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立てボイラーは水面が狭いので、 水分の多い
ボイラーの勉強を始めたばかりですが、「立てボイラーは構造上、水面が狭いので、 水分の多い蒸気になりやすい」 という意味が理解できません。 (1)自分的には、立てボイラーは煙室の周りにドーナツ型に水面があり、水面は広いのでは? と思います。 (2)水面が狭いとしても水蒸気の発生量が少ないので、煙室で乾きやすく、水分は少なく なると思うのですが・・・。 (3)立てボイラーの横管式も立管式も水面が狭いので、 水分の多い蒸気になりやすいのでしょうか? 勉強不足で、何かを勘違いしていると思うので、ご教授をお願いします。
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私なりの解釈を説明します。 立てボイラーは、円筒の胴を縦にしたものですから、同じ丸ボイラーでも円筒を横にした煙管型や炉筒型、炉筒煙管型に比べて、水面の面積はかなり狭くなります。また、(1)鏡板が円形で上部に向かって径が小さくなること、(2)煙管が貫いているため蒸気部の容積が小さくなること、(3)煙突管が頂上部に位置するため主蒸気管を水面に近い位置に取り付けなくてはならないこと、(4)蒸気部が狭いため主蒸気管手前に沸水防止管をとりつけられないことなどから、結果的に水分の多い蒸気になります。 またこの後勉強で出てくると思いますが、安全低水面の位置は、立て煙管ボイラーは煙管の長さの1/3以上、立て横管ボイラーは火室の75mm上部と定められていますので、火室の大きさによっては、立て横管ボイラーも水面が高くなる可能性があります。 (2)は、おそらく過熱器(スーパーヒーター)のようなイメージでしょうか?発生した蒸気を気水分離して、煙突管内の燃焼ガスに通せば乾いた蒸気が得られると思います。
お礼
回答ありがとうございます。教えていただいた内容を参考書で探し、水面が狭い理由が理解できました。 試験問題によくでる「立てボイラーは水面が狭いので、水分の多い蒸気になりやす」というのは、水面が 狭いのが直接的な理由ではなく、沸水防止管がないなどボイラーの構造上のことが原因と考えた方が良 さそうですね。 参考書の構造、取扱を読み進め、どれがどのボイラーの事を書いてあるかをまとめて、理解を深めたいと、思います。 ありがとうございました。