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車が天井を走る可能性はあるのか?
- F1マシンのようにダウンフォースで車体を地面に押し付けて走る場合、理論上は天井を走っていくことも可能
- 重さと合わせて下向きに2500キロの力がかかっている場合でもダウンフォースによって天井に押さえつけられ、車からは500キロの力がかかる
- ダウンフォースの発生量を減らしていくと、いつまでなら天井に張り付いていられるかはわからないが、発生量が少なくなるとパワーウエイトレシオは小さくなる可能性がある
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ANo.1の方の回答のとおりです。 パワー/ウエイト レシオは加速などの目安ですから重力ではなく 質量が問題です。質量はダウンフォースで変わるものではありません。 タイヤの駆動力やブレーキ力はタイヤと地面との摩擦にかかっています。 タイヤと地面の間に働く力に摩擦係数を掛けると駆動力やブレーキ力が 求まります。 特殊な状況を除き、摩擦係数は1以下です。 つまり、駆動力は車の重さ以上には発生しないことになります。 100000馬力のエンジンを積んでいても自重1000kgの車には1000kgを 越える駆動力は発生しません。 一方、加速度は駆動力を質量で割ったモノです。 その駆動力が自重以下だということは、加速度の上限は1ということになります。 これを打開したのがダウンフォースです。 タイヤと地面の間に働く力を自重以上にできれば、駆動力も自重以上に なるので、加速も減速も自重の縛りを越えられる、というわけです。 タイヤと地面の間に働く力は自重を重くすれば大きくなりますが、それでは 加速度は変わりません。自重(質量)で割るわけですから。 そのために重力(質量)に頼らない下向きの力が必要となり、羽が登場するのです。 (重力と質量を厳密に使い分けていない説明になっていますが、 結果に違いはありません。気になるなら重力加速度を加味して 読み直してください) 実際、スピンをして車の進行方向と車の前後が逆になる瞬間は ダウンフォースが揚力に変わり、車が浮き上がる現象があります。 少し浮くくらいではなく、完全に空中に飛び上がってしまい、 観客席に飛び込む事故も実際にありました。
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- 中村 拓男(@tknakamuri)
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>パワーウエイトレシオが小さくなるということになりますか パワーウェイトレシオは 質量/馬力です。重量/馬力 ではありません。質量はダウンフォースとは無関係に 1000Kg です。 また、ダウンフォースが 1000kg を下回ると当然車は 落下すると思います。おそらくその前にタイヤの静止摩擦が 小さくなってダウンフォースの抗力を下回り、車が空転 しだすと思います。
お礼
遅くなってしまいすみません。 どうもありがとうございます。ダウンフォースの力と質量を混同してしまっていたので、すっきりしました。
お礼
どうもありがとうございます。遅くなってすみません。 ではダウンフォースと質量は直接関係ないわけですね。説明を読んで、ダウンフォースの果たす役割の重要さを改めて感じました。