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法律の勉強における知識と知識の運用方法の重要性
- 法学部の1年生ですが、まだ本格的な法律の勉強をしていません。司法試験の勉強に関して知識の蓄積と運用方法の理解以外に特別な勉強が必要か疑問に思います。
- 論述の際には「採点者の意図」に沿った論理的な記述が求められます。知識と運用方法の理解があれば論理的な文になることは少ないと考えています。
- ただし、採点者の意図をくみ取れなかったとしても論理的な記述ができていれば大きな差がつかないとも言われます。しかし、合格率の差や試験での成績差は存在するため、何が差を生むのか疑問に思っています。
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論理的には,たしかに法律に関する「知識」と「知識の運用方法」を完璧に理解できていれば,どんな問題が出てもそれなりの論理的記述をすることが可能であり,出題者の意図を察するなど司法試験に特化した受験テクニックなど身に付けなくても,司法試験に合格することは十分可能ということになります。 ただし,あなたの論理に照らして説明すると,司法試験の受験段階で,法律に関する「知識の暗記」と「知識の運用方法の理解」が完璧に出来ている受験生はまずいません。 司法試験の論文式試験では六法を参照できるので,あまり細かい条文の暗記までする必要はないのですが,実際にはその六法に書いてあることすら間違えている答案が少なからず提出され,採点者を失望させているというのが実態です。 ですから,司法試験に合格するかしないかの差は,法律家として必要な「知識」と「知識の運用方法の理解」がどの程度できているかによって生じていると言えます。「知識」の暗記と「知識の運用方法の理解」などは司法試験を受けようとする人にとっては当然のものであり、誰もが体得なさっているはず・・・などというのは全くの誤解です。 現在の司法試験合格率はせいぜい20%台ですから,完璧とは言えなくても受験生の大半は体得しているレベルの知識を使いこなせれば合格は可能であり,後は知識が足りないか,知識はあってもそれを使いこなす力のない人が勝手に落ちていくに過ぎません。大学受験と似たようなものですね。 なお,現在の司法試験は順位も本人に通知されるため,試験に合格するだけでは駄目で合格時の順位も重要になっています。今は不況のため公務員である裁判官の人気は非常に高く,司法試験の順位と司法修習での成績が相当良くなければ,裁判官への任官は難しいと思われます。また,任官にあたっては年齢も重要視されるようなので,なるべく早期の合格を目指した方がいいでしょうね。
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- advanced7
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東大の人は、六法全書は、解るが、過去の判歴が難しいそうです。 私には、六法全書を暗記する脳みそが欲しい。過去の判決例を暗記する脳が欲しい。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
詳しく解説していただいて助かりました。ありがとうございます。コツコツ努力していこうと思います。