you guess how old I am?” が一番近いと思います。
では、まずunderstandを辞書で調べてみましょう。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=understand&stype=0&dtype=1 understand1語に多数の日本語単語が対応しています。例文つきで、ようやく対応が飲みこめる感じです。 今度は、「分かる」を和英辞書で調べてみます。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%8B&dtype=3&dname=2na&stype=0&pagenum=1&index=04735900 こちらは「分かる」1語に多数の英単語が対応しています。例文で示してくれないと、使い分けが分かりません。 もし1対1関係が成り立つなら、分かる=unserstand=見なす? そうはなりません。「分かる」から出発しても、understandから出発しても、1対多対応です。英和・和英辞書で無作為に日→英→日→英→…と繰り返して行けば、伝言ゲーム以上に、元々考えていた意味から、とんでもなく外れて行ってしまいます。 これは、日本語と英語が生まれも育ちも、何の縁もゆかりもない言葉だからです。「分かる」とunderstandなら、その意味のごく一部が重なるということでしかありません。おそらく、辞書を編纂している方々も、心中「説明しきれない。申し訳ないが、これで察して欲しい」と思っていらっしゃると思います。まあ、だからある程度まで上達すると、英和・和英で分からない部分が大きくなり、英英辞書に頼ることも増えてきます。 このことは、中学校段階では少し難しいかもしれませんし(日本人として英語の入門段階だから)、また明治以降は外国との交流も盛んに行ってきていますから、実感もわきにくいかもしれません。 でも、何千年もの間、相互の交流なく進化してきた二つの言葉であることが基本です。単語が1対1対応しないということは、世界の分類の仕方が異なるということですし、語順が異なるということは、思考の組み立て方が異なるということです。 同じ地球の言葉だと思うから、つい日本語も英語も同じようなものと思えてしまいますが(それはそれで心情として悪くないです)、こういうことに関しては、英語は宇宙人の言葉と思った方がいいのかもしれません。まあ、お互いさまで、英語が母国語の人からしたら、日本語は宇宙人の言葉となります。
お礼
ありがとうございます。
補足
ありがとうございます。 >では、まずunderstandを辞書で調べてみましょう。 今度は、「分かる」を和英辞書で調べてみます。 私が中学生の時はまだネットがなかったので、紙の辞書で同じことをやっていましたが、おっしゃる通り、泥沼にはまってしまいましたね。 >まあ、だからある程度まで上達すると、英和・和英で分からない部分が大きくなり、英英辞書に頼ることも増えてきます。 私は英英辞典は割合早くから使い始めましたが、英英辞典でも違いの分かりにくい単語が少なくありませんでした。 >でも、何千年もの間、相互の交流なく進化してきた二つの言葉であることが基本です。単語が1対1対応しないということは、世界の分類の仕方が異なるということですし、語順が異なるということは、思考の組み立て方が異なるということです。 英語とフランス語でさえ 1対1対応しないものは沢山あります。フランス語だと、英語のknowに当たる単語に savoirとconnaîtreがありますが、これは置いとくとして、実際の英語ではよく使われているのに日本の中学の英語では敬遠されている単語の一つに recognizeがあります。でも、この単語、高校で出て来るときには「認識する」とかで覚えることが多いかと思います。あと、語順ですが、系統的に英語に最も近いとされる言語はオランダ語だそうですが、語順的にはオランダ語よりもデンマーク語の方が英語に近いそうです。スウェーデン語やノルウェー語もデンマーク語と非常によく似ていますから、北欧の人が英語が得意だというのはよく分かります。 話は逸れましたが、英語でも簡単で重要な単語ほど日本語に訳しにくいものです。 例えば、niceとgetです。この単語はむしろ、日本語よりもフランス語に訳すのが難しいくらいです。それと enjoyも日本語よりフランス語に訳すのに苦労します。 >こういうことに関しては、英語は宇宙人の言葉と思った方がいいのかもしれません。 これも揚げ足を取るつもりではないので、ムキになってほしくないのですが、多くの日本人は英語は同じ地球人の言葉として認識しています。だから、お店などに外人が来ると一生懸命英語で対応しようとする人も少なくありません。でも、地球上には日本語と英語しか存在しないような錯覚に陥っている人もいて、日本語も英語も話さない外人を見ると宇宙人扱いする人もおります。
- ddeana
- ベストアンサー率74% (2976/4019)
knowもunderstandも人間の脳が決める、まさにおっしゃったとおり感覚的な部分があります。 ・know ここから派生して出来た単語がknowlege(知識)です。つまりknow(知る)もしくは知るといった行為は、経験、生活習慣、教育そして事実として認識している事柄を思い出す場合に使われます。 ・understand これは事実をただ思い出すだけでなく、その事実にいたる仮定や理論などどうしてそうなったのかというプロセスなどを脳が整理して理解する、気づくといった場合に使われる単語です。 なので、「何歳かわかるか?」といった設問の場合はknowの方が適しています。 この場合尋ねられた人は〇〇歳ならこういう外見、〇〇歳ならこういう感じ、もしくは以前あった時から何年たっているから今は何歳になっているはずといった、自分が判断としている事実を思い出すだけです。 know と understandの違いを説明する良い例は例えば「天気」です。 1.天気が悪くなると雨が降ることは「知っている」→know 2.天気が悪くなるとなぜ雨が降るかを「知っている」→understand つまり空中でどうやって雨が作られ、それがどういう条件で地上に降ってくるのかという仕組みを理解していなければ、understandは使えないということです。
お礼
ありがとうございます。 折角ですが、大学生向けの説明ですね。中学生には難しすぎます。
- ShowMeHow
- ベストアンサー率28% (1424/5027)
そ、「理解する」ってこと。 だから、 Do you understand how old I am? と聞いた場合、 「あなた、私が何歳だかわかっているの?」 という意味になる。 これは、私の年齢が何を意味しているか理解しているの? という意味で、実際の年齢を尋ねているわけではない。
お礼
ご苦労様でした。
- riteway
- ベストアンサー率17% (24/134)
http://ejje.weblio.jp/content/understand ここを参照ください。俺は中学生の時に、understandは「理解する」と習いました。 たぶん、そういうことでしょうね。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 >tellには「言う」「告げる」という意味の他に、「見分ける」「分かる」という意味が別にあります。 その通りです。文法的にも正しいです。ですから、文全体として特にcanを伴った疑問文にすると 高圧的なニュアンスを含みますから、学校の問題ならsnoriooさんの方が正確ですが、意訳すると私の訳が近いかと思います。 >figure out がクイズっぽいということはありません。現実の重要な問題を考えるときによく使う言葉です。 いや、この文自体が「重要な問題を考える」とは考えにくいです。figure outが少し大げさな表現です。シチュエーション的にknowで十分です。クイズというのはつまらないものでも勿体ぶることが多いので、私にはクイズっぽく感じました。 >そういう場面ではguessは使いません。 そうですね。しかし、これは snoriooさんが「わかる」を guessの意味で解釈されたようなので、私はこれを汲み取りました。 色々失礼しましたが、日本で机の上で英語をみっちり勉強した人と、非英語圏ですが海外に留学して英語のTV番組の衛星放送を浴びるほど見て養ったフィーリングの差だと思って軽く流してください。
補足
>これは英語の問題ではなく、日本語の問題です。日本語で「知る」と言うべき時に「分かる」と言うこともできる、ということに過ぎません。 そうです。これは snoriooさんが英語を意識しているからであって、英語を抜きにして考えればどちらも普通の言い方です。