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骨髄移植後の血液型不適合反応は起きますか

O型の人にA型の骨髄移植をして血液型がA型に変った場合、もともとO型の血清中にあった抗A抗体と新たにできたA型の抗原が反応して溶血反応がおきることはないのでしょうか。

みんなの回答

  • tarohkaja
  • ベストアンサー率29% (66/221)
回答No.1

当然の心配です。 結論は、大丈夫です、ということになります。 赤血球のABO式血液型の問題だけでなく、白血球のHLA型においても、DNAは別なのですから、移植に必要である以外のHLAは完全一致しているわけでなく、200あるHLA座のうちの四座一対だけ(8座一致)が一致しているのですから、患者の元々の造血幹細胞による血液と、輸注を受けた造血幹細胞による血液の 「キメラ状態」 といいますが、混合している状態になります。 GVHD(移植片対宿主病)=移植を受けた組織バーサス患者本人の、拒絶反応の状態になりますが、GVL効果と言って、この症状が良い方に作用して残存白血病細胞を攻撃してくれます。 それで完治します。 (他人からの骨髄移植でなく、自家移植の場合は、GVL効果が働かないので再発率が高い、ということがあります) GVHDを乗り越えなくてはならないので、患者にはつらい治療ですが、おっしゃるような赤血球の型の違いは心配ありません。 多少の沈澱は起こりますが、臨床的に心配いりません。

yuhiyuhi28
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

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