ウェイトはわかっていません。
というよりウェイトを算出するためには、性格の決定因子を数値化する必要がありますが、その方法が確立していません。
以下私見。
性格が確立する素地として、遺伝要因はかなり重要だと思います。親子で性格が似ていることはままあります。例えば、親子で子供時代に似たエピソードを経験しているなんていうのは、単に、似た環境にいる以上の、内因的な類似を示唆するでしょう。
しかし、遺伝要因はあくまで、素地、素質の問題でしょう。
性格を確立する決定的な因子は、環境要因だと思います。肉親や他人、国家といった環境要因が性格を確立するものとみてよいでしょう。一緒に育った一卵性双生児(仮にA、Bとする)は、遺伝的にはまったく同じ背景を持っていますが、往々にして性格には差異があります。これは、Aの世界には同胞Bが存在し、Bの世界には同胞Aが存在するという、大きな環境の差異があるからといっていいでしょう。もちろん、成長の過程で二人が出逢うエピソードも部分的に異なってくるわけで、その積み重ねが、双生児の性格を乖離させていくものと考えてよいと思います。
付記になりますが、#2において、「兄弟は似ている」という記述がありますが、兄弟は、たかだか半分しか似ておらず、しかも、理論的にはまったく似ていない可能性もあります。対して、両親とは、最低半分は同じ遺伝子を共有しています。
お礼
ありがとうございました。 コシヒカリの例はたいへん参考になりました。